現代遊戯王で最初に覚えるべきカード100選【遊戯王の教科書】
みなさんこんにちは。真佐まつりです。普段は遊戯王VTuberとして活動しています。
今回は、遊戯王マスターデュエルのランクマッチにおいて、
特に遭遇する可能性の高い「絶対に覚えておきたいカード」をリストアップしました。
「100選」と言ってますが、大体70枚くらいのリストです。紹介したカードの関連も含めたら100枚くらいになるかなと思います。
初心者・復帰勢の方がゲームに慣れていく一助になれば幸いです。
なぜこのリストが必要なのか
最近、遊戯王初心者の人の対戦を観ていて気付いた事があります。
それは、遊戯王初心者の敗因のほとんどが、知らないカードをケアせずに対戦する事で「初見殺し」を食らっているという事!!
遊戯王では、出したモンスターがいきなり攻撃できたり、一部のカードが自分・相手ターン問わず、何度も強力な効果を自由に発揮できたりします。
他のTCGの場合は知らないカードを使われても、しっかり効果を読んでから対処すれば問題ない事も多いですが、遊戯王においては、それでは手遅れになる事が非常に多いです。
遊戯王にある程度慣れている人は、「あのカードが使われたらまずいからこうしよう」というように、まだ見えていなくても採用されていそうな強力なカードをケアして構築やプレイをします。
こればっかりは、対戦や勉強を重ね、覚えていくしかありません。
ただ、上級者がすべてのカードを覚えているか?と言われると、そうではありません。個人的には、どんな上級者でも全カードのうち8割くらい覚えてたら凄いな~くらいの印象で、大体の人が3割も覚えていないと思います。
全カードプール1万種類を全てを覚える必要なんて全くありません。
ほんの一部の「汎用的で強力なカード」のみ覚えれば良いのです。
たったそれだけで、とりあえず「初見殺し」のような形で負ける事は相当減ると思います。
さらに、そのようなカードを覚えたら、強い人たちが何を意識してデッキを作ったり、プレイをしたりしているか?が分かるようになります。
「強いデッキ」の考え方も変わってくると思うので、今よりも遊戯王が楽しめるんじゃないかなと思います。
今回は、相手が使ってきたテーマを対戦中に一覧で調べられる「関連カード検索」で見れそうなカードは省き、本当に突然飛んできて困る汎用的なカードのみリストアップしました。
新弾が出て強いデッキが移り替わっても、汎用カードの性能や採用率が下がる事はあまりないので、数年はこの知識を使えると思います。
かなり省略せず挙げてみたところ、だいたい100種類ありました。
対戦中に意識したい局面ごと1枚ずつ順に紹介していくので、根気強く覚えていって頂けたら嬉しいです。
手札誘発編 ~手札から飛んでくる妨害~
こちらのターンなのに相手の手札からいきなり飛んでくる、強力な妨害カードです。
《増殖するG》
誰もが最初に警戒する、遊戯王において最強の手札誘発です。
これがあるおかげで、先攻と後攻の差や、モンスターを大量に特殊召喚するデッキとそうでないデッキのパワーの差が縮まります。
逆に、これを引いただけで勝率が30%近く上がるという話もあり、良くも悪くも影響力のあるカードです。
どのタイミングでもうてるので、こちらが何もしていないのに相手が何かを考え始めたらこのカードを真っ先に疑います。
《灰流うらら》
デッキに触る効果を無効にします。あの《増殖するG》を無効にできます。
その他にも、のちに紹介する強力なカードを止められる場面も多く、止められる範囲がとても多いので、2番目によく使われる手札誘発です。
《PSYフレームギア・γ》
モンスターがいない時に飛んできます。モンスター効果を条件問わず無効にしてくる上に、モンスターとして場に出てくるので非常に強力です。
このカードを警戒するなら、相手がモンスターを出すまで待ってから、こちらのモンスター効果を使うように心がけます。
《原始生命態ニビル》
こちらがモンスターを5体以上特殊召喚したら出てきます。打てない時も多いですが、上手く決まると盤面が壊滅するので強力です。
