CARP DIARY 2019 5月14日 ヤクルト7回戦~マツダスタジアム
勝 レグナルト 2勝
敗 原 2勝3敗
本 バティスタ8号(2・原)
📝 序盤はシーソーゲームの様相。1回に鈴木の犠牲フライ、3回にバティスタの逆転2ランで加点するも、野村がピリッとせず4回に再びリードを許してしまう。しかし5回、村上のエラーにつけ込み會澤の押し出し、安部の2点タイムリーなどで4点を奪って逆転に成功。その後も7、8回と1点ずつを挙げてダメを押した。リリーフ陣は5人が無失点でつなぐ働き。チームはこれで3連勝となった
☁ 野村が 3.2 回4失点でノックアウト。1、2回こそ無失点で切り抜けたが、3回に2本のタイムリーを浴び2失点。続く4回も1点を失った後に四球とヒットで満塁のピンチを招き、レグナルトにマウンドを譲った。佐々岡コーチが以下のように分析した
「打たれているのは外角高めの変化球。ちょっと(球の力が)弱いかなという感じはある。切れと制球で勝負する投手が甘いところにいくとこうなってしまう」(中国新聞)
7勝に終わった昨年の反省を踏まえ、期する思いで臨んだ今季は好調が伝えられ、4月は2勝・防御率 2.25 と活躍。しかし5月に入ってからの3試合は、いずれも5回までに降板し勝ち星なしと苦しんでいる。打撃陣が軒並み不調で負けが込んだ時期に、ギリギリのところでチームを支えた1人。援護点の少ない中でも、持ち前の制球力で流れを引き寄せたあの粘り腰を、早期に取り戻して欲しいところだ
🎉 打線の力で勝利もぎ取った。今季初となる、先発野手全員安打。毎回安打で三者凡退は1度もなく、13安打9得点と見事に打ち勝ってみせた。4月はとにかく打線が「線」にならず、淡白な攻撃で無抵抗のまま敗れる展開が目立っていた。実際、先発が5回を投げ切れない展開での勝利は、今シーズンでは今日が初めて。とにかく「投高打低」が目立つ中で、打線の覚醒を思わせるこの勝利は、大きな意味を持ちそうだ。會澤が、投打がカバーしあう重要性を端的に語った
「先発投手をカバーするのは助け合いなので。祐輔も必死に投げていたのを野手はくみ取らないといけない」(中国新聞)
最大借金8からの巻き返しは、投手陣の力によるところが大きかった。それがここへ来て打線が復調。投打が補完しあう理想的なチーム像が具現化しつつある今、さらなる浮上へ向けての展望は明るいといえそうだ
🌟野間が2試合連続の3安打猛打賞。さらには4度の出塁で全て生還した。4得点は自己最多。11日のDeNA 戦でスタメン落ちした悔しさをバネに、活躍が続いている。若きリードオフマンの矜持を、full-count が伝えている。
「他に出てもおかしくない選手がたくさんいる中で使ってもらっている。相手はもちろん、チーム内でも隙を見せないようにしたい」(full-count)
激化するチーム内競争に触れ、勝って兜の緒を締めるが如く、自らを戒めた。それでもチーム1の駿足と、食らいつくような打撃は大きな魅力。西川らライバルとの切磋琢磨を通して、チーム浮上の原動力として活躍を期待したい
○侍ジャパンの稲葉監督が視察。鈴木に関して、4番も視野に入れているとした上で、以下のように高く評価した
「先制点がほしいところで外野フライを打った。遊撃への当たりで2塁に行き、足も動いていた。三拍子揃った素晴らしい選手」(中国新聞)
また會澤にも注目し、「非常に勝負強い。リードも安定している」(中国新聞)と、高評価を与えた