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アコースティックライブの舞台裏

音楽活動においてリアルなつながりを大切にしていく2025年、そんな幕開けとなるライブを先日行った。


1年ぶりのライブ‼︎

オレの行きつけの喫茶店が家の近所にあるのだが、そこで定期的にアコースティックライブを行っており、先日そのライブに参加した。その様子を以下の動画のプレイリストにまとめたので、見ていただけたら幸いである。

結論から言うと、バカ緊張した。人前で演奏するのも去年の名張ライブ以来1年ぶりなので、無理もないだろう。(その時の記事がこちら。)

セトリ内容

さて今回やった曲は以下の通り。

1.チェリー/スピッツ
2.のらりくらり/Hump Back
3.優しいあの子/スピッツ
4.イナンクル/ヒビロック
5.Beyound the Journey/ヒビロック

まずカヴァー曲はどれもキーが高すぎるのでいずれもキーを下げて歌っている。喫茶店に通っていた時から、自分といえばスピッツの印象を持たれていたので、その期待に応えようとスピッツ多めにした。

その上、あの喫茶店では年齢層が比較的高めである。オレの2回り上がデフォという認識でいい。なので、1曲目は老若男女問わず知っているような有名なナンバーでジャブ打っておこうと考えた。その結果がチェリーである。原曲のキーがCなのだが、1音半下げてAにしてみると結構いい感じであった。

2曲目はシンプルに最近ハマってる曲で、涙のゆくえというシングルの3曲目に収録されている。こういうどこか現実に疲れた感じの雰囲気が好きなんだよな。

女性キーではあるものの、それでも歌いたい!!ってことで、めっちゃKeyを変えて歌った。それほど大好きだし共感しまくった曲である。

優しいあの子はこの前レコーディングしてYoutubeにも上げたくらいなので、もはや外せない。

イナンクルも、もはやオレを語る上では外せないくらいの立ち位置まできた。本来であればここで終わるはずなのだが、時間に余裕があったので、急遽ラストにBeyond the Journeyを持ってきた。

昔と今を比べて...

さて色々やってきてもう緊張しすぎてあんまり記憶はないんだけど…、とはいえ ”ここやらかした!!” っていう重大なミスはなかったように思える。

今から10年前、オレが4回生ごろにも実はアコースティックをやっていたこともあったんだけど、あの頃を考えてみるとだいぶ聞ける演奏にはなってきたと思う。

そもそも当時はGLAYとかAcid Black Cherryとか明らかにオレの出せる声域と合ってない曲ばかりチョイスしてたし、ギターと歌のバランスやリズム感すらもまともに考えてなかったしな。

それに対し今回は自分の出せる声域を把握し、キーを下げてどのように歌って演奏するかなどを事細かに分析して臨んだので、もはやこの時点ですんごい成長なのではと思う。

あとは、Drの音をしっかり聞けているようにも思える。誰かと合わせると、やはり自分のやっていることに夢中になりすぎてドラムとずれてしまうことがありがち。

だけど昔に比べれば音をよく聞き必死に合わせようとしていて、緩急もつけていたくらいなので、そういう意味でアンサンブル内でも音をよく聞く癖は出始めていると考えられる。

ギターを持って歌うということで、絶対に下を向くことはあってはならないという考えはずっと持ってたので、なるべく歌ってる最中とか舞台に立ってる時はずっとお客さんの顔を認識することを心掛けた。これは今回に限らずずっと大切になってくるだろう。

ちなみに2曲目の1サビらへんで思いっきりピック落とした。この時ばかりはマジで焦ったが、あの時後ろのVOXアンプの上に予備のピック置いといて本当によかった。これも昔だったら確実にトラブル起こったままてんやわんやしてたはず。それを考慮したらあの立て直しは我ながらすごいと思う。ここは今回のハイライトだった。

次に活かすべき点

さてここからは反省点、辛辣に見ていこう笑

まずアルペジオ、意外と聞こえない…。いや、アルペジオだけでなくブリッジミュートなどエレキ特有の奏法をアコギに取り入れないほうがいいと分かった。マジで聞こえないので…。

やはり生音の楽器であるからこそエレキと全然違うと痛感させられた。いやまぁ考えてみたら当然っちゃあ当然なんだけど。

なので、今後はピックでジャカジャカ弾いてくスタイルと指でゆったりアルペジオ中心で弾いてくスタイルをはっきり分けた方がいいのかもしれない。あまりにも音量差がありすぎる。

Drの人の思うビート感と自分の思うビート感の一致

今回はDrの方と即興でジャムセッション的な演奏形式で行った。オレがやった曲としては、チェリー以外割とマニアックな曲やオリジナル曲が多く当然Drさんはその曲を知らない。なのでそこを考慮したフォローをもっと入れればなぁと思った。

具体的に言えば、自分のリズム感をDrに合わせていくイメージで弾けばなお良かったということ。つまり、即興セッションなので、自分が思っているリズム感とはまた別のビートをDrの方は叩いてくることがあるはず。ここで自分が機転を効かせてそのビートに合わせていければと思った。

今やってる曲に対して、Drさんが思っているビート感と自分が思っているビート感が一致していれば、もっと演奏に一体感が生まれるかもしれない。

こんなところだろうか。総じて悪目立ちしている箇所は見受けられなかった。ただ、細かい歌詞間違いやコード飛びも多かった。これに関しては緊張で飛んだので、もう場数しかないだろう。あるいは、譜面や歌詞などある程度カンニングできるものは用意しておいた方が今後のためかもしれない。

ライブ本番と練習のギャップ

ライブ全体で思ったことは、やっぱり練習でできたことが100だとして本番は80程度の実力が出れば上出来だと実感した。

何もライブが失敗したわけではない。後から映像見返したら十分すぎるくらいの出来だった。ただ、練習で完璧だろうと思った事でも、思わぬ緊張でうまくいかない箇所も多かった。

そんなわけで2025年はこのように積極的に人前で演奏する機会を設けたいと思っている。

ヒビロック