プロミネンス制作で気をつけておくべきこと
出たとこ勝負で痛い目に
前回の制作記事で…。
仮組みしないで塗装後に組みながら出たとこ勝負で修正しようと、なんとかなるんじゃないか、みたいなことを言っていたわけだけど。
楽観主義で浅はかな自分を殴ってやりたいぞ。
頭や腕、足、など各部位を組み立てていくと、それはもう…かっこいい。
各色に塗装した部品を集めて組み上げたときの美しさにはため息が出る。
しかしだ。しかしなのである。
頭、腕、胴体、腰、足のフレーム、スネ、足首、だいたい大まかにそんな具合で組み立てて、それを人型にしようと組み立てるところで、大きな挫折を味わうことになる。
とにかくいろんな問題が起きて、組み上げることができない。
上の写真の状態にできるまで、実は12時間を費やしている。組み上げだけで12時間…。しかも頭も何もついていない。
というわけで、今回は次回プロミネンスを作るときに注意しておきたいことをつらつらとメモしていく。
プロミネンスの注意事項
まずは組み上げる順番。
胸のフレームに外装をつける前に腕のフレームを接続。
胸の外装をつけて腹部を接続。腕の外装と肩を接続。
それから頭部をつけて上半身完成。次は下半身。
腰は前と後ろの外装以外を完成した状態にする。
続いて腰に足のフレームを接続。足首を接続して大腿部外装、すね裏外装、すね前面外装、アンクルガード(白)の順で取り付けて脚部が完成したら、上半身と接続して、腰の前後の外装を取り付け、ベイル、背面のスタビライザーを付けたら完成。
この手順が一番事故が少ないという結論。
続いて各接続部で改修が必要な箇所を。
まず頭部のボールジョイント。貧弱すぎてはまらない。
構造的に兜の前ヒレが干渉して首が動かないのでここはボールジョイントの必要がないかもしれない。固定、もしくは若干延長して新規に関節を作る方が吉。
腕の胴体への接続部、足首の接続部は軸が太いので削る必要がある。
無理に入れようとすると壊れる。
手首はポリキャップと同じ素材の軸だが、これも太くて入らないので削る必要がある。
腰部の両足へのボールジョイントが一番厄介だ。受け口の足のポリキャップが広がるクリアランスが足のフレームにない。ボールジョイントがなかなかはまらないし、はまったときに足のフレームが破裂する。ポリキャップを深く掘る必要があるが、これは博打的な作業。だから、ここはいっそキットのパーツを使わないで新しい関節を作ってしまった方が楽だし安全。
足首を横方向に動かす関節の軸があまりに細くて貧弱。足のフレームに足首を入れる際に力を入れてしまうと簡単に折れる。実際に折ってしまったのでガンプラのパーツからここは関節を作り直した。
すねの下部にある白いアンクルガードは、キットの接続ではつかない。
アンクルガード裏の中心部に接続軸があるのだが、それが短すぎて受け口に届かない。すねの外装を削るか、新しく接続部を設ける必要がある。
とまあ、こんな問題を組み上げながら感じてそれぞれ対処していって上の画像の状態まで組み上がった。
ここまでの作業でウレタンの研ぎ出しも含めて朝から晩まで、そして朝。
朝の6時まで徹夜で作業してしまった!
そして腰前面の外装が付いてない状態。なぜか。
ここは研ぎ出しに失敗してほんのちょっとフチの塗面の削ってしまい、下地が出てしまったのでシンナーにドボンして塗装をし直そうと思ったわけ。
朝の6時。何を考えたのかパーツをつけたのはシンナーではなくクリーナー…。何かがおかしいなと思った時にはパーツ表面が溶けてるよね…。
ぎゃー!こりゃパーツ請求だ。と思ったけど、運悪くランナーが二つにまたがる部分。IMSはパーツごとじゃなくランナーごとの請求だから二つのパーツを請求するのに2200円(送料別)もかかる。
幸い、修正可能なダメージだし、時間をかけて作り直すかぁと考えたところで心が折れてダウン。寝ることにした。
娘のめいも徹夜でネプチューンを組み上げていて、昼には完成。
友人のぐっさんが家に来て、作ってくれた塗装ブースを設置してくれたので、プレゼントしてくれたネプチューンの完成を見せたかったのです。
僕もそのネプチューンと対になるプロミネンスを並べたかったのです。
しかし、ネプチューンはとても不安定。
倒れたよね。
バラバラになったよね…。
次にぐっさんに会うときまでに修復して完全形をお見せします。
親子してなにやってるんだか…。
溶けたり、バラバラになった瞬間は「ぎゃー」とは思うけど、何があってもなんとかなるのがプラモのいいところ。
二人して案外ケロっとしてる。
メンタルが強いわけじゃない。
こういう失敗をしょっちゅうして慣れてるってだけ。
失敗から学びなさいよ、少しは…。
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