次のキャリアは大切な人のために
はじめに、、昨年の6月にUbie株式会社に入社して早8カ月が経ち、自身の役割に関する業務は概ね関わることができたので、このタイミングで振り返りたいと思う。ほぼゼロからの医療ドメインの知識、直近のSaaSとは違うパッケージの無い提案やデリバリー活動など、多くのインプットと並行して、少しでも早くオンボーディングしようと奮闘する日々。。あっという間に2023年の年末を迎え、2024年も年明けからプロジェクトの報告会が複数重なってバタバタしてたら、予定日より10日も早く第2子が産まれ、更にバタバタして、、育休なう!という感じ笑。本当は昨年末に1年の振り返りとしてnoteを書こうと思い、書き出したのに気づいたらもう年明けて2月になってしまった。。
振り返るとUbie 転職時は38歳。40歳という節目を目前にしたタイミングで改めて自分の人生を考え、これからの限りある仕事人生をどこで、誰と、何をすることにbetするべきかと考えUbieへの入社を決めた。他に選択肢もあって、当時はそろそろ落ち着いて大きい会社もいいかな、、、みたいなことも正直思った。でも改めてUbieというスタートアップに入社して、自分の選択に間違いはなかったと思う。これまでのキャリアを通して考えてみても、最も仕事に集中できて、気の合う仲間と同じミッションに向かって気持ちよく働けているかもしれない。そんなこというと「憂鬱でなければ仕事じゃない」と誰かに言われそうだが、本当にユビーでの仕事に対して憂鬱に感じることは無く、楽しく仕事させてもらっている。本当に幸せなことだ。もしかしたらこの先、責任も大きくなってプレッシャーに感じることはあるかもしれないけど、「死ぬこと以外かすり傷」精神で楽しんでいこうと思う笑。
またUbieへの入社を決めるまでに、お誘いをいただいたり、相談に乗っていただいた方々にもこの場を借りて改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、前置きが長くなりましたが、このnoteではUbieへの入社を決めた理由、Ubieはどんな会社で、私自身は何をしているのかをまとめられればと思います。最後にUbie採用サイトのリンクも貼っていますので、興味あればそちらもご覧ください。
自己紹介
東京都出身のの39歳(前厄)。趣味は音楽(RockやPunkなど激しめ中心)、格闘技(ボクシング、MMAなど)、アンパンマングッズ集め(子供が大好き)。
キャリアとしては、大学卒業後、起業(アパレル、雑貨などeコマース事業)→転職エージェント→SaaSスタートアップ2社→Ubie(今ここ)で、経験した業務は主にセールスとカスタマーサクセス及びその組織マネジメントといった感じです。キャリアから滲み出ているかもしれませんが、新しいことや誰もやっていないことに魅力を感じたり、あまり後先考えずとりあえず飛び込んでいくタイプかと思います。
Ubieとはどんな会社なのか?
『テクノロジーで人々を適切な医療に案内する』をミッションとしているヘルステックのスタートアップ企業です。日本は国民皆保険制度やフリーアクセスの採用を背景に、近隣の病院でいつでも診てもらうことができる恵まれた環境にありますが、実は症状認知~治療までの各工程(ペイシェントジャーニー)において課題があり、適切なタイミングで適切な治療を受けられず、最悪命を落としてしまうケースも少なくないのです。例えば癌であれば、治療において早期発見が重要ということは周知の事実だと思いますが、そもそも患者が病気であることに気づけず病院を受診しなかったり、症状をうまく伝えられない、医師においても適切な診断や治療方法の選択がされていない、という課題が存在しています。
Ubieとしてはこれらの課題に対し、Webやアプリケーションのプロダクトを開発・提供および製薬企業との協業によって、早期受診/診断、適切な治療方法の選択/切り替え、治療継続マネジメントの支援を行っています。
その中でもメインのプロダクトは、ToCプロダクトである『症状検索エンジン ユビー』(月間UU700万人以上)です。(Google Play2023年ベストアプリAI部門で大賞を受賞!)何か気になる症状がある時に、ユビーに症状を入力すると10~20問ぐらいAIによる質問が出てきて、それにポチポチ答えることで、可能性のある病気を知ることができます。無料でアプリもしくはWebで利用できますので、ぜひ一度試してみて欲しいですし、病気に悩んでいる身近な方がいたら教えてもらえると嬉しいです。
