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【漫画レビュー】五等分の花嫁【76点】


まえがき

遅ればせながら、五等分の花嫁を全巻読みました。
めちゃくちゃ面白かったです。
この想いを吐き出したかったのでnoteでレビューすることにしました。

漫画レビューの詳細については以下の記事を読んでください。

五等分の花嫁の点数

ストーリー  15
キャラクター 23
設定     15
見やすさ   23
合計     76

評価

まずこの漫画で一番の見どころは、可愛いキャラクターにあります。五つ子のヒロイン全員が魅力的であり、個々に良さがあります。さらに絵がとてもきれいで見やすく、アニメよりも漫画の方が引き込まれる見やすさがあります(例えば修学旅行の三玖の告白シーン)。
ストーリーに関しては、良くも悪くもラブコメです。面白いですが、ストーリーで魅せられる感じではないです。また、もっと深堀してほしい場面、風太郎の母親の事、風太郎の父親と中野家の父親の過去編などがありました。
ただ、キャラクターがとてもよく出来ていてヒロインの五つ子全員がそれぞれの魅力があり、それらキャラクターのエピソードが多いため全然苦無く読めます。
設定もラブコメにするための丁度良い設定で、主人公もラブコメにありきたりな主人公だが、イライラしない丁度よい主人公でよかったです。

感想

まずこの漫画を読み終えて、一番心に残ってるのは修学旅行編の三玖の告白シーンです。観光地を指さしながら、あれも好き、これも好き、と言い最後に風太郎を指差して「好き」っていうあのシーンめっちゃやばいです。それまでの三玖のひたむきさと、五つ子の関係などから破壊力抜群なシーンに仕上がってます。

この漫画はラブコメの中でも特にキャラクターが素晴らしく、五つ子すべてに魅力があります。それぞれのキャラクターについて個人的なイメージと感想を以下にぶちまけます。

一花

私の最推しキャラです。一番人間味があり、一番繊細です。自分に軸がなく、お姉ちゃんという仮面を被って生活しています。女優というのもいい設定です。子供の頃はガキ大将であり人の物を奪ったりする子だったと四葉が言っていましたがそれが一花の本質です。故に三玖を蹴落としても風太郎の気を引こうとしていました。それが一花の評価を落とし人気ランキングでは最下位になってしまってます。しかし、私はこの人間味がすごく好きです。

二乃

前半の当たりの強さが半端なく、一番プライドが高く、一番芯があります。故に各キャラと衝突はすれど、きちんと仲直りしちゃんと謝れる素直さがあります。また、風太郎を好きなったらすぐ告白し、押して、押して、押しまくるメンタルの強さと行動力があります。言いにくいこともズバッと言え、さらに不器用な優しさも持ち合わせています。そんなキャラクターだからこそ前半のツン、後半のデレに多くの人がやられたのではないでしょうか。私もやられました。

三玖

一番口下手で、一番引っ込み思案で、一番ひたむきで、一番成長したキャラです。四葉を抜かせば一番最初に風太郎を好きになったキャラで、正直一番かわいいキャラだと思います。料理下手からの成長、バレンタイン、修学旅行での告白シーンなど、かわいいシーンが多く、嫌なエピソードがなくずっとひたむきに風太郎を想ってる姿は多くの人を引きつけたのでしょう。人気ランキングでも堂々の1位です。童貞が好きそうなキャラです。

四葉

メインヒロインであり、影のある元気っ子です。ずっと過去に囚われており、5年前風太郎に会っておりそれからずっと風太郎を想ってました。また、前の学校での落第の件で姉妹に遠慮しており、意図してヒロインレースに参加してなかった。それでも風太郎への好意は隠せず、最初からずっと風太郎に協力的だった。その行いが風太郎に届き、ヒロインレースで勝利した。しかし、四葉のエピソード自体過去に紐づくものが多く、作中一番成長してないキャラだという印象を受けました。

五月

風太郎の一番の相棒。唯一ヒロインレースには不参加。最後に少し恋心があったが時すでに遅し。一番子供で、一番ピュア。なくなったお母さんに依存している。ヒロインレース不参加だが、見せ場は多く、風太郎が最初にあったキャラも五月である。しかし、風太郎に惚れてないから当たり前だが、他の姉妹のようなかわいいエピソードは少な目。

最後に

このように、各キャラのifルートがあっても良いくらいメインヒロインの四葉以外にも魅力があります。
間違いなく面白い王道なラブコメでイライラせずに読めますので、ぜひ読んでほしい作品です。

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