企業PR誌の原稿の書き進め方
企業広報用の原稿を書き進める際はクライアントから資料を提供してもらいます。しかし、担当者は多忙なことが多くなかなか連絡が取れなかったり、内容が不足しているケースもあります。
私の場合、仕事がスタートした直後に「四季報」や「業界地図」で企業の立ち位置や動向を調査します。次に日経テレコンで1年間の目玉となりそうなニュースをピックアップしていきます。なかには担当者が知らなかった出来事も…。ただこういった横道に逸れる情報は使えなかったりすることも多いです。そこで企業のサイトに掲載されている情報から拾うのですが、一番参考になるのは採用サイトです。原稿の主要な論点を固める際の重要なポイントが手短にまとまっています。また、ここで書かれてる情報は広報のチェックが済んでいるので内容についてはお墨付きということです。もう少し専門的な内容が必要な場合、直近3年分の決算説明会資料や証券会社が出しているアナリストレポートを読み込みます。
書き終わった後は競合がオフィシャルでリリースしている文章と表現や内容と被りがないかという部分もチェックしていきます。国内企業は情報発信など同業他社を参考にすることが多いため、文言やニュアンスについて重複してる箇所がないか表現者としては注意したいところです。