地方へ人材を

新聞記事で、経営共創基盤)冨山和彦氏のインタビューが出ていた。

・これからの日本経済の伸びしろは、地方経済圏にある。

・グローバル大企業は、激しい競争下にあり工場は賃金の安い新興国に移転せざるを得ず、雇用を担えない。

・大企業が世界と競っている先端分野は、能力や技術の陳腐化が早いため、中高年社員に余剰が生じている。

・他方、地方企業は人材不足が慢性化しており、オーナー経営者をサポートする人材が周りにいない。大企業の余剰人員は決して能力が劣っている訳ではないため、地方で輝ける可能性が高い。

・大企業は海外で稼ぎ、日本に利益を還元する。地方企業が雇用を担う。国家として人材配置の均衡を図る。

・人材を流動化させることで、地方の所得水準が上昇し中間層の厚みが増す。消費が増えて内需が拡大し、日本全体の成長に寄与するような好循環を構築する必要がある。

経済は、需要と供給の均衡、マッチングにより、活性化させられる。エコシステムの工夫なのであろう。

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