
【世界で人気】replitとは?話題のAI開発エージェントのメリット・使い方を徹底解説
replitはブラウザだけでコードを書き、AIアシスタントや共同編集までこなせるAI駆動開発に関するエージェントの注目株です。本記事ではReplitの特徴や使い方、料金プラン、他サービスとの比較などを総合的に解説します。
replitとは?AI駆動クラウドIDEの革命児

Replit(リプリット)は、ウェブブラウザ上でプログラミングからデプロイまで完結できるクラウド型の統合開発環境(オンラインIDE) です。2016年にAmjad Masad氏らが創業し、2023年以降ユーザー数が急増中。2025年ではかなり人気のサービスになっているようです。
初心者~上級者まで対応: Python・JavaScript・C++・Go・Rustなど、50以上の言語をサポート
環境構築不要: ブラウザさえあればOK。OSや端末の違いを気にせず利用可能
共同編集やホスティングも可能: 一つのプラットフォーム上で完結できる利便性
Replitは「オンラインIDE界のオールインワン・プラットフォーム」とも言われ、世界では多くの学校や企業で導入が進んでいます。
Replitのメリット・特徴
環境構築不要で即開発
従来、プログラミングを始めるには言語ごとにコンパイラやランタイム環境をローカルにインストールする必要がありました。しかしReplitではそんな面倒は一切不要。
ブラウザでログイン → 「New Repl」→ 言語テンプレート選択 → すぐにコーディング!
インターネットがあればPC・タブレット・スマホからアクセス可能
アイデアを思いついたその場で試作を開始できるため、学習やプロトタイピングに最適です。
リアルタイム共同編集
Replitなら離れた場所にいる複数人が、同じコードをリアルタイムで編集可能。
ペアプログラミングやチーム開発に大活躍
コードエディタ上に他ユーザーのカーソルが表示され、同時に改変しても衝突が少ない
内蔵チャットやコメント機能を使ってコミュニケーション
教師と生徒、メンターと受講者など、オンライン授業でも非常に重宝します。
AI機能
ReplitはAIによる自動コード補完や生成にいち早く対応。以下の機能が利用できます(後述「ReplitのAI機能」で詳説)。

Assistant
プログラムの質問などを行うChatや、簡単な修正を行うQuickEdit機能を提供している
AI Agent
「こんなWebアプリを作って」と自然言語で指示すると、自動で雛形コードを生成
要件定義や依存パッケージのインストールなど、プロジェクト構築の初期工程をスキップ
近年の大規模言語モデル(GPT-4o、Claudeなど)と連携しているため、非常に精度が高いです。
多言語サポートとデプロイ
対応言語:Python、JavaScript、C/C++、Java、Go、Rust、Ruby、PHP、HTML/CSS/JS、React、Node.jsなど
ワンクリックデプロイ:完成したアプリはReplit上で簡単に公開でき、URLが自動生成されます
本番運用も可能:有料プランのAlways Onやブースト機能を使えば、ある程度のサービス稼働も実現可能
学習~試作品~デプロイまで、すべてをReplitだけで完結できるのが大きな魅力です。
ただし高トラフィックなサービスを運用したい・より本格的な開発をしたい場合にはReplitを卒業する必要も出てくるであろうというのが筆者の感想です。
Replitのデメリット・注意点
リソース制限
無料プランのCPU/メモリ/ストレージは限られており、大規模プロジェクトや高負荷処理には不向き。オンライン専用
オフライン環境では使えないため、ネット接続が必須。通信が不安定な環境では作業に支障が出る場合も。有料機能への依存
プライベートRepl、AI機能の無制限利用、Always Onなど便利な機能は有料。
→ ただし小規模開発や学習用途なら無料でも十分。高度なカスタマイズには不向き
Dockerやローカルホストでの細かい環境構築をしたい場合には制約が多い。Next.jsが使えないなどの制約があり
Replitの使い方(チュートリアル)
アカウント作成と新規プロジェクト
Replit公式サイトへアクセスし、無料アカウント登録
GoogleやGitHubアカウントでシングルサインオンも可能
ログイン後、ダッシュボードから「+ Create」をクリック → 言語テンプレートを選択すると数秒で開発環境が完成

