きっかけとなった風景

こんにちは、木暮 雅治(こぐれ まさはる)です。

前回は「ダウン症」の息子の誕生が、ワタクシの人生を540度変えたとうお話でした。今回も似たような話です。

実際、「ダウン症」の子供を育てるってどうなるんだろう、と父親としても当然ながら思ったわけで、まずはネットで検索ですね今の時代は。

でもネットの情報って本当に判断が難しいですね。結局、調べれば調べるほど何が正しいのか分らなくなってしまったりもします。そうなると、やはり本です。売られている本なら間違えない!って思い探してみました。

でも、意外とダウン症の子育ての本、ダウン症に関する本自体が少ないし、だいぶ古かったりしました。でも、まずはお勉強しないといけませんので、一通り気になる本を購入して読んでみました。

一昔だとダウン症の寿命は50歳だ、なんて記載も読みショックを受けたりもしましたが、今は医学の進歩などもあり、もっと長生きできるだろうと思っています。

そして、どんな本を読んでも共通していることは、ダウン症の人達はみんな心が素直、優しい性格で人なつっこく愛される、そして、成長が人よりもゆっくりだということです。

実際、その通りですね。うちの息子も産まれてからずっと「癒し系キャラ」です。

療育園に0歳の頃から発達支援センターに通っていたので、ワタクシもしばしばセンターの行事などに顔出してましたが、他のダウン症の子供達もみんな素直な癒しキャラでした。

ダウン症特有の顔立ちっていうのはありますが、それが逆に可愛いですね。本当にみんな可愛くなつっこい子供達でした。

産まれて暫くは様々な合併症で入退院の繰り返しをしてました。その話はまた別の機会に書きたいと思いますが、今回のタイトルのお話をそろそろしないといけませんねw


ある時、ワタクシが街を歩いていると、50歳くらいのダウン症の息子さんを大変そうに一緒に散歩している老婆の姿を見かけました。その時に、私はその姿を将来の自分に重ねました。

そこで思ったのは、自分が死んだ後に息子を誰が育てていくのかということです。兄妹がいれば兄弟が面倒を見てくれるかもしれないが、それにしても知的障害の弟を抱えながら、普通の生活は送れるのだろうかと思いました。
そこで、私にできることは、今から経済的に困らないように親としてお金を残してあげることだと思いまた。


この考え方が良いか悪いかは分りません、当時は老婆の姿を見た瞬間に20年、30年後にワタクシも妻も子供達全員が幸せであり続けないといけない!その後自分が死んでも全員幸せであり続けて欲しい!!という思いがこみ上げてきました。

そして、今もその考えは変わらず、そのために頑張って働いている気がします。いや、間違えなくそうですねw

最近、読んだ書籍では、ダウン症の子供にお金を残すのは良くない、という内容もありました。相続で兄妹がもめる、お金目当てに寄ってくる悪い人達がいる、ダウン症は障害年金で最低限の生活は維持できる、というような内容です。

たしかにそれも一理あると思いますが、ワタクシは子供達のためにお金を残したい派です。

あと、ワタクシが気にしている事は、ダウン症の兄がいることで、将来、妹に負担をかけたくないという思いがあります。

負担というのが何か・・・特に私達親が死んだ後が心配です。妹には妹の生活、日常がすでに出来上がっているはずで、私達親が死ぬまではダウン症のお兄ちゃんのお世話は私達がしてあげようと思っています。

でも、私達が死んでしまったら、全て身内の妹が対応しないとなりません

もちろん、喜んで世話をしてあげて欲しいと思っています。

でも、現実的には様々な事に対応していかないといけないはずです。そして、経済的な問題も出てくると思います。

自分の時間をお兄ちゃんのために使うにしても、時は金なりと言うとおり何をするにしてもお金は必要だと思っています。

妹が将来自分で稼ぐお給料でお兄ちゃんの面倒をみるとなると、もしかするとそれが負担になって、快く面倒を見れなくなってしまうこともあるかもしれません。そんなことにはなって欲しくないというのが親としての正直な気持ちですよね。

更にワタクシ自身が介護を受けるような事になったら、妹にはもっと負担がかかってしまうかもしれないことも考えておかないといけませんしね。。

なので、ワタクシは自分の定年後の生活資金だけでなく、プラスαの資金・資産をつくらなければと思ったわけです!!

そして、それを実現するためにそれまでの脳天気なお金の使い方や自分中心の生活を変えることにしたのですw


はい、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。


気ままに思った事をこれからも書きますので、宜しくお願いします!


木暮 雅治

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?