「逃げ癖」って良いスキルだなぁ。あの時、僕は逃げ出したかった。
盆栽って植木鉢に植物を植えるのではなく、自然を切り取って植木鉢に再現するものらしいです。つまり盆栽は植木ではなく盆栽=自然らしい。
そんなことを今日の配信中のみんなとの会話中に知ってやってみようとしているかねこです。(↓今日の配信)
ところで最近「逃げ癖」という言葉を見かけました。なんでも続かずにきついことがあるたび逃げ出す人のことらしいです。
久しくお目にかかってないこの言葉、使い方は「僕には逃げ癖がある」みたいに使うらしいのです。
あんまり良い意味合いで使われないこの言葉。ということはこの逃げ癖を治したいと思って悩んでいる人もいるんだろうなぁと思いました。
ところで自分の人生を振り返ると逃げることによって今があったりしてます。
僕はギターは10歳くらいで始めたのちに大学でジャズギター学科に入学しました。そこに上手い人たちが集い壁に当たった僕はギターから経験なしのピアノのへと逃げ出しました。
結果今もピアノを弾いてるのですが、あのとき逃げ出さなかったら僕はどうなっていたんだろうと思います。(考えたことないのですが・・)
そして結構きつい思い出に小学生の頃にうけたいじめがあります。
あの時代は子供のコミュニティは学校しかないため逃げ出せずにいた過去の思い出になっています。(今はその経験が自分を形成しているとも思っているのでポジティブです)
あのときに逃げ出したかったなぁと逃げ癖がなかった自分を悲しく思います。
そう考えると逃げ出してよかったことはあるけれど、逃げ出さずによかったことはあまりないような気がしてなりません。。
そう考えると逃げ出せるって良いスキルだなあって思ったりしてます。
逃げ出せるスキルがなくて自殺してしまった人、たまにニュースで出てたりしてます。
逃げ出せなかったことで命を落とすことはあっても逃げ出したことで命を落とすこはなかったりもします。
なので逃げ出すスキルって大切なんでしょうね。
もちろんなんでも逃げ出すのはメリットを逃すタイミングもあるかもしれまんせんが、それでも命を落とすよりは逃げ出したほうがはるかに良いように思います。
こんなことを数年前の自身の経験で思いました。
それは舞台の仕事でした。長期にわたって行われることが決まっておりフリーランスの僕は舞台のスケジュール中も他の仕事があったので代わりのピアニストを用意してその日だけはその人にお願いするという形を取っていました。
その後、稽古が始まって4日目にその代わりのピアニストは稽古場にこなくなりました。
連絡も全くつかずにそのピアニストを紹介してもらった紹介者に問い合わせたり家族やその恋人の人にも連絡をとってもらいましたがだめでした。
その後、すいませんと頭を下げることしかできない僕は、関係各所にひたすら謝るということを繰り返しました。舞台はなんとか一人で乗り切りましたが、その彼の行方は心配しておりました。
その後開演一ヶ月を超えたところで彼の彼女を通して連絡が取れました。そしてメールが届きました。
彼にとってはこの仕事をプレッシャーに耐えられないキャパオーバーな案件だったのでしょう。
自身に被害はあったのですが、もし彼にこの一件を無理にやらせたらとんでもないことになってたかもしれません。
彼は逃げるスキルをもっていてよかったとすら思いました。
彼を僕に紹介した紹介者はたいへん怒っていましたが、それも仕方ないとたしなめました。
本来ならば一緒に起こるべきところでしょうが、やはりキャパオーバーになったら逃げるという選択肢は必要だろうと思います。
こればかりは一度事故にあわないとわからないことで、関係各各所には頭を下げるだけで済んだのは幸と捉えています。
そんなこんなでこれから必要なスキルに、「責任をもってやること」より「キャパオーバーになったら逃げること」、「技術を高めること」より「楽しむこと」がとっても大事なスキルになってくるんじゃないかなぁ、そんなことが幸せな人生送るのに必要なスキルかなぁと自身の経験を交えて思う今日この頃です。
「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。見てるだけで音楽やジャズや文化が詳しくなる動画を投稿しています。
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毎日ジャズピアニストかねこ
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