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【登山】初級者も楽しめる金時山で絶景を満喫

11月も終わりに差し掛かった平日、私は仕事がオフだったのを利用して久々に趣味の登山に出かけた。

向かったのは登山愛好家には人気の山として知られる、神奈川県の金時山。
あの「金太郎」の伝説が残る地としても知られるこの山は、標高が1,212メートルと比較的低く、初級者でも気軽に登れる山として親しまれている。

この日は、午前中に登山を堪能し、午後は心身ともにリフレッシュした状態で有意義に時間を過ごす計画。そのためには早起きして行動を起こさねば!

早々に家を出発し、登山口に到着したのが午前10時30分。
大抵の人は、「金時登山口」のバス停付近から登り始めるが、私は所要時間の都合で「はこね金太郎ライン」の「金時見晴らしパーキング」から登り始める。

登山靴に履き替え、登山口を進む。
天気は雲ひとつない快晴。ただし、風がものすごく強く寒い。

登山口からしばらくはなだらかな勾配が続く。まだ比較的早い時間のはずだが、すでに下山するハイカーたちとすれ違う。比較的ソロハイカーが目立つ。
矢倉沢峠に差し掛かるとラテン系の言語を話す外国人カップルが動画を撮りながら私の前を進んでいる。他にも欧米系のハイカーたちと何度も遭遇した。箱根という観光地に位置するため、外国人にも人気があるようだ。

10分ほど登っていると、背後の眼下に仙石原のすすき野や芦ノ湖が見えてくる。絶景を楽しみつつ写真や動画を撮りながらマイペースで登っていく。ちょうどひと月ほど前に丹沢にある大山に登った際は、久々の登山で結構息が切れたのだが、今回の金時山に関しては、初級者向けの山ということもあり、ほとんど体の負担を感じることなく進んでいく。

遠くに芦ノ湖が見える

30分ほど経つと山道の勾配はキツくなってくる。
ちょうど尾根になっている箇所を歩いていると、東に神奈川の平野と相模湾、西に仙石原と芦ノ湖が見え、絶景を楽しめる。

尾根を進みながら山頂を望む

平日(木曜日)にも関わらず、かなりの数のハイカーたちに出会う。天候が良かったのも大勢のハイカーが訪れた要因かもしれない。ひとりで登る人もいれば、家族連れ、カップル、女子グループなど、多様な人たちが登山を楽しんでいる。

頂上が近づく終盤に差し掛かると、山道の勾配はこれまで以上にキツくなる。それでも頂上が近づいている気配を感じ、気力を維持したまま登り続ける。

ちょうど、登山開始から1時間。ようやく山頂に到着。
到着すると我々を迎えてくれるの冠雪した富士の絶景!
この美しい富士山の姿は頂上に到着しないと見ることができないのだ!

山頂から望む富士山

頂上のひらけた空間には己の脚でここまで辿り着いたハイカーたちが集まり、思い思いに時間を過ごしている。ここまで苦労して登ってきた自分を労っているかのようにリラックスして弁当を食べたり、景色を眺めている。

私は頂上にある「金太郎茶屋」に入り、しめじ汁で体を温めながら持参したおにぎりを頬張り、しばし休憩。店内には外国人のソロハイカーもいて、窓際の席で絶景の富士山を眺めながら休んでいる。

金太郎茶屋
しめじ汁

しばしの休憩を経て下山を始める。
登り始めた頃に吹いていた風も和らぎ、軽い足取りで降りて行く。これから頂上を目指すハイカーたちとすれ違いながら、来た時の道を再び辿って降りていくと、40分ほどで下山できた。

登ってきた登山道を降る

時刻は午後12時40分。頂上で休憩していた時間を含めてもトータル2時間程度で登山を満喫できた。実に登りやすい山だ。

私は登山の後は必ず日帰り温泉に浸かることを習わしにしている。
その点、ここは箱根なので温泉を探すのには困らない。私は近場の日帰り入浴可能な施設をググって、ホテル「マウントビュー箱根」の源泉掛け流しの濁り湯で疲れを癒した。

さらに、近くの蕎麦屋で昼食。山のあるところには美味しい蕎麦があるのも定石だ。

とろろ蕎麦

午前中に登山を終えたため、昼食を終えた時点でまだ14時。
たっぷりとある時間を使って、近くのカフェに籠りPCで作業をする。登山によって心身ともにリフレッシュした状態で作業も捗り大満足の1日となった。

金時山は都心からも近く、日帰りで楽しめる初級者向けの山なので、これから登山を楽しみたいと思っている方にはおすすめだ。ぜひ挑戦してみてほしい。

さて、次回はどの山に登ろうか。

満足気な筆者


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