第10期いしかわ師範塾 振り返り
3月2日〜8日にかけて行われた「いしかわ師範塾 学生クラス 短期コース」のC日程に参加してきました。
「いしかわ師範塾」(以下師範塾)とは、石川県教育委員会が主催する教員養成講座です。ようするに石川県の教員養成インターンシップ。
神奈川県など関東の自治体と違って、この師範塾は受講しても教採一次試験が免除になったりといった特典は特にありません。なのでまっっっったく期待せずに参加したら、有意義過ぎて凄く驚きました。
教採とは関係ないといいながら、内容はほぼ教採の模範解答配布でした。
結論:成果
①模擬授業のテンプレートを入手した
➁模擬授業に少し慣れた
③面接対策の必要性を再認識した
①模擬授業のテンプレートを入手した
石川県の教採では10分間の模擬授業が課されます。
師範塾の日程の内、半分程度は模擬授業に費やしてました。もはや「教採では模擬授業はこうしてください」、と模範解答を覚える作業のようで、大変ありがたかったです。
テンプレの内容は…(2/2の授業の場合)
【導入】(2分程度)
①あいさつ
(生徒の様子を確認して開始)
メモは教卓に置いて持たない
少し声のトーンを上げて
明るさをアピールする
➁前回の復習
1.前回の内容を
意識させながら音読
→音読は褒める
2.内容をペアで確認
③教材名板書
生徒が音読している間に素早く
終わったら音読を聞く
➃前回の感想をITCで映す
【展開】(8分程度)
⑤学習課題提示
生徒の感想から持ってくる
疑問を価値付けする
➅学習課題板書
色味を使用して強調する
大き目に板書
⑦本事のゴール説明
例:ワークシートに記入提出
最後には日記を書きます
⑧課題解決法を問いかける
どうしたらいいと思う?
何をしたらいいと思う?
⑨範読(必須)
線を引かせながら
根拠を考えさせながら
雰囲気を出すように
読点ごとに生徒を確認
⑩内容確認(ペアワーク)
個人で整理させた後に
⑪発表させる
一問一答にならないように
話を広げる
例:同じこと考えた人ー
aはこう考えたみたいだけど
bはどう思う?
⑫問を広げていく
生徒を揺さぶるように
言いたいことは生徒に言わせる
「本当に?」「どうして?」
クリティカルシンキング活用
あとは流れで
範読は必須です。と言われました。
➁模擬授業に少し慣れた
テンプレを提示してもらえたこともあって、かなり模擬授業には慣れたかも(石川県版の)。
石川県は事前の指導案提出がありません。その分、試験前の待機時間に与えられる25分のプランニング時間の中で授業を完成させないといけないから辛い…
5分内容理解、5分学習課題と発問決め、10分授業の流れ決め、5分リハーサルがよい配分かも…
声はゆっくり、はっきり、考えながら出して。「えーと」や「はい!」を多用しない。若干声のトーンを上げて明るさのアピールを忘れずに。敬語は過度に使わない。そのためにもテンションは一段階下げて、冷徹に。板書は素早くかつ丁寧に。授業に空白期間を設けない。生徒の発言は基本的褒めて、他の生徒に話題をふって広める。
③面接対策の必要性を再確認した
最終日に模擬面接を行いました。これが初めての面接対策でした…
その割には上手く答えられたような気がしましたが、「受け答えが一般的過ぎる」とか「返答が長い」といった指摘をいただきました。
石川県教採の個人面接は、「聞かれたことだけ1,2分で答えろ!」という感じです。一般企業はどうなんですかね…?
テンパると、早口になっていらないこと口走り始める癖があるので、注意が必要ですね…
おわり
想像の10倍くらい有意義で1週間があっという間でした。東京に帰る新幹線の中でこの文章書いてますが、金沢での滞在期間があっという間過ぎてまだ帰っているという実感が湧きません…
とりあえず来年もリピート確定ですね、これは。
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