なぜUbieへの入社を決めたのか
大きく以下3つが入社の決め手になりました。それぞれ具体的に書いていきます。
1.ミッションへの共感
これまで働いてきた企業もそうでしたが、今回も一番のポイントはミッションに対しての共感でした。私はミッションと自身の原体験がリンクすると共感を覚えるのですが、今回もそのパターンでした。
ユビーのミッションは先述の通り、『テクノロジーで人々を適切な医療に案内する』です。最初聞いたときは医療に仕事として関わった経験もなかったこともあり、あまりイメージがつかず「ふーん、そうなんだ」ぐらいの所感でしたが、情報をインプットしていくにつれ、医療における課題の深刻さ、その課題を解決した際の数兆円規模という経済インパクトの大きさを知り興味を持ち始めました。そして何より適切な医療提供を通して健康寿命を伸ばすことは、自分を含め、家族、友人といった大切な人にも共通した重要なテーマだと思いました。実は私の祖父は亡くなるまでの10年ほどは認知症を患い、最後は家族のことも忘れてしまったり、父はうつ病を現在も患っていて、症状が重い時期は家族にも攻撃的な言動をしたりと、家族として苦しんだ経験があります。当時Ubieがあって、病院に早期受診して、適切な治療をしていたら病気の進行を遅らせたり、もしかしたら治ったかもしれない。そしてこの先も自分の大切な人が少しでも同じような状況にならない世界にしたいと思いました。これまでのキャリアを通して支援してきた企業の売上向上やコスト削減なども経済の活性化に貢献していて素晴らしい価値があると思います。でも健康でなきゃそもそも仕事もできないじゃないか。今の自分にとってUbieのミッションが一番価値があると思ったので入社を決めたのです。
2.組織カルチャーのフィット感
ミッションへの共感と同じぐらい、誰(どういう組織)と働くのかも重要なポイントでした。日々仕事する上で余計なストレスが極力なく、仕事に集中できる環境を選びたいと考えました。
まず仕事に対するスタンスとして、コト(ミッション達成)に向かって、議論、アクション出来る環境かどうかが大事なポイントでした。これまで数社経験する中で、自身の仕事のモチベーションやストレスを与える主な要因は、仕事以外の要素に時間を取られること(社内会議のための会議、社内政治や特定の人間に対する忖度など)だったので、そのような組織は避けたいと思っていました。とはいえ、数回の面接や面談だけでは見極めることが難しいので、信頼のできる元同僚からのお誘いであったこと、併せてその同僚含め、前職の同僚が数名いて、自分と近いタイプだと思ったので、カルチャーフィットするのではと考えました。また、オファー後の会食?飲み会?を社内でやったのですが、大学の友人の家で飲んでいる感じでとても居心地が良かったのが最後の決め手になった気がします笑
余談ですが、転職によって何を実現したいか、という観点で転職の軸を決める人は多いと思うのですが、逆に最低限これは実現したくないということがあれば、その観点も踏まえて転職の軸を決めると、より入社後のミスマッチを減らす効果があると思いました。
次に組織で勝つという全社共通のカルチャーも、自分の価値観と合っていて良いと思いました。組織のメリットの1つとして、それぞれの個性や強みを活かしつつ協力くしていくことで、個人よりも大きな成果を出せることだと考えているのですが、これまでのキャリアでは、個人のエゴによる言動、社内での軋轢など、メリットを活かすどころか、組織の歪が起きているケースも何度か経験してきました。特にスタートアップは人員が限られている中で、誰も成し得ていないことをやろうとしているわけなので、各個人のポテンシャルを最大化し、ミッションに向けて協業していかなければいけないと思います。そこでミッション達成に向けて必要なのが、全社共通の価値観=Valueだと思うのですが、UbieではValueだけでなくValueを実現する『Ubieness』というUbieメンバー共通のスタンスを定義していて、これにより人による解釈の相違を極力防ぎ、実際の行動に落とし込みやすいような指針になっていると思います。とはいえ、まだまだ浸透しきれていないという現状もあるので、自分もその浸透に貢献できるように今後もアクションしていきたいと考えています。
3.プライベートと仕事のバランスがとりやすい環境
