見出し画像

【55点】あそびあそばせ【漫画レビュー】

まえがき

あそびあそばせを全巻読みました。中盤までは素晴らしいギャグ漫画でしたが、後半の失速が勿体無い漫画だと思いました。それらの感想をぶちまけたいと思います。

漫画レビューの詳細は以下の記事を読んでください。

あそびあそばせの点数

ストーリー  10
キャラクター 15
設定     10
見やすさ   20
合計     55

あそびあそばせの評価

ストーリー

日常系寄りのギャグ漫画です。中盤までは、あそ研の華子、香純、オリヴィアの三人が中心で、ギャグ漫画らしく笑えて面白いです。
しかし、中盤以降は圧倒的に3人の出番が減ってしまい、面白さが半減した印象です。中盤以降何故か人間模様に焦点が当たり、ギャグ漫画なのに素直に笑える場面が減ったのが原因だと思います。

キャラクター

魅力的なキャラは多いです。特にあそ研の3人はバランスが良く魅力的です。しかし、無駄なキャラも多い印象です。
新聞部や美術部のキャラは魅力的ではありますが、あそ研の出番を無くしてまで出すキャラではないと感じました。

設定

中盤まではあそ研と遊びという設定に焦点が当たっていて良かったです。
しかし、中盤以降はあそ研の出番が減ってしまい、設定が上手く活かされていない印象です。

見やすさ

絵は綺麗で、キャラクターがきちんと頭の中で動きます。
また、顔芸する描写も良くありますが、そこの絵柄も上手でよかったです。

感想

この漫画の見どころは、あそ研の3人による日常的なギャグ描写です。序盤から中盤まではこの見どころが多く存在していて、何も考えずに笑えます。
しかし、中盤以降は新聞部や美術部を中心にあそ研の出番がかなり減ってしまいます。さらに、香純さんと青空さんの関係により、あそ研の関係がギクシャクしてしまい、ギャグ漫画なのに素直に笑えなくなってしまいます。
個人的には、香純さんと青空さんの関係をもっと上手く使って欲しかったです。例えば、ハレンチ裁判の時のような笑えるエピソードの方にシフトして欲しかったです。
また、華子の性格が後半にかけて大人しくなった印象です。折角面白いキャラだったのに、変に可愛いキャラみたいにしたのが残念でした。
後、終わり方が雑すぎます。
色々なキャラクターを出して、複雑な人間模様が出来てしまい、それにきちんとした結末が用意されずに終わった印象です。特に香純さんと青空さんの関係はきちんとした結末がほしかったです。

さいごに

中盤までは確実に面白いギャグ漫画です。後半にかけて失速してしまいますが、魅力的なキャラが多いので最後まで読めました。面白いギャグ漫画を読みたい人はぜひ読んでみて下さい。

いいなと思ったら応援しよう!