CARP DIARY 2019 5月11日 DeNA8回戦~マツダスタジアム
勝 ジョンソン 2勝3敗
敗 上茶谷 3敗
📝 打線は1回、松山のタイムリーで先制。続く2回も西川のタイムリーで加点し、リードを広げた。ジョンソンは球数を要したものの、6回無失点で一岡にリレー。7回には打線が菊池涼のタイムリー2塁打などで2点を追加して4-0 とし、その後フランスア、中崎と繋いだ投手陣は、結局DeNA打線に得点を与えず。今季6度目の零封勝ちで5割復帰を果たした
🌟 ジョンソンが6回無失点で今季2勝目。113球と球数を要してリリーフを仰いだものの、中盤まで試合が僅差で展開しただけに、勝利を大きく手繰り寄せる見事な働きとなった。開幕してしばらくは、「記憶にない」というほどの長い不調。しかしここへ来て13イニング連続無失点とトンネルは抜けつつあり、本人は復調の要因をこう説明する
「球の出どころが見にくいフォームができていなかったが、ビデオを見ていいバランスで投げられるようになってきた」(中国新聞)
今後の巻き返しに不可欠な先発の柱。左腕の勝ち星が増えるにつれ、チームの成績も上がってくるはずだ。次は7回、8回とより長いイニングを預かれるような快投を期待したい
👍 打順の組み換えが功を奏した。1番には昨年8月19日以来の西川。5番には4月30日以来の松山を起用し、それぞれが序盤にタイムリーを放って首脳陣を喜ばせた。組み換えの意図について、スポニチアネックスは東出コーチのコメントを紹介
「(打順は)松山を先発させることからの逆算。西川は、ある程度、何番でもこなせるから」(スポニチアネックス)
松山スタメンが前提だったようで、不調、頭部死球と試練続きの5番打者が、復調モードに入っていることも伺わせる。その松山は1回に先制タイムリー。しかしライト前にポトリと落ちる形だったため、本人は謙遜していた様子
「しっかりと振り切った打球だから(ライト・ソトの)1歩目が遅れたと思う。ラッキーとしかいえない」(中国新聞)
それでも復調には手応えを感じているようで
「今まですごく迷惑を掛けてきた。状態は上がってきているので、これからチームの力になれるようにやっていきたい」(中国新聞)
ラッキーな面があったとはいえ、これが今季マツダスタジアムでの初タイムリー。明日以降、この勢いを本物に変えていきたいところだ
一方で西川は攻守で勝利に貢献。センターでのスタメンは公式戦では初めてだったにもかかわらず、まずは守備で魅せた。1点リードの2回、2死1塁から左中間へ飛んだ大和の打球をジャンピングキャッチ。失点を防ぐビッグプレーになった。その裏の攻撃では、1死1・2塁からタイムリー。貴重な追加点をチームにもたらした。
「レフト松山/センター西川」は守備面でのリスクが伴うものの、ひとまずは成功裏に終わった。長いシーズンを戦う上で、1つのオプションが機能したことは、ファンとしても喜びたい
📣 野間が11試合ぶりにスタメンから外れた。それでも7回の守備から途中出場し、その裏の打席でライトへの3塁打。チームのダメ押し点につながる、貴重なチャンスメイクとなった。一方でベンチスタートには悔しさをにじませる
「自分が招いたこと。打席でいいものを出していかないといけない」(中国新聞)
代わってセンターでスタメンの西川が活躍し、焦りもあるはず。ただ守備の安定度を考えれば首脳陣のファースト・チョイスであることに変わりはなく、それだけに打撃面での成長が待ち遠しいところ。「ライバル」の出現を、自身の飛躍につなげてほしい