大量に特殊召喚するデッキでも、これを対策できるデッキとできないデッキでは、強さの評価が大きく変わります。
メインフェイズにしか発動できないので、もし相手がこれを持ってるなと分かったら、余力を残した状態でメインフェイズを終了してみるのも手です。
それなら、撃たれた後から再度モンスターを出せるのでリカバリーできます。
《ドロール&ロックバード》
手札に加える効果を使うと撃たれます。
それ以降デッキから手札に加える事ができなくなります。
このカード自体はピーキーな性能なので積極的に使われませんが、たまにTier1のデッキがこのカードを苦手とするので、その時に流行ります。
警戒するなら、1番重要なカードを最初に手札に加える事で被害が少なく済みます。
《無限泡影》 《エフェクト・ヴェーラー》
フィールドのモンスター1体の効果を無効にしてきます。とても使いやすいので、採用されている可能性がとても高いです。
使いやすい代わりに比較的ゆるい妨害なので、甘んじて受け入れる事が多いです。
《屋敷わらし》 《D.D.クロウ》
墓地の利用を妨害してきます。たまに使われますが、最も重要なフィールドへの妨害ではないため、上述の誘発よりも汎用性は劣ります。
もし使われたら相手は自由枠に余裕のあるデッキかもしれません。
他の汎用カードも警戒します。
《深淵の獣 マグナムート》《深淵の獣 ドルイドヴルム》
こちらも墓地のカードを除外してきますが、除外できるのは光・闇属性限定です。
モンスターとして特殊召喚されて追加効果もあるので、ハイリスク・ハイリターンなカードと言えます。
自分の墓地を除外して出てこれるので、相手に使えなくても自分の展開に使えるデッキだと採用されやすいです。
こちらにモンスターがいる時のみ飛んでくるのがミソで、このカードを警戒してモンスターを出さないようにしながら墓地を使うプレイがあります。
《ディメンション・アトラクター》
2ターンもの間、全て除外になります。うたれると分かっていてもどうしようもない事が多いですが、デッキによっては撃たれた際の妥協点を用意することができます。
伏せカード編 ~推理しながら乗り越えよう~
相手の場に伏せカードがあった場合に、意識したい汎用カードです。
《墓穴の指名者》
手札誘発の《増殖するG》や《灰流うらら》を止めるために入っている事が多いカードです。こちらが誘発を撃っていない場合、使わずに余ったこのカードが伏せられている場合が多いです。
その場合、墓地の利用をする際に注意が必要です。
《抹殺の指名者》
こちらも手札誘発対策のカードです。ミラーマッチの場合、こちらのカードをなんでも無効にできる強力なカードになります。ミラーマッチではない場合、汎用カードしか止められないのであまり気にしなくて良いです。
《無限泡影》
手札誘発のカードですが、伏せて使った場合は魔法罠への妨害にもなります。このカードを警戒するなら、できるだけ伏せカードの正面は避けて魔法・罠を発動します。
《超融合》
手札コスト1枚で、こちらのフィールドのモンスターを素材に融合してきます。チェーンできないので、防ぐ手段はありません。
このカードを対策するなら、こちら側のモンスターだけで融合されないようにしたり、除去されると困るモンスターが素材にならないように立ち回ったりする必要があります。
最も簡単な対策方法は、できるだけ「同じ属性のモンスターを並べない事」を意識する事。なぜなら、現状このカードで出せる最も汎用的な融合モンスターが同じ属性のモンスター×2体で出せる《沼地のドロゴン》と《共命の翼ガルーラ》だからです。
他にも、闇属性×2体で《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》や、融合モンスター+闇属性で《捕食植物ドラゴスタペリア》はよく採用されています。闇属性デッキの場合、出てくるモンスターも強力なので特に注意が必要です。
さらに、サイバース族+リンクモンスターで《アースゴーレム@イグニスター》も、リンク召喚デッキへの対策としてよく採用されています。
