2度目のアワトレジュノーン
記事タイトルにアワトレジュノーンとか言っておきながら、まずは違うキットの話。トイズプレスから1/220ヤクト・ミラージュが再販されまして、小躍りして買っちゃいました。欲しかったんですよ、このいろんな意味で衝撃的なキット。うっかり?2個買いしてしもうた。高かった…。
インストは読み物みたいに楽しめます。谷明さんの注意書きがあったり、キットへのコメントとかお蔵入り部品とか。箱の質感も良いし高額キットらしい風合い。最近は5万円のガレージキットも珍しくなくなっちゃったけど…。
このキット、やたらと細かいパーツの集合体。はたして組み上げることができるのか、いつになることやら。目と手が効かなくなる前に作り始めたいですね。
さて、アワトレジュノーン。
今年2月に作ったばかりでしたが、ありがたいことに製作依頼という形で作ることに。前回の反省点とか注意点はまだ記憶に残ってるので早速とりかかりました。パーツを洗ったらまずはサフ吹き。いつもはある程度磨いてからなんですけど、いきなりサフです。
このキット、微細気泡がけっこうあるので最初に見つけて処理したかったんです。微細気泡って上の写真でわかりますかね?パーツ下側にある黒いつぶつぶです。
このままではパテも塗料も入らないので、まずは一般的な気泡レベルに穴を広げちゃいます。僕は0.5mmのドリルでやっちゃうことが多いです。リュータでやるのでぱっぱと広げられるので。
広げた穴にタミヤのイージーサンディングやガイアノーツのカラーパテなんかを入れてヤスリました。クレヨンで埋める方法もあるんですが、僕は一発で決められないことがあるのでかえって手間がかかっちゃう。だからこの方法にしてます。
7割くらいのパーツにこうした微細気泡があるのでそれを処理しつつ、ゲートやパーティングラインなどを処理。上の写真のように仮組みできるまで三日三晩パーツを磨き続けました。がんばって進めすぎたせいで指をちょっと痛めちゃったよ…。ここまで来たら、もう一度サフを吹いて磨きに不備がないかチェック。だいたい不備があるものなので再度磨いてサフを吹いて塗装準備完了。
それから4、5日かけて塗装。僕の塗装、1層で終わることはまずないのでなかなか時間かかってしまうんですね。でも、塗装を重ねる仕上がりが最近好きなのでまあ…仕方ない。
一週間以上、朝から晩まで作業して仕上がってきたパーツを組み上げていきます。早く形にしたい気持ちをこらえながらゆっくり丁寧に。だいたい丸一日かかります。モーターヘッドはもともと脆くて繊細なものが多いので、できるだけ丈夫にしたいんですよね。自分のうちで飾るだけなら半分以下の時間で組める気がします…。
ついに完成!
今年7作目です。
なんとか以前作ったアワトレジュノーンを超えられたかなと思っています。
近頃このふくらはぎの色が好きです。
首まわりやスネなどの青緑は前回と同じ色味なのですが、さらに良くなるようテストを重ねました。この色を出すのに16パターンは試したかな…。3日くらいかかりました。
依頼主さんにこの色でいいですかと相談して「理想の色」と言ってもらえたときは嬉しかったです。塗り方の結果だけ見ればたいした手法でもないんですが、そこに至るまでがなかなか大変でした。
さて、以下は塗装レシピ。秘密にするほどでもないんだけどおおっぴらにするわけにはいかない僕の備忘録でもあるので最低金額の課金エリアにさせてもらいもらいますねー。ではまた。
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