最後にプライベートと仕事のバランスがとりやすい環境というのも、2人の小さい子供(2歳、0歳の男の子)がいて、共働き環境の私にとっては重要なポイントでした。ユビーは平均年齢36.5歳で、お子さんのいる社員が50%以上と、私と同様の環境の人が多いため、急な休暇やスケジュール調整はお互いさまとして、フォローし合いながら仕事ができる環境で非常に助かっています。尚、ユビーはコアタイム無しのフレックス制or裁量労働制なので、子育て家庭に限らず、介護、ご自身の体調面などに合わせた働き方ができる環境だと思います。私自身入社1年に満たない状況ですが、1カ月ほど育休を取らせてもらっていることも有難い限りです。
また入社早々に「ユニークだなあ」と印象的に思ったこととしては、社内で『ゆる稼働』というワードが浸透していて、体調不良など何らかの事情でフルに働けない状況の際は、社内Slackでその旨を共有しながら、働いたりしています。
誤解の無いように補足しておきますが、仕事量が少なく、プライベートと両立しやすいという環境とはちょっと違うかな、と思っています。例えば子供が体調不良で日中あまり稼働できない場合は、子どもが寝た後の時間で業務をすることもあります。ですので、仕事もプライベートもうまくバランスとりながらコミットしていきたい!という人にとっては、急なスケジュール調整も比較的しやすいので、良い環境だと思います。
その中で私は何をやっているのか?
まず私が所属している製薬事業とは、先述のUbieプロダクトをユーザーが利用することで蓄積されるデータアセットを活用し、製薬企業に対してマーケティング、R&D支援やコンサルティングサービスなどを提供しています。その中で私はBizDevという役割で、製薬企業の方と最前線で関わり、ソリューションの提案や受注後のプロジェクトデリバリー活動を行っていて、主に国内の大手製薬企業を複数社担当しています。
具体的な業務内容に関しては、またの機会に書ければと思いますが、これまで私が経験してきたSaaSとは異なり、提案フェーズでの課題の特定・合意、課題アプローチの優先順位付け、課題に対してのソリューション選定、デリバリーフェーズでは、ゴール設定、ゴールに向けたプランやスケジュールはどうしていくのかなどなど、パッケージングされていない中で、提案の自由度が高く製薬企業の課題に対し広く提案できて、その分難しいけど、、それが個人的には新たな成長機会として捉えていてやりがいを感じています。商談でしばしば発生する「弊社ではその課題に対する解決策を持ち合わせてないです、、ごめんなさい」というケースは少ないですし、あったとしても既に開発の構想段階に上がっているものが多い状況なので、顧客のニーズも深堀しながら中長期的な提案ができるような状況です。
行っていることは簡単なことではないですが、各顧客ごとにチームで対応しているので、チーム内で議論・相談したり、またチーム内だけでなくプロダクトやデータ面では開発チームと、医学的観点では医師チームと連携しながら進められるのでとても心強く、まだまだ改善の余地はあるものの成果事例も着実に積みあがっていて、”One Ubie”で顧客へ提案出来る体制になりつつあると思います。
一方で、製薬事業として本来提供していきたい価値に対してはまだまだギャップがある状況で、歯がゆい思いをするシーンもあるのですが、「それって無理じゃない?」という議論はなく、どうしたら出来るのか?をベースに議論できているので、今も新たなプロダクトの開発が進んでいたり、それと並行して製薬企業の方々からのご意見を踏まえ、新たなサービス提供に向けた構想も進めています。
私自身は、当面担当クライアントの成果創出にコミットしていきますが、並行して事業戦略、組織開発、プロダクト開発などにも主体的に関わって、自分の貢献範囲を少しずつ広げていきたいです。頑張ります。
We Are Hiring!
最後になりますがUbieでは私と同じポジションに加え、ビジネス(事業企画、PMM、コミュニティマネージャーなど)、開発サイド(CPO、エンジニア、PdMなど)、コーポレート(CFO、人事採用、組織開発、広報、経理など)と、全社的に広く積極採用しています。
Ubieに興味をお持ちいただいたり、次のキャリアを考えている人がいたら、ぜひ連絡いただきたいです!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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