砥の粉サビの作り方
第1回は何にしようか迷いましたが、なんだかんだ言って砥の粉サビが一番よく使うんじゃないかと思ってここから始めます。
多分というかおそらく、砥の粉サビには2種類あります。
1、砥粉+水+漆
2、砥粉+漆
上記2種類。私が習ってきた学校では1の砥粉、うちの父は2の砥粉を使ってます。1は水が入る分、少し柔らかいけど弾力性があり、2はカッチカチなのでシャープな造形が作れるけど硬いので衝撃を吸収しない。だから何かにぶつけたりすると案外脆い、、、というのは誰かの受け売り。どちらを使うかは教わった先生のやり方に沿えば良いと思います。
まさこ教室の生徒さん及び、どこかのお教室で勉強中の方向けと割り切って、言葉の説明などはすっ飛ばしますね。
欠けを埋める時に砥粉サビでは弱くないか、エポキシパテなどの方が強いのではないかという問い合わせはよく聞きますが、花瓶とか置物とか普段あまり使わないものはエポキシパテで問題なかったけど、日常的に使って洗って使って洗って、、、の食器では、健康への影響などは一旦抜きにして、エポキシパテでは約半年後に埋めたところがぽろっと落ちました。水には弱いみたいです。
砥粉サビはじめ、漆全般を使って直したものは今のところ10年ぐらい頑張ってくれてます(まさこ家調べ)。漆で直したのにすぐにぽろっと落ちた方は、申し上げにくいですけど、付け方が悪かったんじゃないでしょうか。落ちちゃった原因として考えられる対応としては、ヘラで押せる範囲のMAXパワーで圧着してください。フワッと置くだけでは埋まりません。まずは道具や材料の扱いに慣れる必要があるので、とにかく経験積んで頑張りましょう。継続は力なりです。
動画を作ってみました。私が見て飽きないスピード感で作ったので少し駆け足かもしれません(割とせっかちな性格ですので)。途中で止めながら作業するなど工夫をお願いします。ではまた。