
29.鹿児島の神社2(徳重神社)
いつも読んでくださる方、ありがとうございます。
鉄道からの神社シリーズです。
第2弾は、徳重神社です。
旧社格は、県社
御祭神は、精矛厳健雄命(島津義弘公)
です。
島津義弘公といえば、
鬼島津と呼ばれ怖れられた島津家17代当主です。
戦国武将好きな方はご存知だと思います。
豊臣政権下で朝鮮出兵したり、
関ヶ原の戦いで薩摩の退き口という撤退をするなど、
島津家当主の中でも有名人です。
そんな義弘公が祀られている徳重神社は、
日置市の伊集院町に鎮座します。
恥ずかしながら、
人生で初めて参拝したのは去年のゴールデンウィークでした。
どこにあるかも知っていて、御祭神も知っていたのに、
なかなか参拝する機会がありませんでした。
現在の徳重神社は、
廃仏毀釈で廃寺になった妙円寺の跡地にあります。
妙円寺というのは義弘公の菩提寺です。
廃仏毀釈についてはそのうち書きたいと思います。
現在は、徳重神社から歩いて数分のところに再興されています。
こちらも去年初めて参拝しました。
たまたまご住職がいらっしゃって、義弘公のご位牌を拝むことができました。
もちろん、照国神社の御朱印帳に御朱印もいただきました。
話は変わりますが、
10月の第4土日に鹿児島市から徳重神社にお参りする風習があります。
結構な距離ですよ。
江戸時代から続き、もともとは義弘公の命日に参拝していたようです。
しかし、多くの人が参拝できるように近年、日程が変わりました。
その名を…妙円寺参りといいます。
大久保利通も西郷隆盛も参ったということが記録に残っています。
盛大な行事だったようです。
え!?徳重神社にお参りするのに、妙円寺参り?
そうです。
県民は誰もつっこみませんが、
県外の方が知ったら違和感バリバリ感じるのではないでしょうか。
もともと敷地内にあったのは妙円寺だったということは先程書きましたが、
妙円寺が廃寺になって徳重神社に代わっても、
名前だけは妙円寺参りのまま残ったということです。
もちろん、一度も参加したことありません!
武道の試合とか、弓道の試合とか、行われます。
小学生の頃は空手をしていたので、
先生に何度か誘われましたが、学校行きます!
と毎年断っていました(笑)
命日が土日に重なることの方が珍しかったですから。
義弘公が祀られている神社は、
徳重神社の他にも姶良市加治木町にある精矛(くわしほこ)神社もです。
ええ、そうです。参拝したことありません…。
ご縁のある神様って、決まってません?
子供の頃から参拝していた神社も、
進学した高校の近くにあった神社も、
たまたま転勤した土地の神社も、
御祭神がニニギノミコトなんですよ…。
島津家ゆかりの神社を2回連続で書いてますが、
次は、違う神様が祀られている神社を書いていきます。