見出し画像

株式投資は急がば回れ

こんにちは。証券マン山地将文です。

私は、証券会社に勤務しているという立場上、自分で株式投資するということはしません。(確定拠出年金は別として。)
証券会社の役職員は地場受け・地場出し禁止というものがあって、他の証券会社で投資をすることが出来ないですし、自社で投資するにも、何かと規制があって面倒で、今は投資をしていません。
なので、今回のことは顧客の投資についてです。

お客様に投資の提案をしていると、様々な考え方があるのですが、出来るだけ早く、短期で儲けたいというニーズの方もいらっしゃいます。
証券マンも短期で売買していただいた方が、手数料をいただくことが出来てありがたいです。

確かに、短期で儲けられる確率が高い局面はありますし、私のお客様でも実際にうまくいくことも多くあります。
デイトレーダーの方で、短期運用を繰り返して、大きな資産を構築している方も多いようですね。

ただ、どちらかというと短期で儲ようと投資した場合、うまくいかず損切りすることになったり、評価損が膨らんで得ることが出来ず持ちっぱなしになってしまったり、ということが多いです。

短期で儲けようとして投資するとは、どのようなケースがあるのかというと下記のようなものかと思います。

  1. 新聞等の材料(上昇要因)で動いている株を買う

  2. 今後期待される材料が出る前に買う

  3. 決算発表前に、好決算を先読みして買う

  4. 値動きの良さに乗って買う

  5. チャート、業績推移、今後の見通しのチェックを疎かにして買う

このような行動で投資した場合、多くは上記にあげたような失敗に終わるケースが多いです。
仮に何度かうまくいっても、どこかで連続して損を抱えるようになると、売れなくなったりして動きが取れなくなってしまいます。


上手に資産を増やして構築している方々は、長期目線で株を見て、短気の値動きを気にしすぎない方が圧倒的に多いです。

自分の投資尺度をしっかりと持って、その企業の業績・財務内容、株価の位置を分析した上で投資をし、時に軌道修正することもあるものの、基本的には買ったら長期投資で保有する。
こういう方は、上手く資産を構築しています。

これは、株式だけではなく、投資信託や外債投資でも同じことが言えます。

投資信託は、過去の実績やテーマ性だけでなく、長期的目線で今後保有し続けられるものを選ぶことが大事です。
外債も、投資先の国や企業、通貨の先行きを長期的に見て投資することが必要です。

投資は急がば回れです。
正しい、知識を身につけて、長期目線を持って投資を行いましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?