生命保険概要 積立の保険と掛捨ての保険
お金、貯めてますか?
毎月定額でお金を積み立てる方法はいろいろあると思います。
銀行のスーパー定期、積立投資信託や積立NISA、純金積立や定額で株式を購入したりも出来ます。
以前にも書いたように、生命保険にも積立機能のある商品があります。
生命保険会社の利益構造
ちょっと難しい話をします。
生命保険には、保険会社が得る利益を3つに分けて管理しないといけないといったルールがあります。
この利益を三利源(さんりげん)、それぞれ利差益(りさえき)、費差益(ひさえき)、死差益(しさえき)と言います。
テストに出ます!
つまり、生命保険会社も民間企業なので、利益は出さないといけないけれど、市場の金利が低くなったら運用も困るよね~(利差益)というお話です。
それ以外にも、人が死ななくなって保険会社の利益が増えたり(死差益)、経費が掛からないネット型の保険の方が利益確保しやすいよね~(費差益)というお話です。
積立保険と掛捨ての保険
前置きが長くなりました。本題です。
積立保険と掛捨ての保険って、どう違うのかというお話です。
簡単に言うと、
死亡保障の保険には積立型と掛捨て型があります。
死亡保障の無い保険(がん保険や医療保険や就労不能の保険など)はすべて掛捨てです。
死亡保障の保険は、運用等で出た利益(利差益)を上乗せして満期返戻金や解約返戻金として設定された保険があります。これが積立型の保険です。
死亡保障とその他病気などの保障のセット商品などでは、「積立+掛捨て」といった裏技で、定期的にお祝い金(生存給付金)をくれる保険もあったりします。
実際はどっちが得なの?
じゃあ加入者にとって、どの保険が得なんですか?って話だと思います。
結論から言います。
今は安い掛捨てがいいと思います。
理由は、市場の金利が低くて、保険に積立の機能を求めても元本を割る可能性が高いからです。
保障が必要なら、その必要な分を割り切って掛捨てで払う。でも払いすぎないように、しっかり納得いくプランを組んで加入する。
この方法が、私が案内する時には心がけてます。
あくまで、私が案内するときのお話です。それ以外の考え方の保険募集人もたくさんいらっしゃるので、正解がどれかは正直誰も分からないです。
掛けた以上に大金が帰ってくる時代は終わったので、貴重なお金は計画的に運用しましょうね。
というお話でした。
詳しい運用のお話や保険を使ったテクニック的なものの紹介は、また今度どこかで~