「それ、どう言うこと?」と細かく聞きすぎても何もわからない。らしい。
ピアノの曲を練習していたら最初から弾くと演奏できるけど、間の「あそこだけ」弾こうとするできないことがあります。
この解決法はそれぞれの箇所を練習したら今度はそれらを繋げて弾く練習をしなければスムーズに弾けないことは経験則からわかっています。
だけど、それがなんでなのかはわかりませんでした。
それで神経科学や脳科学の本を読んで脳がどのような処理をしているのか知ることで少しヒントに近づけるかなぁと最近読んでいる本がこれです。
もう17.8年前の本なんですが、中高生を相手に薬理学の有名な池谷裕二氏が話をしたものを本にした内容で比較的わかりやすいとことで読んでます。
高校をろくに勉強してなかった僕には少し冷や汗な部分もありますが全体としてはわかりやすいです。
その中でとても面白い部分が、「脳の神経繊維がどのような働きをしているか知っても何もならない」と言うものでした。
何かがわからない場合は、それらを細かくみたいかどう作用しいるのか知ろうとします。これを還元主義と言うようです。
たしかに個人的な経験にもわからないことがあると「なんでなの?」と言うことを繰り返してより細かくしていき理解しようとすることは多いです。
その結果、本来知りたいことがわかることはほとんどないです笑。
この本では神経繊維がどのようなものかを事細かに説明した後にそれを言います。「ね、でも何もわからなでしょ?」と。
たしかに。神経繊維の働き自体はわかるけど、神経繊維の作用によって生み出される、感情は行動、心のようなものは結局わかりません。
そこで複雑系という全体を一つしてみる考え方が出てきたようです。
魚の群れがなぜ同じ行動をするかと言うのを、隣の魚から離れないようにする、ぶつからないようにする、同じ方向に進む、という条件を揃えると魚の群れのようになるのだそうです。
何か一つのものを見るのではなく全体のものを見る、とても大切なことだなぁと思いました。
例えば自分の表現を広めたいのだけどやりたいこばかりを考えすぎて、他人が興味や共感持てなかったり、自分の子を考えすぎて他人の入る余地がなかったり。
なんか今の自分に当てはまることがあるなぁと思った今日この頃。
自分が迷っている時にその答えをくれる本と出会うような気がしているんですが、きっとこれも自分のことを都合よく考えすぎですかね。笑。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ばジャズピアニストの金子将昭。見てるだけで音楽やジャズや文化が詳しくなる動画を投稿しています。
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