エディタ・コンソール・設定

左ペイン:ファイルツリー(新規ファイル追加、フォルダ作成など)
中央エディタ:コード入力、シンタックスハイライト・自動補完付き
右/下コンソール:実行結果やエラーメッセージ
上部ツールバー:Runボタン、AI機能のボタン、設定(テーマ切り替え・フォントサイズなど)
コラボレーション方法
Inviteボタンで他のユーザーを招待 → 共同編集スタート
内蔵チャット機能でやり取りしながら、ペアプログラミングが可能
公開ReplにすればURLを共有して誰でも閲覧やフォークができる
デプロイとホスティング
画面右上などの「Deploy」をクリック → 自動的にURLが割り当てられ、外部からアクセス可能
基本的には課金が必要で、staticページは支払い方法追加で使用開始できる
Node.jsなど常駐プロセスが必要なアプリは有料プランでAlways Onを利用するか、他の方法で定期的に起動する工夫が必要
ReplitのAI機能を詳しく解説
Replit Agent
「株価グラフを表示するWebアプリを作って」と指示すると、自動でファイル構成や依存パッケージのセットアップ、必要なコードを生成
ユーザーは最後に微調整や追加機能を選択・承認するだけで完成
アプリ開発の初心者でも高度な機能を短時間で作成可能になり、企業内で「市民開発者」を生み出している例も
ロールバックあります
スクリーンショットを撮りながら自律修正するのがマジでかっこいい
AI活用の実用例
学習者向けデバッグサポート:エラーが出たらすぐにChatで対話し、詰まる時間を短縮
モックアップ開発:Replit Agentで一気に雛形を作り、アイデアを短期間で検証
小規模アプリの維持管理:AIがコードの可読性向上や脆弱性修正を提案するため、保守コスト削減
料金プラン・無料と有料の違い
無料プラン
パブリックRepl(原則公開)
リソース(CPU,メモリ,ストレージ)に制限あり
AI機能に回数制限(一部無料トライアルなど)
小規模アプリ・学習には十分
Replit Core(有料プラン)
プライベートRepl作成OK
高速CPU・大容量メモリへアップグレード
AI機能を無制限で利用可能
常時稼働(Always On)・カスタムドメイン設定
月額15~25ドル程度(プランにより異なる)
エンタープライズプラン
大企業向け、専用VMやセキュリティ強化、SSO連携など
大規模チームでの導入事例増加中
Replitはどんな人におすすめ?活用シーン別まとめ
学生・教育機関
授業や講義で環境構築を省略したい
共同編集で教師がリアルタイムに生徒をサポート
一人一台のPCを用意できなくても、クラウド上で統一環境
個人開発者・フリーランス
すぐに試作してデプロイまで確認したい
ローカル環境を汚したくない、外出先からでもアクセスしたい
個人のポートフォリオを手軽に公開
企業・チーム開発
スモールスタートのプロジェクトを短期開発し、そのまま社内向けツールとして運用
AI機能を利用して、非エンジニア部門や新人エンジニアの生産性を向上
リアルタイム共同編集でリモートワークを効率化
非エンジニア部門
簡単なWebフォームやダッシュボードを自分で作る
Replit Agentで雛形を生成 → 必要に応じて修正
まとめ
Replitは、環境構築不要・リアルタイム共同編集・AIアシスタントなどの魅力的な機能をオールインワンで提供するクラウドIDEです。
学習~本番運用まで幅広く対応
小規模なプロジェクトなら無料プランで十分
より本格的な開発やAI機能を最大限活用するなら有料プラン(Replit Core) が最適
ブラウザさえあればどこからでもコーディングやデプロイが可能で、初心者にとっては環境構築のハードルを下げ、上級者にとっては素早い試作や共同開発、AI支援での効率化が期待できます。
もしオンラインIDEを探しているなら、まずはReplitの無料プランから気軽に試してみてはいかがでしょうか。
[筆者のぶっちゃけ感想]
Replitはおそらく現在(2025/2/20)時点での最も優れたクラウドAI開発エージェントサービスのように感じています。Next.jsを使用できれば圧倒的オススメができるのですが、そこが残念ですね。
Agentの機能がかなり優秀で、不具合の自律的修正もいい感じにできる印象があります。Agent自体の能力は他のサービスと比較してもかなり優れている部類で、完全感想ですがWindsurfのCascadeのような心強さがあります。
つまり最高級です。
Lovableやbolt.new、create.xyzやv0といった競合サービスもたくさん登場していますが、現状で最もオススメです。