16.日本のロケット1(種子島と内之浦)
小さな頃から宇宙好きな人間なので、
ロケット開発・打ち上げにとても興味がありました。
中学生の頃にLE7の燃焼試験に成功したというニュースを見たときは、
飛び跳ねて喜んだことを覚えています。
※LE7
HⅡロケットのメインエンジンで、開発・製造を国産化した、
複雑な構造を持ち、大きさの割に出力が大きなエンジンです。
当時の技術者の方々は実用化までに大きな苦労をして完成させました。
LE7についてはまた今度。
日本初の人工衛星は「おおすみ」といい、
発射場がある旧内之浦町は鹿児島県の大隅半島にあります。
以前は陸の孤島と呼ばれていたとか…。
よくそんなところに発射場を作ったものです。
現在、内之浦と種子島は、
内之浦→固体燃料ロケット発射場
種子島→液体燃料大型ロケット発射場
として運用されています。
通常、「ロケットの打ち上げ」のニュースになるのは、
種子島の方です。
内之浦しか実際に見に行ったことはないですけど…。
内之浦で現在運用されている「イプシロンロケット」は、
夜の打ち上げだと九州内なら見られるのではないでしょうか。
あまり知られていないかもしれませんが、
イプシロンロケットは日本の固体ロケットの完成形とも言っていいものです。
打ち上げ費用は45億円。
低軌道上に1.5トンの衛星を投入できます。
数字だけ見てもあまりわかりませんが、
コストは高いようです。
ロケットのニュースのときは、
種子島か内之浦のどちらなのか、注意して見てみてください。