相手が【烙印】や【ユベル】など融合デッキの場合はテーマ内にも強力なモンスターがいるので、採用率が高まります。
関連カードを見ながら意識していきましょう。
《ドラグマ・パニッシュメント》
ここからは罠デッキによく採用されるカードになります。
このカードは、最も手軽にモンスターを除去できる通常罠です。
【メタビート】や【ラビュリンス】によく採用されます。
おまけでEXデッキのモンスターを墓地に送る事ができるので、《旧神ヌトス》や《共命の翼ガルーラ》を送る事で追加の効果を狙ってきます。
1枚のカードで2枚分の働きをするので強力な効果ですが、自由なタイミングで撃てるので、相手に撃たせないようにするのは骨が折れます。
早い段階で割りに行くなりして、できるだけ被害を少なく済ませられたらラッキーです。
《魔砲戦機ダルマ・カルマ》
こちらはモンスターを除去する事はできませんが、すべてのモンスターを行動不能にしてきます。【ラビュリンス】によく採用されます。
こちらも自由なタイミングで撃てるので、撃たせないようにするのは難しいです。
被害を少なく済ませるには、効果を受けないモンスターやリンクモンスターを出す前に撃たせたり、こちらの余力を残した状態で撃たせたりしたいです。難しいですが、頭を捻って頑張ります。
《大捕り物》
こちらのモンスターを奪ってきます。【メタビート】によく採用されています。
効果の発動や攻撃をする事はできませんが、攻撃力が高いモンスターを奪われると突破が難しくなり、キーカードを引かれるまでターンを稼がれてしまいます。
メタビートが相手の場合は割り切って攻める事も重要ですが、このカードをケアするなら、奪われても大丈夫なモンスターで戦っていく事も視野に入ります。
《神の宣告》
LP半分を犠牲に、色々無効にしてきます。
こちらの切札に対して撃たれるとキツいですが、温存した状態でこのカードを使わせたら勝ちに近づくので、立ち回りで勝負がしやすいカードになります。
マスターデュエルでは、こちらがモンスターを通常召喚した段階で99%このカードを持っているか判明します。召喚を無効にする効果は、「召喚成功時」の効果よりも先に発生するため、こちらの召喚時効果発動よりも先に相手へ確認が飛ぶためです(このカード以外で同じように確認が飛ぶカードは稀です)。
怪しいなと思ったら、それを前提に対戦していきましょう。
《神の警告》《神の通告》
LPを犠牲に色々無効にしてくるその2です。魔法罠は止められません。
こちらはLPのコストが固定消費なので、相手のLPを削っていく事で発動できなくする事ができます。このカードを持っているなと思ったら、無理に破壊しようとせずにガンガン攻撃していく事も視野に入れます。
《神の宣告》と違って通常召喚には反応しませんが、チェーンに乗らない特殊召喚には召喚無効が反応します。反応の差で見分けていきましょう。
《鉄騎の雷鎚》
LPを犠牲に色々無効にしてくるその3です。
《無限泡影》とは違い、無効になったこちらのカードの縦列を参照して破壊します。
このカードを警戒する場合は、自分の大事なカードの正面を避け、相手の割りたいカードの正面でカードを発動したいです。
《聖なるバリア-ミラーフォース-》
攻撃に反応してくる罠です。
他にも《神風のバリア -エア・フォース-》など色々あります。【メタビート】によく採用されてます。撃てるタイミングが非常に限られている代わりに、どれも効果が強力です。
相手が罠デッキなのに上述した罠のどれでもなくて、全く反応しないなぁ~と思ったらこれ系かもしれません。
もしこちらが有利な状況なのであれば、一発逆転されないように余力を残したり、守備表示のモンスターを残してバトルするのも視野です。
《スキルドレイン》
たったの1000LPで全てのモンスター効果を永続的に止めてきます。
強すぎて撃たれたら負けなことが多いです。基本無理です。
モンスター効果が止まるのは相手も同じなので、純粋な殴り合いで勝てるなら結構やれます。
