サフを吹いてチェック(ジュノーン製作その2)
サーフェイサーを吹いてチェックして、ヤスリをやり直すって話を昨日書いたのですが、実際のところどんなことをやっているかというと、
サフを吹くと「見える、私にも見えるぞ、ララァ!」って感じで自分の落ち度が見えます。削ったつもりが削ってない。見落としてるなどなど…。
肉眼ではぱっと見わからなかったりするのでチェックはいつもルーペ越し。
パーツをくるくるすると角度によっては影を落とす部分があって削り残しなどが見つかります。
わかりにくいですが、赤丸の部分。パーティングラインの削り残しです。肉眼で見えなくてもここに塗装していって2層くらい吹くと、凹凸が倍加されるんでしょうかね、くっきり見えるようになっちゃいます。つや消し仕上げだともしかしたら見えなくなるような傷でもグロス仕上げだと…目立ちます。
あと、さらにわかりにくいですが、赤丸部分、ちょっとだけ斑点みたいなシミが出てます。これは剥離剤の落とし残し。
こういうときはささっとヤスってフィニッシャーズの剥離剤オフとペーパーウェスにちょっとだけ染み込ませて拭きます。これで剥離剤はオフでございます。
このほか、ボークスのキットではあまり見かけませんがサフを吹いたら微細気泡が見えてきたりするのでそれも処理します。
ガレージキットはだいたい「ただ塗るだけ」なんですけど、それまでに至るこの「磨き」の作業でだいたい塗りの良し悪しが決まります。地味だけど、とっても大事だと思ってます。売り物じゃなくて趣味で楽しむなら、自分が納得した時点でぱぱっと済ませてもいいし、逆にハードルをぐんとあげて時間をじっくりかけてもいい。模型ってこういうふうに幅広く楽しめるのがいいですよね。
ところで、今日はとっても楽しみにしていた荷物が届きました。
トイズプレスの1/220ヤクト・ミラージュ!!!!
いつか作りたいと願っていたものが今になって再販とは!!
全高20センチほどの小さなモデルですが、181パーツ…。ものすごく緻密で折れそうなパーツの集積物です。娘がキットひとつをパーツチェックしてくれたんだけど、触れるのを楽しみにしてたのに「折れそうで心臓に悪かった」とぐったりしてました(笑)。
5万円のキットにふさわしく、キットの箱の質がいいし、デザインもいい。
インストもカラー冊子で読み物としても楽しめる。キット自体は…ものすごく手間がかかりそうです。ヤフオク向けに作ったり、製作依頼で受けるにはまったく向いてませんね(汗)。
でも、いつか挑戦したいです。ちゃんと作れたらまたひとつ自信がつきそうですから!