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インナパの組み上げと接着のはなし


ジェレミーの出る番組は大好き

ガレキ仲間のあきちさんが「ジェレミー、農家になる」をお薦めしていて、トップギア時代から大好きだった私はマスキングしながらあっという間にシーズン3まで一気見。PS5の「ファーミングシュミレーター」っていうゲームまで始めてしまった。いやはや、笑いあり涙あり考えさせられること多々あり、本当に面白い番組だった。今はついでに「グランドツアー」を見始めてます。
まさぼんです。


インナパで使った色

たくさんの色を使ってインナパの塗装がやっと終わり、組み立て作業に入りました。この仕上げの作業は実は一番胃が痛くなるところでもあります。

次の次の次に作る予定のものと

ちょっと関係ないけど、今回の1/100レッドミラージュと、次の次の次、2-3月に制作予定の1/35レッドミラージュのサイズ比較ができたので写真に納めました。1/35のでかさにびびりつつも作るのが楽しみで仕方ありません。

ガレージキットを組み上げるときに使う接着剤は主にこちら。

私はこの2つがメインです。

瞬間接着剤のアロンアルファプロ用耐衝撃とエポキシ系のクイック5。

瞬間接着剤は使用量を間違わなければ、気軽に使えて便利ですよね。
ただ、適切な量というのが結構難しい。たくさん塗れば強力に接着できるというものではなくて、思っているよりかなり少なめに塗るのが瞬間接着剤の適切な使用量なのかな、と感じています。私なんかはちゃんとくっつけーとドバドバ使いたくなるんだけど、そうすると白化したり思ったより全然接着できていなかったり。逆に、仮止めな気持ちでちょんと点づけした時に限ってがっちり接着されて取りたいのに取れなかったり。

慣れればこの耐衝撃タイプの瞬間接着剤はとても頼りになるし、便利なんですけどね。いまいち使う側の自分の腕を私は信用してなくてクイック5のほうをメインに使っています。耐衝撃とはいえ、瞬着は衝撃に弱いし、私の場合、宅急便で飛行機に乗ってお客さんにところに無事に届けるわけですから、どんなにしっかり梱包しても細かな振動をずっと長い時間、模型は受け続けることになるわけで。そういうことで瞬着を使う場面は減ってしまいます。自分のための模型なら便利なのでペタペタ使うと思います。取れちゃったら自分で直せばいいだけだし。

クイック5の良いところは衝撃に強いところです。輸送向き。しかも5分で硬化開始なのでわりと使いやすい。硬化によるヒケとか膨張も少ないのがゴム系接着剤よりいいですね。ゴム系接着剤も衝撃には強いんですが硬化時間がかかって作業効率が悪いように思います。


アルミテープがお気に入り

クイック5を混ぜ合わせたり、瞬着を使うときはアルミテープの上に置いてやっています。ガムテープでもなんでもいいんですが、アルミテープが使いやすくて。アルミテープだと台紙付きなので机に貼る面を調整できるし、重さもあるのでちょこちょこ場所を変えながら使えるのがいい。
アルミテープの上に盛った接着剤はセリアで買った瞬着のための棒?とか爪楊枝とかで部品につけてパーツ同士を貼り付けてます。


組み上げは作ってきたものが形になって楽しい一方、最後に傷つけてしまうかもしれないリスクもあって緊張します。


仮組みのときにも考えてはいるのですが、いかに丈夫に作るか、そして梱包しやすく、お客さんが組みやすくするにはどうすればいいのかというのを実際に目の前にしながら最終的に決断してやっていくので組み上げはわりと時間かかってしまいます。

なるべく組む必要がないのが依頼主さんにはありがたいだろうけど、梱包では細分化して送ったほうが安全。そのバランスをとりながらいつもやってますが、今回のインナパはある程度パーツを分けて送らざるを得ない構造だったので下写真のような組み立て手順書を作って送りました。

そのままでも立つだろうけど、地震対策もあるし、長く同じポーズでいられるように足元に台座をつけたりIMSの台座を流用したりしてます。


やっと完成

思ったより苦戦してしまって、結局1ヶ月以上かかってしまいましたがインナパがようやく完成しました。依頼主さんもとても喜んでくれて私どももホッとしたというか、この仕事をやってて良かったなと思う瞬間です。好きだから作ってるんだけど、喜んでくれる人がいるから朝から晩までやれるんですよね。

インナパの完成写真はそのうちまたアップしますので見てやってください。
これにてインナパの制作日記はおしまいです。
次はご依頼品のHSGKシュペルター。すでに一部塗装を始めてますが、趣味のSSSレッドミラージュブラッディクロスもそろそろ完成させたいですね。

ではまた。

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