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シュペルターに関節技をかましてみる

前回のプロミネンスに続き6月もボークスのIMSにトライ。

今回は1/100シュペルターです。もう店頭では見つけられなかったのでヤフオクで入手しました。送料込みで13000円くらい。ボークスのモーターヘッドは定価が最安値だよね、やはり。

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パーツ数は495。多いがな。切っても切ってもまだランナーがあるのが好きな人にはたまらないね。僕はそういうタイプということではないけど。

IMSもこれで5体目ということでちょっとは慣れたかな、と思ったけど終わってみれば完成に20日かかりました。腱鞘炎とばね指がひどくて整骨院に通いながらの制作っていうのもあったけど、なかなか完成しなかった。

IMSを作ってきてある程度わかってきたんだけど、いざ組み上げる段になって関節が悪さをすることが多い。今回はそこをちょっといじってみることにした。シュペルターは足が安定している形状で立ちやすいし、関節もすごくシンプルで頑丈。ヴァイオラのような背負いものも、重たいベイルもないのですごく組みやすいんだけどね。安定したシュペルターだからこそ、テストもかねて関節の改修ができるんじゃないかと思ったんですよ。ちょっとアクションポーズもとってみたかったし。

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今回使った関節、というかよくこれ使うんだけどバンダイのビルドパーツっていうのかな、ボールデンアームアームズ。ガンプラバトルアームアームズっていうのも重宝してますが、これがいいのよ。

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保持力がそれなりにあってポリキャップレスのボールジョイントがこんなに入ってる。これと同じランナーが「バインダーガン」ってキットにも入ってるらしく、そっちのほうがコスパがいいとのこと。

これで保持力が足りないって感じたときはリキテックスのパーマネントマットバーニッシュってつや消しニスを塗るとわりと強くなる。

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これは常用してないけど、気になって買っておいたクロスシルエットフレーム。バンダイの関節は本当に質がいい。さすがぐりぐり遊ぶことを念頭に置いて商品開発してるメーカーだよね。このキットの関節も加工して今回使いました。

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まずは肩の関節からいじります。

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キットの純正関節はとてもシンプルで丈夫。上下方向にしか回りません。

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クロスシルエットフレームの引き出し肩関節を移植しつつボールジョイントを仕込みました。シュペルターは肩が大きいのでこれでわりと自由度の高いポージングが可能に。剣を鞘から抜くポーズを自然にとりたかったので、この加工はわりと効果ありました。

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胸部と腹部、腰部にボールジョイントを仕込みましたが、これはあまり効果なかった。ここ、キットでは固定なので関節を作ってみたんですが、外装をいろいろ付けるといくら関節があってもかなり引き出さないと回らないんですよね。ただ、腹部にエポパテを埋め込んで重さが増したのは腹がどっしりして安定感が増すことになったかな。肩が重くてフラフラすることは無かったです。

続いて股関節。ここはキットの関節をいかしました。

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ただし、これはIMS股関節あるあるなんですけども、股関節はそのまんまじゃ使い物になりません。

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股関節の軸に太ももをはめると太ももが割れます。これは受け側のポリキャップが拡がるスペースが無いから起きる現象。

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上の写真は太もものポリキャップがはまるパーツ。ぴったりはまってまるで隙間がないのでポリキャップのまわりを削ってスペースを作ります。

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けっこう大げさにスペースを作ったくらいじゃないと股関節の軸がきれいにはまらないので思いっきりやります。

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ポリキャップが拡がるスペースさえ確保できれば股関節に太ももをはめても太ももが割れることはないし、苦労せずともはめられて保持力もある関節です。

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足首の関節も移植しましたが、これは意味があったのか無かったのかなかり微妙。楽に動かせるようにはなった、かな?

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手首はボールジョイントを移植。これは効果大。IMSでは必ずやったほうがいい改修のひとつかも。魅力的な手のパーツだから手首がクイクイっと動いたほうが表情がでるでしょ?キットではゲルググの薙刀手首みたいにグルグル回るだけの関節です。

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そんなこんなで関節の改修はこれにて終了。次回は塗装とかカラーレシピについて綴っていこうかなと思います。

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