はじめまして。Facebook Japan 代表の味澤将宏です。
2020年は広告主やパートナーの皆様、同業界の皆様となかなか対面でお会いする機会を持つことができず、情報交換をする機会もオンラインが中心になりました。世の中が大きく変わり、私たちの生活も変化する中、個人としても組織のリーダーとしても考えることがたくさんあり、この度、自身の考えや思いを綴る場所として、今年からnoteを始めてみることにしました。初めましての方も、そうでない方も、是非たくさんの方に読んでいただけたら幸いです。
まずは、簡単に自己紹介から。
Facebook Japanには、2020年1月6日に代表取締役として入社しました。今までのキャリアでは、長らく「広告」に携わっており、マーケティング活動の変化、とりわけネット広告の変遷を間近で見てきました。
1990年代後半、オグルヴィで外資系クライアントを多く担当していた頃は、360°ブランディングの接触ポイントの一つとして広告を含めたオンラインソリューションを組み入れていました。2000年代前半にリスティング広告が始まると、ダイレクトレスポンス目的での活用も広がりました。2008年に入社したMicrosoftではアドネットワーク事業の責任者、オンライン広告事業の責任者を務め、アドテクの初期から、DSP、AdExchange、アトリビューションなどの普及までを目の当たりにしました。
ネット広告にとって大きな転換点になったと考えるのが、Twitterに広告事業の責任者として入社した12年頃です。まずはSNSの普及によるソーシャルグラフ、インタレストグラフを活用したネイティブ広告が可能になったこと。そして、スマートフォンの普及によってモバイル化が進み、モバイル広告が主流になったことです。結果、消費者それぞれの人間関係や興味関心に基づく精度の高いターゲティング広告を、接触時間の長いモバイルを通じてリアルタイムに届けることが可能となりました。
Facebook社に参画した理由のひとつは、このようなネット広告の進化をさらに加速させる取り組みができると考えたからです。特に日本で急速に利用者を増やしているInstagramを活用したマーケティングソリューションの開発に大きな可能性を感じています。また、広告に関する取組みだけではなく、Facebook社が掲げる「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」というミッションの実現に向け、Facebookだけでなく、InstagramやMessenger、Workplace、VR端末のOculusといった幅広いポートフォリオでアプローチを図ることができるのが、手前味噌ながらFacebook社の大きな魅力でもあります。
少し、ビジネス寄りの話が続きましたが、プライベートではサーフィンやトレイルランが好きで、郊外に住んでおり、これらを楽しみながらオンとオフを切り替えています。料理も趣味の一つで(実は自宅付近に友人と共同で小さな畑を持って野菜などを育てています)、現在のリモートワーク期間中は簡単で残ってもいろいろなものにリメイクできるオーブン料理も作ったりしています。写真は先日作ったローストポークの下ごしらえをしている時のもので、こちらをオーブンに入れたのち、半分くらいはそのまま家族で食べ、残りはカレーとシチューにしました。
また、マイクロプラスチックの問題には大変関心を持っており、これからの世代に綺麗な海を残すべく、個人的に様々な活動に参画したり、サポートを行っています。こちらについてはお話しすると長くなってしまうので、またnoteの投稿で別途共有させてください。
最後に、本noteでは、Facebook社のフィロソフィや、働き方、ユニークなカルチャーなどをテーマに、自身の考えや思い、関心事を発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします!