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写真で振り返る2024シリーズ「仲間で造ることの価値」

写真で2024を振り返るシリーズ。

こちらは「iitoco!!アドベントカレンダー2024」に寄稿している記事です。
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さて、初日「知的体力の劣化」という記事を書いたのですが、今年1年全然書いていなかったので、本当に自分が劣化しているのを体感します。ちょっと書くだけで疲れる。キーボードで文字打つのもなんか劣化してる気がする・・・。

ということで、無理は禁物。2024とった写真、グーグルフォトに保存されてる写真から、1場面だけ切り取って、その時の事を2,000文字くらいで言葉にしていこうと思います。という訳で、第何弾までやるかわからないけど写真で2024を振り返るシリーズいってみます。

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2024年3月31日(日)
この日は毎年恒例うちやまコミュニティ農園の味噌づくり。
そういえば去年は大豆が不作だったけど、2年前の豆がまだ残っていたのでそれを使っての味噌づくりでした。(今年は大豆しっかりできた、よかった)

味噌づくりイベントは数あるイベントの中でも1.2を争う人が集まるイベント。この日は40人近く集まったと思います。メンバー数は子供合わせると60人くらいだから、7割近くの出席率。イベントによっては1割くらいの出席率の時もあるから、超人気のイベントです。

会場は毎年お世話になっている、コミュニティ農園メンバーでもあるマルカフェさんを使わせていただいています。前日から大豆を洗って浸水して、早朝からぐつぐつ煮込みます。結局何キロ仕込んだんだろう。浸水している様子はこんな感じ。浸水するだけでも、なかなか骨が折れる作業です。

かまど4つ用意して、薪はこれまたコミュニティ農園メンバーの小田さんがやってるリバースウッドの薪を使わせてもらって早朝から炊き込みます。左手前の大き目のは、うちの本家に眠っていたもの。釜はあってもかまどがちゃんとあるのは珍しい?これあって助かりました。きっとうちの父親が小さい頃は、これで味噌造ったりしてたんだろうな。

さて、大豆が炊き上がるまで、麹と塩を計量し大人も子供も一緒にて混ぜ混ぜ。そして炊きあがった大豆と塩・麹を更に混ぜ混ぜ。
今年は、ここ数年作り方を指導してくれているメンバーの山口さんの提案で、大きなビニール袋に入れた豆を踏み踏みしてつぶして、それをきれいなブルーシートの上で一気に全部混ぜる方法を取りました。去年はいくつも桶やボールを使ってやったけど、人数多くて量も多いから、この方が効率的だし、子供は楽しいかもしれないですね。あ、大人もね。

photo by 林光
photo by 林光
photo by 林光

ちなみに、本noteの写真はメンバーの林光さんの写真を7割ほど使わせていただいています。林さんはプロのフォトグラファー。コミュニティ農園のイベントで写真を撮って、メンバーにおすそ分けしてくれるのでとても助かります(ほんとはお高いはずなのに笑)
林さんの写真のおかげでコミュニティ農園の発信のクオリティが爆上がりします。

写真を撮る林さん byエハラ クオリティが・・・

さて、混ぜ混ぜが終わったら、次は味噌玉づくり。こちらも大人も子供もごちゃまぜで。むしろ大人が童心に帰れるこの時間は大人たちにとって良い事ですよね。

photo by 林光
photo by 林光
photo by 林光

味噌玉ができたら、計量して、それぞれ持ってきた容器に詰め込んで後は自宅で完成を待ちます。

photo by 林光

単に味噌をつくる、というより、こうやって仲間と集まって一緒の作業をすることに価値があると思う。同じ釜の飯を食べると仲良くなるとよく言うけど、こういう作業を一緒にするのも仲良くなれる。味噌づくりの前にやる大豆の選定なんかも、雑談しながらやるけど意外と深い話ができたりもするんですよね。先日12月1日農業複業化プロジェクトで主催した「食べることは生きること」の映画を見て間もないから、意識的にそう思っているところもあるけど、ここでみんなで造った経験は、人生のどこかで生きてくると思います。

さて、ふと思うことがあります。

コミュニティ農園をあけて早6年。
開園当初ちっちゃかった子たちも、今では小学生になって、ちょっと大人な顔つきになってきています。あと数年したら、部活とか友達とか勉強とか、それぞれがそれぞれ没頭することをみつけて、きっと農園へ来る機会は減ってしまうと思います。僕がもし中学生くらいだったら、他にやる事あるから行かないと思うし。(こういうコミュニティに所属していたことが無いから、実体験としては語れないけど)

そうなったとき、この農園てどうなってるんだろう。

新たな小さな子たちが遊び場にしている可能性もあるし、子供から手の離れかけた大人たちの遊び場になっている可能性もある。もしかしたら、誰も来なくて存続の危機に陥っているかもしれないけど、この子たちが大人になった時、ふと、コミュニティ農園行きたいなと思ってくれることもあるだろうから、この場はできる限り続けていきたいと思う。


photo by 林光

最後に良い写真だったから、この写真を張り付けておきます。親子関係なく、いろんな大人と子供が交われるのも、このコミュニティのいいところですよね。大人になるにつれて、つらいこと、うまくいかないこともたくさん出てくると思うけど、そんなときは、コミュニティ農園にくれば、きっと何かヒントをもらえる、そんな大人がたくさんいます。というか、ホントいろんな特技持った大人が集まってるから、小さな経済圏つくれると思うし、もう、これはもはやコワーキングだな(何かとコワーキングにつなげる悪い癖、でも実際コワーキングだから仕方ない)

photo by 林光

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