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ルミナス・ミラージュの書き残し
前回記事でちょっと書き忘れたことを。
ルミナスには体の各所に赤い玉みたいのが埋め込まれているのですが、今回その赤はキャンディ塗装。小さい範囲に3層も塗るのはちょっと段差が大きくなりそうだし、マスキングが大変そう。ミスったら筆でちょっとリタッチというわけにもいかない。
そしてパーティングラインが入ってる玉が数カ所あって、これをきれいに処理するのも大変な感じでした。
そう考えてもともとあった玉を削って塗装済みの玉を埋め込むことに。
セリアに売っていたデコレーションテープにちょうどよさそうな大きさの玉がたくさんついたテープがあったのでこれに塗装して玉を埋め込みました。
こんな感じに。今回いじったところといえばこれくらいです。
ガレキも初めてなんで平井さんの原型に触れたのは初めてですが、また平井さんが原型を担当したガレキを作りたくなりました。立ち姿がとても美しいです。凛と立ってくれる。
僕はフィニッシュすることしかができないと思っているので、カタチを最初から作り上げる人たちに強い憧れと尊敬の念を抱きます。僕にはまったく理解不能な方たちの作り出したものに対して、僕はなんとか理解しようと造形物を観察します。このプロセスがとても楽しいです。
造形物を見たときにどういう意図でこのような形にしているのかな? これは手グセかな?とかいろいろ感じながら、原型を作った方の意図を邪魔しないように、ある意味でいつかは原型師の方を良い意味で裏切るくらいのフィニッシュができればいいなぁと、そんなことを目標に作っている時間が今はとても楽しいです。
造形物を通して創造主様の意図を感じる。大げさな言い方だけども、ガレキはその距離感が近いと感じられるのが魅力のように感じます。
ところで、このルミナス。撮影がまあ難しかった。ピンクを実際の色に合わせようとすると赤のフレームが実際の色と掛け離れる。逆もしかり。撮影環境、もっとちゃんとしないといけませんね…。
苦し紛れに動画をとりました。雰囲気が伝わればいいのですが。
ルミナスの完成が間に合ったので、9月に開かれた『北海道模型交流会in厚別区民センター』に展示してきました。
子供らのオラザク応募作品も一緒に。
今年はこんなご時世なので展示会はないかなぁと思っていたから嬉しい限り。一緒の卓のぐっさんが作ったテロル・ミラージュと僕とめいが最近作ったモーターヘッド計6体を並べました。
後ろからのアングルで適当に撮った動画ですが(ふざけてないでちゃんと撮ればよかったね…)。展示会ではしゃべってばかりであまり写真を撮らない癖がございます…。
次に作るこの子たちも仮組みして展示したりして…。
そう、8月末に再販されたボークスのガレキをしこたま買ったのです。
ルミナスのおかげでどっぷり沼にはまりました。
しかし、娘のめいの勉強代と考えたら安いもんです。
どういう形でかはわかりませんが、模型に関わり続けて生きていきたいと娘は考えているようなので。
「ホンモノ」に触れる機会って、実はそんなに無い。若いうちにたくさん触れてほしいなぁと思います。