殴り合いで勝てなさそうなら、割る手段を用意したいです。
効果を処理するタイミングでフィールドにいないモンスターの効果は無効にならないので、上手い事やればモンスター効果でも割れます。
有名なところでは、消費は大きいですが《アクセスコード・トーカー》で自分をコストにすれば割れます。
《マクロコスモス》
墓地へ行くカード全てが除外になります。マジやばいです。
これが場にあると墓地が全く使えなくなるのはヤバいですが、《増殖するG》などの「墓地へ送って発動する」効果も全く使えなくなる事に注意したいです。
《灰流うらら》などの「捨てて発動する」効果は引き続き使えます。
永続魔法で《次元の裂け目》もあります。こちらはモンスターのみ除外されます。X素材から取り除かれたモンスターはモンスターじゃないため墓地に行きますので、強力ですが比較的ゆるいです。
《群雄割拠》《御前試合》《センサー万別》
それぞれ種族や属性を参照して盤面をロックしてきます。強力すぎてヤバいです。相手もモンスターをあまり出さないデッキな事があるので、割れなさそうならダメ元で殴り続けるしかないです。
一応、上級モンスターを裏側でセットしたり、わざと自分のモンスターを破壊してフィールドの種族をリセットすれば好きなモンスターを出せるようになります。
《センサー万別》はEXデッキの汎用モンスターで対処できるパターンも多いので、種族固定デッキじゃないならワンチャンあります。
捲り札編 ~一発逆転されないために~
相手がこちらの有利な状況を覆すためによく使ってくる汎用カードです。
《三戦の号》
こちらがモンスター効果を使うと、後述するなんかヤバいカード達をデッキから加えます。《灰流うらら》で止められます。
このカードの存在があるので、できればうららは温存したいです。
とはいえ《灰流うらら》を他に使いたい場面は多すぎるので、基本は使われても仕方ないと割り切って良いと思います。
《三戦の才》
こちらがメインフェイズにモンスター効果を使うと、強い効果を使ってきます。特にヤバいのはコントロール奪取とハンデスで、こちらの強いモンスターを奪われて効果を使われたり、手札を見透かされて有利な状況が一気に不利になります。
採用率も高いので、メインフェイズにモンスター効果を使うときは、「本当に今使う必要があるのか?」を自分に問いかけます。
スタンバイフェイズやバトルフェイズに発動したモンスター効果は引っかかりません。
《拮抗勝負》
バトルフェイズ終了時にこちらのフィールドをたくさん除外してきます。
相手のフィールドにカードがあると手札から撃てないので、基本的に相手がメインフェイズに何か使ってきたら警戒を解き、即終了宣言してきたら警戒します。
それを逆手に取って即メインフェイズ終了宣言する事でこのカードを警戒させ、先に相手に効果を使わせようとする作戦もあります。
《隣の芝刈り》
60枚デッキが使ってきます。これが決まって30枚くらいカードを墓地へ送られると、手札5枚では到底太刀打ちできないようなアドバンテージを稼がれるので、負けに直結します。
《灰流うらら》で止められます。温存したいですね(n回目)。
《ハーピィの羽根帚》《大嵐》《ライトニング・ストーム》《サンダーボルト》
モンスターや魔法・罠を、1枚ですべて破壊できます。
後攻でしか強くないので採用率も低く、タイミングよく引かれてるかどうかなので立ち回りではどうしようもない事が多いですが、
モンスターだけ、魔法・罠だけに頼ったデッキには明確な弱点になるので、こういうカードがあるという事は覚えておきたいです。
《俱利伽羅天童》
このターン中に効果を使ったモンスター全てが食われます。
【スネークアイ】等では、このカードをデッキから加える事ができるので頭の片隅に入れておきたいです。
このカードを意識するなら、できるだけむやみに色々なモンスター効果を使わないようにします。
《ラーの翼神竜-球体形》《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》「壊獣」モンスター
