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姿勢を良くしようは間違い?

こんにちは!

整体師/トレーナーのマサです。

姿勢はいい方が良いということは多くの方の共通の認識かと思います。
姿勢を良くしようというのは正しいのでしょうか?
良い姿勢とはどんな状態なのでしょうか?
今回はこの辺りの私の考えをお伝えしていきます!

姿勢を良くする段階において、
姿勢を良くしよう
背筋を伸ばそう
胸を張ろう
天井から吊るされるイメージで
こういったことがよく言われますね。

私の考えは少し違います。

姿勢は良くするものではなく、良くなるもの。

何が違うのか?
姿勢を良くするは他動詞的アプローチで、
姿勢が良くなるは自動詞的アプローチになります。

やるべきことをやった結果姿勢が良くなるのです。

外見だけ頑張って姿勢を良く見せていても、
その中身がどうなっているかでいい姿勢の意味が変わってきます。

背筋が伸びているように見えていても、

猫背で骨盤が後傾している人が、
脊柱起立筋や僧帽筋などの大きな筋肉で無理やり胸を張って背筋を伸ばしている状態と。

骨盤から背骨までがどの方向にでもフレキシブルに動く状態で、
多裂筋や大腰筋をはじめとしたインナーマッスルがしっかり働き、
結果として背筋が伸びた姿勢になっているのと。

この2つは外見上では同じに見えても中で起こっていることは全く違います

実際見る人が見れば全く違って見えますが。笑

中身が伴ってさえいれば一切の無理なくいい姿勢となるのです。
筋肉に緊張など起きません。

よく背筋を伸ばすと背中がキツくなるのは筋力が足りないから。
その姿勢を続けていれば痛くなくなるといいます。

では果たして、無理に背筋を伸ばすことに使われて疲労している筋肉は、
正しい筋肉なのでしょうか?

いい姿勢を獲得していく段階において、
ただ胸を張りましょう、背筋を伸ばしましょうではなく。
いい姿勢になることを邪魔している筋肉は緩め、
脊柱・骨盤・股関節をはじめとした関節がどの方向にでも自分の力で柔軟に動かせる可動域を確保し、
使うべきだが使えていない筋肉にスイッチを入れていく段階が必要です。

その結果、身体は正しいボジションに自然と収まるでしょうし、
より良い姿勢はこの状態で覚えていくべきなのです。

そして日常においてのアドバイスが胸を張りましょうではなく、
もっと質の高い姿勢の整え方を教えるべきだし、知ってほしいです。

また、背筋の伸びた姿勢だけでもダメなのです、姿勢は崩せないといけません。

一見背筋が伸びて見える人でも、逆に猫背のようにまるまる姿勢が苦手な方がいます。
こういう方は上体起こしが苦手な傾向にあります。
※じゃあ上体起こしをしようということではありません。

生きている以上、スッと背筋の伸びた姿勢も、まるまった猫背のような姿勢も必要なのです。

その状況に適した姿勢のことをいい姿勢と言います。

それは背筋の伸びた姿勢だけに限りません。

環境に合わせて形を変えていける身体こそ目指していく所かと思います。

骨盤は適度に前傾している方が良い。
ではなく前傾にも後傾にもどちらにも柔軟に動かせる方が良いです。

姿勢を良くするではなく、
姿勢が結果として良くなるように導いていくことが大事だと私は考えます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それでは♪

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