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新年ぽい箱のキット

おやつカルパスのクリームシチュー味が気に入って箱で買ってきます。
まさぼんです。

いつも制作記を書こうと思っているのですが、三日坊主も続かないし、ついつい制作に夢中になってしまって途中で断念、いきなり完成ってことになります。

だがしかし。そんなことを言っていてはいつまで経っても書けないので、また途中挫折して同じ失敗を繰り返すことになるとわかりつつも書いていきます。

2025年1月4日の制作です。

現在、いくつかのキットを同時並行で進めています。まあ、めいと二人でやってるのでいつものことなんですけど、最近は並行作業のキット数が多いですね。

まずはこちら。

金箱。めでたい

ボークスHSGK 『ナイトオブゴールドA-T』、制作ご依頼品です。

熟成クリアレジンとの戯れ


こちらは先月からちくちく進めてまして先日ようやくだいたいの仮組みが終わりました。

ずむちゃっという立ち姿がかっこいい

他の制作物と同時並行で進めていたのは、一気に進めると私たちの手が壊れちゃうかなぁと思ったんですね。ある程度時間の経ったクリアレジンってえらい硬くなるんですよ。ガラスみたいに。それを集中して磨いてると手を痛めちゃったことがありまして。

とはいえ、今回主にやったのは湯口の処理とフレームと外装の擦り合わせです。

カラーレジンとクリアレジン、経年変化による収縮率が往々にして違うものでパーツの合いがだいたい悪くなってます。それを修正してからじゃないとパーツをいくらきれいに磨いて仕上げても組み立てられないってことになるので。

舞台は台所。生活感ありすぎてすいません

今日行ったのはスタビライザーや首のパイプなどをお湯で形状修正していく作業。

最近のキットならお湯をかけたりひたしたらあっという間にふにゃふにゃになって怖いくらいなんですが、熟成されたクリアレジンはなかなか曲がらない…。とはいえ力をいれるとポキっと折れるので様子を見ながらたまに火傷しつつ慎重に曲げました。首のパイプ、曲げないとまったくはまらない状態だったのを上の写真くらいには修正できました。台所でのこの作業だけで1時間強。怠けてるわけじゃなくて、必死にやっててこんなに時間が溶けていきます。

頭の上の「フタ」も合いが悪かったのですが、頭の中身をちょっと削ったりちょこちょこいろいろ修正して最終的にはちょっとお湯で曲げてきれいに収まりました。

A-Tのクリアレジンキットって?

さてさて、このキットについて何も書かずにいきなり制作記をはじめてしまってますが、このクリアレジンキットのA-Tって近頃見かけない。
説明書はこんな感じです。

クリアキットの色見本なんですが…


透明感をまったく出さない強気な姿勢

原型師がクレジットされてませんが、中島千明氏???
インナパLEDの特徴的な股関節と同じ方式だし、2002年8月リリースされた『パトラクシェ・ミラージュ』の原型は中島氏なんですよね。ただパトラクシェには腰背部のカタツムリみたいなのがついてなくて、剣の向きも違う。そしてパトラクシェはなぜか当時の価格が34800円(94パーツ)。このクリアA-Tは29400円(101パーツ)。クリアA-Tのお得感すごいな。とはいえ、調べたら気になって欲しくなりましたパトラクシェ。どこまで違うんだろう。当時の状況を知らないので誰か詳しい人がいたら教えてください。

ここ数年、再販されているA-Tの説明書はこのような体裁ですね。

最近のキットは「日本製」が「京都製」になってるかな?

クリアレジンなしで普通のレジンキットです。とても組みやすい。いやちょっとだけクセがあるかな。

カカトのパーツの違いはよく見ないと本当わかんない

こちらのキットはパーツ数が69で33000円(税込)。クリア版に比べて32パーツも減ってます。それは頭や肩、上腕、大腿部などがフレームと一体パーツになってたりするからで、単色成形のレジンならこれが正解だと思います。このキット、2度ほど作っていてどちらも嫁いでいったのですが、結構気に入ってていつか自分のために作って飾っておきたいな、と積んでおります。

さて、仮組みまでできたのでA-Tは相棒のめいに磨きをお願いして引き渡します。私がインナパに苦戦している間に、次の制作物であるHSGKシュペルターを磨き終えてくれたので手が空いてる?状態だったのです。今はインナパの3次磨きを少し手伝ってもらってました。

インナパ=インフェルノ・ナパーム

現在、メインで進めていて完成に近づけているのがこちらのキット。

めちゃでかい箱です

『レッド・ミラージュV-3 インフェルノ ナパーム』。制作ご依頼品です。
当初の予定では昨年内にとっくに完成しているはずなんですが、思った以上に手強くて年末らしく過ごしたわけでもなくこれに集中してたはずなのに完成できませんでした。

このキットのことや、何が大変だったのかはこれから書く隙間もあるだろうからその時に譲って、本日の作業を。

あとは塗装するだけ、という状態と言いたいところですが、表面処理をしきれていないパーツがまだこんなにあります。しかし、パーツ数がそれなりに多くていっぺんには塗装できないので、塗装できるものから進めていくことにしました。

今日は銀色のパーツ群の一部を仕上げ。スミ入れは以前は瓶の蓋についている筆を使ってはみ出た部分を拭き取っていたのですが、最近は塗料を皿にとって、ゴッドハンドの神ふで「スミ入れ」で塗ってます。こっちのほうが結局効率が良いしきれいに仕上がる気がして。

拭き取りはテレピンです。ガイアノーツのフィニッシュマスターは欠かせません。テレピンじゃなくてペトロールでもいいかな、って最近は思います。前は松脂の臭いは気にならなかったんですが最近苦手になりつつある。

たまには背景も考えて撮ってみた。意味があるのかはわからないです

今日仕上がったパーツはこちら。少しのようだけどこうやって仕上げるパーツをコツコツ積み上げるのが大事。たぶん。仕上げに近づけるためにこれ以外も塗装はしているんですけどね。
今日は他の業務もあって制作に使えたのは4時間ちょい。明日は趣味模型の25分を確保したいです。インナパのペースも上げていきたい。
あ、そうだ。この銀色は、サフ→クレオスGXウィノーブラック→クレオススーパークロームシルバー2。装甲裏はガイアノーツのガンメタルです。各色を重ねるときは急いでいても乾燥時間を最低でも3時間はとってます。その根拠は…今のところそれで失敗がないような気がするから?

では、おやすみなさい。今日もお疲れ様でした。明日も良い1日を。

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