【漫画レビュー】かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～【７０点】

まえがき

話題のかぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～を読みました。
惜しい漫画だったと感じたので私の気持ちをぶちまけたいと思います。

漫画レビューの詳細は下記で確認してください。

かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～の点数

ストーリー　　１２
キャラクター　２０
設定　　　　　１８
見やすさ　　　２０
合計　　　　　７０

評価

・ストーリについて

前半に関しては、告らせたい恋愛頭脳戦という設定とマッチした素晴らしいラブコメです。しかし後半になるにつれどんどん設定とは関係ない普通のラブコメになってしまった印象です。
具体的には主人公とヒロインが付き合ってから、設定が死んでしまったのが一番悲しいです。もっと告らせたいラブコメ部分が見ていたかったです。

・キャラクターについて

主要キャラが多く各キャラの恋愛模様が描かれています。魅力的なキャラクターも多いです。
しかし、スポットを当てるキャラをもっと絞った方がよかったかなと思います。特に後半に主人公の白金とヒロインのかぐや様の出番がもっとあってよかったと感じました。

・設定

告らせたい恋愛頭脳戦という設定はとても素晴らしいです。前半はこの設定がきれいに活かされていて、超面白いです。これぞラブコメって思わせてくれます。しかし後半はこの設定が死んでしまっており、非常に残念です。

・見やすさについて

絵はそこそこ上手で、見やすいです。主人公の白金に関てはイライラすることもないし、決めるときは決めるかっこいい主人公です。

感想

この漫画の見どころは主人公の白金とかぐや様の恋愛頭脳戦です。この頭脳戦でかぐや様の可愛いところや藤原書記の面白い所が遺憾無く発揮されます。
しかし、この恋愛頭脳戦は物語中盤で終わります。なぜなら、中盤で白金とかぐや様が付き合うからです。その後は恋愛頭脳戦は終わってしまいます。しかも、白金とかぐや様の二人の視点は減り、石上と伊井野を中心に他のキャラの視点が多くなってしまいます。これが非常に残念です。せっかくの面白い設定が活きずに、普通のラブコメになってしまいます。
ただ、キャラクターが魅力的であるので見れますが、その魅力的なキャラクターも一番はかぐや様と白金なのでこの二人の出番が少なくなる後半が少しきついです。石上と伊井野も魅力的ではありますが、さすがにかぐや様と白金の魅力には及びません。
また、後半にある四宮のお家騒動もご都合感が強いです。

さいごに

個人的には前半の恋愛頭脳戦を永遠やっていてほしかったです。ラブコメのコメディ部分は文句無しで面白いので、笑えるラブコメを探してる方はぜひ読んでください。