目標型と展開型~展開型へ送るゴール設定をしない自己実現~
一個前の投稿を見てくれた方からこんなコメントと動画をいただきました。
「まさふみさん、もしかしたら展開型かもしれません!」
この動画を見て、自己実現の分類で「目標型」と「展開型」があることを知りました。
目標型:
遠い未来に向かって計画を立て、目標を達成していく。目指したい目標を明確にしその道のりを逆算・細分化して、その計画を着実に実行していくタイプ。
展開型:
未来を予め決めずに、幸せや楽しさなど 「価値観」を大切にしながら実現をしていく。「楽しそうだからやってみよう!」そんなふうに人生の流れに身を任せるタイプ。
さらに僕なりに、展開型について言及すると、
「やりたいことはポンポン出てくるし巡り合わせもある。けど、そのわりに計画を立てるのが苦手で目標達成まで至った経験が少ない。」
これが僕にとっての展開型のイメージです。こんなにも自分のことを表現できた分類は他にないと感じました。
イラストにするとこんな感じかと思います。
目標達成ができないのは学生でも社会人でも致命的です。ですが、このような展開型の人でも幸せな生き方をしてほしいと思い、今回記事を執筆しました。結論から話すと、ゴール設定をしない自己実現の方法です。ぜひ続きもご覧下さい。
展開型の人が何を大切にするか
今からお話するのは「ゴール設定をしない自己実現」の方法です。その中核となるは、行動することです。目標も立てなくていいし、計画も立てなくていいので、自分の心が動く方向に動くことが大事です。それが展開型にとって自己実現するための最良のプラクティスです。その行動をサポートする手段を以下5つにまとめました。
思いついたアイディア・感情を記録する
展開型は、他の人と比べアイディアを思いついたり、やりたいことが増えたり、人との出会いでインスピレーションを受けることが多いです。それらを忘れないように、必ずメモしておきましょう。そのアイディアが行動の源泉になります。
積み上げたモノを記録・可視化する
展開型は、目標を立てたり計画することが苦手ですが、やりたいことに対する熱量や行動量は大きいです。ぜひ、その行動の記録を取って下さい。やりたい事ごとにまとめるのがベストですが、それが手間に感じることも多いので、まずは箇条書きでひたすら記録して下さい。
積み上げたモノは可視化するといいでしょう。一目で自分の頑張り具合が表現できるモノがいいです。例えば、積み上げてきた項目数、工数を時間軸で表現すると頑張りの波が表現できたり、ワードクラウドで表現することで、自分の思考のクセを分析できるかと思います。また、このあとの章で述べますが、積み上げてきたモノを樹木の枝分かれで表現するのも良いと思います。
周りを頼る
自分一人で行動するのもいいですが、自分の考えに共感してくれる人を誘い、頼ることができれば、より自己実現に近づきます。人と一緒に何かをすることは、自分の考えを共有できる楽しさがあります。また、その人に頼ることで、自分が不安定なときには助けてもらったり、一方が休んでもう一方は進み続けることもできます。
意識的に休む
感情のままに動く展開型ですが、動きっぱなしではいつかバテます。100mを全力疾走で走ったら息上がりますよね?実際そのまま燃え尽きてしまう人も少なくありません。
ですので、意識的にこまめに休息をとってください。100m走るなら20mおきに止まって息を整えて下さい。こうすることで持続的な行動が可能となります。
過程を評価してもらう環境を整える
展開型は、どれだけ行動したか・積み上げたかで評価されるべきです。しかし、今の世の中は、目標達成したかどうかの「結果」で評価される傾向にあり、どれだけ頑張ったかやその過程は評価されにくいです。
しかし、過程なくして結果はありえません。必ずスタートとゴールの間にはプロセスがあります。展開型にとっては、過程とその中で積み上げてきたモノを評価してもらう文化の醸成が必要です。そのためのアプリを構想したので次の章で説明します。
自分が創りたいモノ
以上を踏まえて、展開型のために作りたいアプリがあります。積み上げたモノを記録、可視化するアプリです。従来のアプリですと、目標を最初に設定するものや、リストで管理するモノが多いですが、私が目指すのはより展開型に特化したアプリです。具体的には以下の3つの機能を実装します。
・目標は明記しない(アイディアはメモ)
目標を明記してしまうと、気分が乗り気でない、別にしたいことがある場合に、明記した目標に縛られて息苦しくなってしまいます。ですので、目標は書かずに、自由に積み上げる方式を選びました。
ただし、展開型にとってアイディアは財産ですので、アイディアは記録する機能を追加します。
・積み上げたモノは機械学習で分類してくれる
今日したこと、頑張ったことを文字で記録していくことを想定していますが、分類した方がいいと思います。この分類作業はAIに任せるのが良いかと思いました。展開型の人はやりたいことが100個ぐらいあるので、整理するのも大変ですし、クラスの数が決まっていれば教師なし学習で分類できるかと思います。ただしあとから修正できる機能は追加しようと思います。これによりユーザーはストレスなく記録に集中できます。
・樹木による表現で積み上げたモノを可視化する
最後に、ビジュアライズの部分です。樹木というビジュアルを、展開型の作業の積み上げの表現に最適だと思ったのは、樹木のたくさん枝分かれしておい茂っている様子が展開型の思考にそっくりだったからです。なおかつ枝分かれしている方が立派に見える樹木は展開型を肯定しているようでした。まさにやりたいことやアイディア、巡り合わせの多い展開型にぴったりです。
これが私が作りたいアプリですが、最終的にはこのアプリで積み上げた記録を評価してくれる人が必要です。たとえば、就活・転職活動の場でこのアプリを見せて自分の積み上げてきたものを評価してもらう。商談のとき自分のこれまでしてきたことをビジュアルつきで評価してもらえる。こんな使い方をしてもらい、展開型を評価してくれる文化が醸成してくれると嬉しいです。
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか。自己実現は「目標型」と「展開型」に分類できて、特に100%展開型という人に向けた自己実現の方法や評価のされ方について述べました。
ぜひ、自分のタイプを見極めて、自分に合った自己実現をしてください。