視覚情報からの認知と処理過程を様々なトレーニングに取り入れる
Writer
松本 康佑
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こんにちは!
イクサポです!!
今回は、島根県で地域活性化と共に、怪我で泣くアスリートをゼロにするために活動されている松本康佑さんにゲストライターとして記事を書いていただきました!!
今回の記事にも出てきますが、松本さんは育成年代の選手に対して、視覚情報を活かしたトレーニングを数多くされており、僕自身非常に参考にさせてもらってます!!
今回は、なぜ視覚情報が重要なのか?どんな目的で、どんなトレーニングを行うのか?など、考え方から具体例まで紹介していただきます!!
それではいきましょう^^
突然ですが、
『眼を閉じてボールを蹴れますか?』
『眼を閉じて正確にボールを投げることが出来ますか?』
『眼を閉じて正確にボールを打てますか?』
『眼を閉じて正確に走れますか?』
大半の人が難しいと答えると思います。それだけスポーツにおいて視覚情報の占める重要度は高いのです。
❶スポーツにおける視覚情報からの認知とパフォーマンス
❷スポーツにおける視覚情報からの認知と障害•外傷予防
❸自粛期間の活動制限と❶❷の関係性の考察
今回はこれらを踏まえたトレーニングをご紹介させて頂きます。
❶スポーツにおける視覚情報からの認知とパフォーマンス
まずスポーツと視覚情報からの認知とパフォーマンスについて考えていきます。様々なスポーツ場面の一つ一つを切り取って考えていくと、
•味方選手、相手選手の把握
•開放的または閉鎖的な空間での、ボール位置やボールスピードの把握
•競技を行なうコートラインの把握
•試合状況、展開の把握
•監督、味方などの指示、ジェスチャーの把握
などがあります(例を挙げるとキリが有りません)。
これらをしっかりと把握し、プレーを意思決定し、正確にスポーツ動作を実行するための要素として、やはり視覚情報からの認知が必要なことは、誰が考えても理解出来ることだと思います。
少し前にfootball選手の久保建英選手も視覚情報からの認知についてはインタビューで話していましたね。事前に情報収集することで自身の技術を安全に発揮できると。
次は具体的に考えていきましょう。
刻々と試合展開が変化し、味方選手•相手選手•ボールなどの情報を認知する必要性のあるfootball、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、バドミントンなどの競技スポーツにおいて、重要視されやすく、皆様がよく耳にするアジリティについても考えていきたいと思います。
アジリティとは刺激に反応し、素早く効率的に動作を開始し、適切な方向に移動し、また、常に素早い方向転換や停止に備えることにより、迅速に、円滑に、効率的に、繰り返しプレーを行うことを可能にする能力であるとされています。
そのアジリティに関与する多数の要素は、複数の因子からなる決定論モデルによっても表されていますが、ここでも視覚情報からの認知の重要性は説かれています。
図1 アジリティパフォーマンスの決定論的モデル
したがって、試合展開が刻々と変化する競技スポーツおいて重要視されるアジリティを強化するためのトレーニングを実施する際には、視覚情報からの認知の過程を踏む刺激を入れていく必要性があります。少し意識すれば様々なトレーニングに応用可能だと思います。
早速ですが、イメージして頂くために、以下の要素を強化することを目的としたトレーニングを、football選手を例に紹介させて頂きます。
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