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ハムストリングス肉離れのリハビリで絶対に外してはいけないたった1つのポイント
こんにちは!
イクサポです!!
今回は、ハムストリングスの肉離れのリハビリについて書いていきます!!
多くのスポーツ選手が経験する怪我といえばハムストリングの肉離れがあると思います。
サッカーではハムストリングの肉離れが最も多い怪我で、全体の12%にあたります。他の多くの競技でも、ハムストリングの肉離れは肉離れの中でもかなりメジャーな部位と言えるでしょう。
このハムストリングス肉離れのリハビリにおいて非常に大切なポイントが1つあります!
今回は、論文ベースでこの点について書いていきます!
それではいきましょう^ ^
ハムストリングス肉離れは厄介な怪我
この部位の肉離れは非常に厄介な怪我です。
その理由は、
再発リスクが非常に高い
ためです。
ハムストリングの肉離れの再発率は30.6%にものぼり(Orchard et al, 2002)、そのうち復帰後1週目:12.6%, 復帰後2週目:8.1%
と、全体の再発の約3分の2が復帰後2週間以内に生じています。
次にこの再発率の高い理由について、リハビリ内容も含めて見ていきます!!
受傷機転と基本的なリハビリの流れ
多くのハムストリング損傷の受傷機転には、以下の2つの受傷タイプがあります。
❶ Sprinting-type
❷ Streching-type
Sprinting-typeは、主にスプリントの接地時に膝伸展位で骨盤の前傾が加わることによって起こり、Stretching-typeは、膝伸展と股関節屈曲の動作を速いスピードで行なった場合に起こります。
ポイントとなるのは、どちらの場合も膝伸展位で起こるということです。
次に、基本的なリハビリの進め方を以下にまとめます。
急性期(受傷後数日)
・RICE処置を中心に炎症(痛みや浮腫)をコントロールする
・痛みの無い範囲でストレッチを行う
亜急性期(受傷後3日~3週)
・可動域の左右差をなくす
・徐々にハムストリングに負荷をかけていく(Isometric→Concentric→Eccentric)
・バイクを用いて心肺機能にも負荷をかける
・患部外(上半身やハムストリング以外の股関節の筋)にも負荷をかける
リモデリング期(受傷後数週間)
・ハムストリングへのエキセントリックの負荷を強めていく
ファンクショナル期
・再受傷に注意しながらウォーキング、ジョギング、スプリントなどの機能的な負荷をかけていく
・再受傷に注意しながらスポーツの動作も行っていく
競技復帰
・柔軟性、筋力のトレーニングは継続する
このように受傷機転も考えながら、段階的に負荷を上げていきます!
リハビリを進めていくにあたって、あるポイントを押さえておく必要があります。
再発率を減らすポイント
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