23.03.28 タイヤのおはなし
mkwの選手兼監督(ただの雑務係)のマサです。
普段はあんまり話題にはしないのですが、今回は珍しく機材のお話しをします。
普段から僕のNoteをご覧いただいている方なら薄々分かると思いますが、昨年末からタイヤをPanaracer AGILESTに変更しています。
というのも今年のmkwはJBCF参戦するに辺りPanaracer様からサポート頂けることに。
なので、今シーズン使うタイヤはAGILEST TLR。今まではクリンチャーを使っていましたが、今ロードバイク界隈のトレンドであるチューブレスレディー(略:TLR)になります。
ちなみに、オフシーズン中は耐パンク性に特化したクリンチャータイヤ(略:CL)AGILEST DUROを使用していました。
👇🏻AGILESTのラインナップはこちら👇🏻
自分も数年前はTLRを使用していた時期もありましたが、色々な理由でここ2~3年はクリンチャータイヤを愛用していました。(はめるのが大変とかね…etc.)
だが思い切ってここは時代の波に乗るしかないってことで変えました。
ちなみにCLに比べてTLRの方が転がり抵抗が低いと言われてますが、正確には”低圧での運用時の転がり抵抗”らしいです。
ちなみに高圧で使用すると転がり抵抗は増えるらしいです。インターネットで調べると下のようなグラフに行き着きました。
なんちゃってエンジニアのポンコツ野郎には理屈が全く理解出来ないので是非タイヤ系の技術部門の人に聞いてみたいなと思いました。
それはさておき、早速チューブレスタイヤの取り付けをしていきます。
RovalはTLR用リムテープが貼ってあるのでそのままでもいけますが、細いタイヤだとリム幅が広すぎでビードが上手く上がらない可能性があり追加で巻いてかさ増しした方がビードが上がりやすい。
ちなみにリムテープもPanaracerを使用。
これは2年前からシクロでも愛用している激推し品✨引っ張っても切れにくいので気泡ができず、しっかり貼れるので良い。
あとは頑張ってタイヤをはめて、シーラントを入れる。一度ビードを上げてからバルブコアを外して注射器で入れる方が確実ではあるが、ヤ〇中でも無い限りは常備してるご家庭はないとほとんどないと思う。
買いに行くのもめんどくさいので今回は先に入れた。
あとは頑張ってフロアポンプで己のパワーで高速ポンピングをするか、下のような文明利器を使ってビードをあげるかはおまかせします。
ビードが上がりにくかったら石鹸水を塗って滑りやすくしてあげると上がりやすいです。
おうちにペペローション常備してる方はそれでもいいとおもう(知らんけど)
※必ず加圧する時はバルブを上にします。
バルブ下にすると大気とタイヤ内の差圧で盛大にシーラントが吹きます。
あとはタイヤを回して全周にシーラントを馴染ませて空気の漏れを塞げばOK.
ちなみに、ビードが上がらない場合はふて寝すると上がる都市伝説があるので、どうしてビードが上がらない場合は試してみるといいかも。
信じるか信じないかは…
久しぶりのチューブレス。履き替えて300kmくらい乗り込みいざレースへ投入。
ロードレースの初戦はJBCF 袋井・掛川ロードレース。
コーナーが続くテクニカルなコースレイアウト、更に土砂降りの雨、、、
ある意味で一番タイヤの良さを実感出来るコンディションな気がする(個人的見解)
ドライでは通常5.5bar。だけど今回はフルウエットな路面だったので4.5barまで落とす。
ちなみ、これ以上はフックレスじゃないと厳しいと思う。(当社比)
レースはというとスリッピーなコース設定かつ、パンクを誘発しやすい路面で落車が多発、めちゃくちゃ荒れたレースになった。
そんな状況下でもAGILEST TLRはコーナーでトラクションが抜けるような感覚も全くなく「本当にスリックタイヤ?」と思うくらいしっかりコーナで食い付いてくれた。おかげで落車することなく無事にレースを終えることが出来た。
レース後にタイヤを見ると無数のガラス片と亀裂が…そんな厳しい状況下でもパンクせず走りきれたAGILEST TLRは良いタイヤだと思う。
どんな良いタイヤとはいえ、ここまで傷がついてしまうと流石に交換せざるを得ない。
今まで使っていたタイヤは1本13000円で普段モヤシしか食べれない奴には痛い出費…
しかし、AGILESTは1本7000円以下というコストパフォーマンスの良さ。これならモヤシの上にふだ肉を載せれるくらいお財布に余裕が出来る。
確かに海外の一流ブランドのタイヤは良い。
けど、日本の路面に合致するように作られた。日本メーカータイヤならではの良さが実感出来るタイヤだなと思います。
まだ始まったばかりロードレースシーズン。
良い機材はあるから後は自分の脚を鍛えるのみ…!
~加筆予定~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?