IR支援会社 思い出話②
先日書いた「IR支援会社 思い出話」が思いの外、アクセス数が良かったので続きを書きます。恐らく同業者の方が多く読まれているものと拝察いたします(笑)さて、ひょんなことからCSR/ESGのキャリアをIR支援会社(正確には証券印刷系の会社)でスタートすることになりました。周りからは上場企業に転職できて良かったねと言ってもらったのですが、編集職希望だった私は、営業色が強い会社だったということで馴染めず、結局数年で退職しました。その後は多少のブランクを経てD社というIR支援会社に転職することになります。D社に転職した最初の日は今でも記憶に残っているのですが、コンペ用の企画書が100ページ弱あり圧倒されてやっていけるのかな?と不安からスタートしました(笑)
D社は小規模の会社ということで、社員はほとんど転職組で構成され、競合から移ってきた人も何人かいました。自分の直属の上司のMさんはE社からの転職組で、創業時のE社のエピソードなど貴重な話を聞く機会もありました。Mさんはずば抜けて優秀な人で、文章が上手いうえに、デザイナーの指示もカラーコードで赤入れするなど仕事は非常にきめ細かく、彼の携わった案件は日経ARアワード、LACP主催のVision Awardsなどアワード関係を総なめにしてきました。コンペの受注率も非常に高く、私も刺激を受け無我夢中の毎日でした。ですが、幸せは長く続きませんでした…。