こちらのモンスターがいきなりリリースされます。たま~に使われます。
どんなに強いモンスターを出しても、油断してはいけないという事です。
《黒魔女ディアベルスター》《反逆の罪宝-スネークアイ》
今の環境TOPデッキである【スネークアイ】デッキで使われる事の多いカードです。《罪宝狩りの悪魔》で手札に加える事ができます。
モンスターを展開し始めるためのカードでもありますが、別の選択肢として《反逆の罪宝-スネークアイ》でこちらのモンスターを1体除去する事ができます。
これを持たれていたら余分に1妨害使わされるという事を頭に入れて対戦します。
《昇霊術師 ジョウゲン》《フォッシル・ダイナ パキケファロ》
【メタビート】で使われるカードです。通常召喚されるだけでモンスターを特殊召喚できなくなります。《I:P マスカレーナ》のような、モンスターを特殊召喚しながら妨害をするカードを使っている場合は注意が必要です。
また、どちらもモンスターを全破壊する効果を持っているので、【メタビート】と対戦する時はそのつもりで行動する必要があります。
《王家の眠る谷-ネクロバレー》
墓地にあるカードを利用できなくなります。
【メタビート】によく採用されます。
《墓守の司令官》でも手札に加える事ができるので、実質6枚入っているのと同じ確率で引かれてしまいます。2枚以上引かれていても手札に腐るカードなので、自分が墓地を積極的に利用するのかふまえ、このカードを割るのか、敢えて割らずに戦うのかは判断が分かれるところです。
EXデッキ編 ~モンスターが並んだら警戒~
相手の場にモンスターが並び始めたら出てきそうな汎用カードです。
《天霆號アーゼウス》
自分・相手問わずエクシーズ召喚が絡んだら真っ先に警戒します。
フィールドのカードを全て墓地に送ります。逆転性が高くて強いです。
ランク3以下の上に重ねられる《ダウナードマジシャン》や、ランク4の「十二獣」、ランク5以上の上に重ねられる《迅雷の騎士ガイアドラグーン》を経由してこのカードを出せば、簡単に素材を4つ以上にする事ができます。
効果の発動にターン1の制限がないので、素材が多いとその分効果を使えます。その場合《無限泡影》等を伏せていても貫通されるので、エクシーズモンスターに気安く戦闘させない事が最も簡単な対策となります。
《厄災の星ティ・フォン》
出すための条件が結構緩いのでよく出てきます。このカードを出されると、こちらの攻撃力3000以上のモンスターが無力化されたり、フィールドのカードをを1枚手札に戻されたりするので強力です。
ただし、相手もそれ以降モンスターを出せなくなるので、ほぼ確実にこちらへターンが回ってきます。
「このカードを出されただけで負け」にならないよう、使われても有利な状況をキープできるよう意識して戦いたいです。
《閉ザサレシ世界ノ冥神》
「サロスエレスクルヌギアス」と読みます。
こちらのモンスターを1体素材にできて、追加で強い効果も持っています。
相手のフィールドにモンスターが大量に並んだら警戒すべきです。
リンク2のモンスターがいると比較的お手軽に出す事ができるので、リンク2のモンスターがフィールドにいる時は特に注意します。
《S:Pリトルナイト》
簡単に出てきて①の効果でカードを1枚除外してきます。《無限泡影》などで止めようとしても、②の効果で逃げながらモンスターをどかしてきます。
非常に強力なので、特に縛りがない限りほぼ全てのデッキに入っています。
①の発動にはEXデッキのモンスターを要求しますが、リンク1のモンスターを経由する事が多いので、普通にモンスター2体で2枚のカードを処理できます。
強いデッキと対戦する時は、これを前提に立ち回る必要があります。
《トロイメア・ユニコーン》《トロイメア・フェニックス》《トロイメア・ケルべロス》
緩い条件で出てきて、手札コスト1枚と引き換えにフィールドのカードを除去してきます。
要するに、どんな雑魚モンスターでも沢山並べられたらこっちの強力なモンスターがやられるという事です。
