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株式会社〆は「数多くの小さなコミュニティを生み出し、世界を変える。」をミッションにしました。

僕が代表を務める株式会社〆の中長期的なミッションを2020年から、「数多くの小さなコミュニティを生み出し、世界を変える。」にしました。

その経緯を忘れないように書いておこうと思います。

世界はブロックチェーンのように相互に信頼を持ち合う社会に向かって進んでいると思います。それは、個人的に向かって欲しいという祈りも込めて。

その世界に向かう過渡期に、「社会全体」でまとまっていくのは、なかなかに課題が多い。歴史上もっともダイナミックに、今を生きる僕らの考え方次第で未来が変わる。今、まさにエキサイティングでカオスでサイコーな面白い分岐点だと思います。

世界中から注目を集めるエストニアのことを調べてみました。電子国家というだけあって、ブロックチェーンをはじめとする技術の使い方は実験的かつ、上手。一日の長があり、注目に値する指針の一つではないかと思っています。

ですが、エストニアの人口は132万人。これは、日本でいうと愛媛県の人口くらいに相当します。面積で比較するとエストニア:45,230 愛媛県:5,676。愛媛県の約10倍の土地に、同じ人口が住んでるからこそできることです。不動産的な余裕もあり、人口も少なく意思統一・決定までが早い。

これは、指針になっても日本でそのままやるのは無理だと思います。人数も国土も、歴史も違いすぎますから。

だから、もっと日本国内で「小さな中央集権でないコミュニティ」を作ることが大事ではないかと思いました。そういうことをやるのに「会社」というのはすごく適している。「個人」でなく「法人」ですから、誰のものでもない、とても不思議なものだと思うんです。(社長のものでもないって思います。長くなるのでまたきちんと語ります。)

多分、100年後は「会社ってものがあったんだってよ」って語られるんじゃないかな。

きっと、これから寿命も伸びて、100年後も生きてるかもしれません。その時に、歴史の生き証人として「会社」のことを語れるなんてすごい素敵じゃないですか?

そう思った時に、2020年の今に生きる僕らにできることは、小さく信頼で結ばれたクライアントさんや、友人、仲間たちと様々にビジネスを回して社会貢献できるコミュニティを生み出すために、いつかなくなるであろう「会社」というフォーマットを利用すべきだと思いました。

その時に、クライアントさんはもちろん、色々と雑多な人々が集まれる場所が絶対に必要だって思って、「CM」というクリエイティブなカフェ兼実験スペースを持つことにしました。

このCMというスペースに、雑で多様な人が集まり、きちんとコミュニティでビジネスを成立させるのが株式会社〆の最大のトライです。小さな分散型国家を作るようなイメージです。

本当に幸いなことに、僕らの考えに賛同してくれるクライアントさんもいっぱいいます。普段の業務でも、クライアントさん自身が、それぞれのコミュニティを生み出すために、経営計画のお手伝いやコンサルティング、クリエイティブのお手伝いをしています。

それぞれの会社に相応しいコミュニティを作るところ、考え方を共有するところまでが〆の仕事というのが増えてきた。だからこそ、先駆けて実験的に色々試すためにCMを作りました。コミュニティができたら、あとはそれぞれで自立して醸成していけばいいなと思います。

そうでないと、単純に僕らが胴元になってしまう。僕らの利益のためだけに動くことになってしまう。きっと変なよいしょとかしちゃうと思うんですよね。

それぞれのコミュニティができたら、ゆっくりとつながっていけたらいいな。その小さなつながりがつながった先に、分散型の世界が、真の個人の時代が待っていると思います。

株式会社〆は、人間関係がベースになっています。

僕個人としては、できないことも多く、いまだに迷惑ばかりかけています。誰が言ったか「個人の時代」なんて聞くとちょっと無理かもって思います。

そういう、決して強くはない、でも弱くもない個人が集まって世界を少しずつ変えていくための、ゆるやかなフォーマットとして、株式会社〆が機能したらこんなに嬉しいことはないと思います。

どうしても「〆の利益のためだろ?」って思う方もいると思います。それは、否めません。

でも、僕たちはこのCMという場所に、今まで出た利益以上の投資をしました。だから、この「CM」というスペースは、僕らを信頼してもらうためのステートメントでもあります。

僕たちは、ちゃんとコミュニティの未来へ投資をするよっていう。次の投資の際は、企画から一緒に考えていける人が増えてたらいいな。

何しろ、こうして真面目っぽく書いてきましたが、元々はノリみたいなものです。あまり小難しく考えないで、遊びに来てくれたらすごく嬉しいです。本当にフラッと寄ってください。なにしろ、会社であり、カフェなので!

話したいことがたくさんあります。

「数多くの小さなコミュニティを生み出し、世界を変える。」

いつも、家族や友人、一緒に仕事をできる全ての方に感謝しています。この場を借りてありがとうございます。

特に、共同代表の外川さんに、精一杯の感謝を。めちゃくちゃ大変な施工の設計から進行まですべてを嫌な顔一つせずにやってくれたことは忘れません。

〆の業務、CMの業務ともども、調子に乗らず、粛々と頑張って参りますので何卒よろしくお願いいたします。

株式会社〆 代表取締役 泉水マサチェリーa.k.a.泉水政輝

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