2番目のエンゲージ
100円ショップ、模型製作には欠かせないお店になりましたね。
近頃お気に入りはセリアに売ってる「瞬間接着剤用ハケ」。瞬着を塗るときに使ったり、ゴム系接着剤を塗るときにも使ってますね。ペーパーウェスを机の上に折りたたんで置いて、このハケについた接着剤をウェスに挟んでサッと取って使ってます。
接着剤だけじゃなくて、マスキングゾルなんかにも使えます。何度でも使えるのがありがたいし、洗う手間がないのが素敵。
5月はエートールコブラの他にこのエンゲージオクターバーマーク2を作りました。エンゲージSR2ってやつですね。エンゲージはSR1、3、4が人気だし、マイナーですね。SR2は本編にも登場しないけど、僕はこのSR2がエンゲージの中で一番好き。キットは今はなかなか見ないレアなものになりました。
レアなものですが、2個ゲットしたので2個を同時に作りました。
同時製作はなかなか大変ですが、いいところもあるんですよ。塗装がいっぺんに済む。マスキングの手間が二倍なんで大変ですけど。
一番のメリットは工作精度の向上です。同じパーツを二回やるとさすがにそのパーツの注意点が見えてきます。二個目の表面処理をやり終わったあとに一個目のパーツをやり直していると、サフチェックしたときにほとんど修正することがないんですよね。
あと、2個作っておけば1個はオークションに出品するので1個は手元に残しておける。それが大きいですね。なじみのお客様が欲しがったり、お金がないのときに放出しますけど(汗)。いずれにせよ、在庫に余力があるのは悪いことではないかなぁと2個同時製作をやっています。それにもだいぶ慣れてきた。
今回のキットはメカニカルムービングシリーズ(MMシリーズ)といって、関節を動かせるタイプのガレージキットです。でも、純正の関節はレジンの重さを支えられないので固定ポーズにする例が多いです。
今回、2騎作りますから、ひとつは固定ポーズ。もうひとつは可動を生かして完成させることにしました。
まずは可動モデルのほうをやったんですが、楽しかったですね。ガンプラの旧キットをいじっているような感覚で、関節のタイミングを調整したり可動を考えたり。正直、僕は可動を生かしたほうが作りやすい。でも、お客さんにしてみればポーズをちゃんと作って飾るのは大変かなぁとも思います。
関節のボールジョイントはイエサブの関節技シリーズに置き換えました。保磁力が高くて、大きさもちょうどいいのです。いろいろ試したから関節だけで結構お金使ってしまった。。。
さて、固定ポーズのほうはなかなか大変。接着剤で固めればいいってものでもないので。
特に股関節はしっかり思った位置に固定したい。軸を一本通すだけだと不確実です。
軸が一本だけだと思った位置に接着できない可能性があるんですよね。上の写真は大げさな失敗例ですが。
軸を2本にすれば関節が回ることなく、確実な位置に止められます。しかし、この脚のほうに開けた穴を想定した位置に股関節側にも空けるというのはなかなか難しい。
そんなときは思い切って、穴を外側に貫通。
そしてここで足を股間に取り付けたいという位置で、外側からドリルを入れて股間側に穴を空けました。
そうすると晴れて軸を2本、想定した位置に打つことができました。外側まで貫通させた穴は後で埋めます。
そんな加工をチマチマやって固定モデルのほうも塗装準備完了。
そしてあっという間に完成。本当はあっという間でもないんですがw
塗装レシピです。
すべて、下地はタミヤの缶サフ。
グレー:ガイアノーツパールマーズライトグレー、クレオスガルグレー、ガイアノーツニュートラルグレー3を、2:1:1。乾燥後、ガイアのプレミアムガラスパールをコート。乾燥後、ガイアのプレミアムセミグロスクリアをコート。
黒:クレオスの黒缶サフ
オレンジ:クレオスのウィノーブラック、乾燥後クレオススーパークロームシルバー2、乾燥後ガイアノーツクリアオレンジ。このクリアオレンジはグレーなどを上塗りしても染み出してくるので最後に塗り、グレー側をマスキングする必要がある。
腹部:ウィノーブラック、乾燥後クレオススーパーステンレスシルバー2
ファティマハッチなどの金:クレオススーパーゴールド2とスーパークロームシルバー2を半々に混ぜたもの。
剣の金:グリーンスタッフのメタルピグメントアンティークゴールド
剣:スーパークロームシルバー2
オレンジや金のツヤあり部分は缶の水性トップコートクリア(プレミアムなやつ)