効果を発動した時に相互リンクだった場合はドロー効果がおまけで付いてきて厄介ですが、その場合《灰流うらら》で止められるようになります(n回目)。
《I:Pマスカレーナ》
相手メインフェイズにリンク召喚できるカードです。上述の除去系リンクモンスターをリンク召喚して妨害してきます。
《サクリファイス・アニマ》
レベル1のモンスター1体で出せます。使えるデッキは限られますが、EXモンスターゾーンの正面のモンスターを吸い取られます。
特に理由が無い限りは、EXモンスターゾーンの正面に重要なモンスターを出さないようにしたいです。
《暗影の闇霊使いダルク》他
こいつと同じ属性を含むモンスター×2体で出てきます。自分のリンク先に相手の墓地のモンスターを蘇生します。
各属性1人ずつ存在して、対象とする属性は違えど全員同じ効果です。遊戯王は闇属性がポピュラーなので、ダルクが1番採用率が高いです。
現在は炎属性デッキが強力な事もあり、《灼熱の火霊使いヒータ》がよく採用されています。炎属性デッキじゃなくても《灰流うらら》をパクられてリンク素材にされます。
《賜炎の咎姫》《転生炎獣レイジング・フェニックス》《世海龍ジーランティス》
炎属性デッキでよく使用されるワンキルのセットです。
ジーランティスの効果で咎姫を起動し、自分の炎属性と相手モンスターを破壊する事でレイジングフェニックスが蘇生します。
この動きがあるので、現代遊戯王では基本的にリンク値の合計が4を超えたらワンキルされる危険性があると思って戦います。
《アクセスコード・トーカー》
チェーンを許さずにフィールドのカードを破壊できます。すなわち、破壊してくる効果にチェーンして無効にできないという事です。
《無限泡影》等や除去効果で、このカードにチェーンしない形でなら効果を止められます。
しかしマスターデュエルで注意したいのが、このカードをリンク召喚してから除去効果発動までの間に、設定を「AUTO」にしていると発動確認がされない事です。
せっかく《無限泡影》等を持っていて効果を無効にできるのに、チェーン確認の設定を「AUTO」にしていたせいで効果の発動を許し、負けてしまう事がよくあります。
このカードを出されそうになったら設定を見直し「ON」にしましょう。
《幻獣機アウローラドン》
機械族が並ぶと出てきます。
このカードによって大量のモンスターを並べ、強力なシンクロモンスターを連打するコンボがたくさん開発されています。
相手が機械族でシンクロしそうなデッキの場合は、このカードを出されるまで効果無効の妨害を温存したり、そもそも出されないようにしたりする方が賢明です。
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》《軌跡の魔術師》
ペンデュラムモンスターが絡んだら大体出てきます。やってる事は非常に強力で、「デッキから好きなモンスターを出す」+αみたいな感じです。
ペンデュラム召喚の為のリンク先も確保されているので、素材になったモンスターはペンデュラム召喚によってフィールドへ帰ってきます。
積極的に止めないとヤバいです。
他にも戦士族×2で《聖騎士の追想 イゾルデ》、植物族×2で《アロマセラフィ-ジャスミン》等のように、特定条件のモンスターを並べてコンボを開始するリンクモンスターが色々います。リンクモンスターで「デッキから~」という文言が見えたら大体強力なので、止めておけばいいと思います。
《ジャンク・スピーダー》
効果が通ると凄まじく長い時間展開されて、絶対に逆転できない盤面を作られます。相手がレベル5シンクロしてきそうなら、素材ではなく出てきた先のこいつを妨害します。
もし効果を許してしまったら時間の無駄なので降参します。
《召命の神弓-アポロウーサ》
《原始生命態ニビル》等を持っている時に注意したいのがこのカードです。
モンスター効果を無効にしてくるので、こちらの通したい妨害が防がれてしまいます。
相手の合計リンク値が4以上になったら、ニビルを持っていても欲張りすぎないようにしたいです。
《ギガンティック・スプライト》
主に【スプライト】で採用されます。効果が通るとお互いにレべル2以外を出せなくなるので、何かモンスターを出したい場合は注意が必要です。
リンク2のモンスターも素材にできるので、レベル2が複数並んでいなくても気にしておく必要があります。
スプライトデッキの初動なので、止められそうなら積極的に止めます。
《フルール・ド・バロネス》
シンクロモンスターの中で最も汎用的なモンスターです。効果は非常に強力で、なんでも無効にしてきますし、フィールドのカードをなんでも1枚破壊してきます。
出されたらこちらの切札を2枚処理されるのと同義なので、チューナーが出てきたらレベル10シンクロは基本的に出されないよう立ち回りたいです。
《サイコ・エンド・パニッシャー》
LPの差がついているとモンスター効果を受けなくなります。処理に手間取るとバトルフェイズ開始時の効果でどんどんデカくなり、ついには詰んでしまいかねないモンスターです。
処理が難しそうなら、できるだけレベル11シンクロも出させないようにしたいです。
《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》
なぜかチューナーがいなくても出てきます。攻撃力も高くて効果もそこそこ強力なので、光・闇属性のデッキが相手の場合は常にレベルの合計に気を付けます。
除外効果はターン1が無く、墓地から特殊召喚しても効果が使える点に注意。油断してると何度も効果を使われます。
《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》
サイバースデッキが出してきます。出す条件はそこそこ重いですが、《斬機マルチプライヤー》を落とされると凄まじい攻撃力になって襲ってきます。
バトルフェイズ中の効果も使えなくなるのでマジやばいです。
マスターデュエルでは、かなり長い間フィニッシャーランク1位でした。
こいつが出てきそうならミスってワンキルされない事を1番初めに考えます。
《No.100 ヌメロン・ドラゴン》
ランク8エクシーズの《No.97 龍影神ドラッグラビオン》によって出てきます。攻撃力が9000になるので、盤面がガラ空きだとワンキルされます。気を付けます。
《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》
ランク2エクシーズの【スプライト】等でよく出てきます。
こちらのモンスターの攻撃力を参照してダメージを与え、ワンキルを狙ってきます。こちらに攻撃力が高いモンスターがいるなら気を付けます。
《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》
ランク10で2000ダメージ与えてきます。レベル10モンスターを出すデッキが相手の場合、自分のLPが2000を切るとピンチです。
《ガーディアン・キマイラ》
魔法カードで融合召喚できるデッキにはほぼ入っています。条件が緩いですが、攻撃力と効果が強力なモンスターです。
相手が魔法カードで融合してきそうなら、テーマモンスターの他にこれが出てきやすいです。融合魔法にチェーンして相手フィールドのモンスターを全部除去できたら出せなくできます。
《融合》があると対象に取れなくなるので、対処しづらくなります。その点にも注意が必要です。
おわり
いかがだったでしょうか。
ランクマッチでよく見るカード、頭に入れておかないと一気に不利になりそうなカードをピックアップしてみました。
初心者さんがこれらのカードを全て覚えるのは大変かと思いますが、対戦しながらゆっくり経験していけば大丈夫です。
一般的に「強い」と言われているデッキはこれらのカードへ耐性を持っていたり、これらのカードを強く使える事が多いので、触れる機会も多いと思います。
他の読者の方も、「まだまだこんなカードに気を付けるべき!」というのがありましたら、コメントして下さると幸いです。
ではまたお会いしましょう!
おつまつり!