Crossfaith復活ツアーを前にして
今週の木曜日9月14日からCrossfaith復活ツアーが始まる。3月に活動再開を発表した時、最初に発表されたのがこのツアー。その後フェスやサイクロンでのライブもあったけど、何よりファンが待ち望んでいたのがこのツアーではないかと思う。節目を前に活動休止発表からこれまでのことでも書いてみようと思う。
活動休止発表
2022年9月2日。
年末まで続くワールドツアーを直前に控えた状況で、全公演のキャンセルと活動休止が発表された。目の前が真っ暗になった。8月に代打とはいえ堂々とロッキンのメインステージに立った姿を見て、ワールドツアーを経た12月にさらにヤバくなってある彼らを見れることを本当に楽しみにしてた。理由も書いてない、何が何だかよくわからない、わからないけど、kazukiの大きな病のときでさえバンドとしては止まらなかったCrossfaithが休止を選んだ事実に只事ではないことが起きてると想像するしかなかった。時期はわからないけど絶対に戻ってくるって書いてあることだけが救いだった。
Crossfaithのファン
SNSでは休止の理由が書いてないこともあっていろいろと話題になっていた。
でも、自分がフォローしてるCrossfaithのファンの方達は冷静で憶測で何かを言ってる人は居なくて、書いてあることだけを真っ直ぐ受け止めて、心配だけど、彼らが戻ってくるって言ってるなら、理由なんかどうでもいいからそれを信じて待つという方ばかりだった。
この人達ほんと好きだなって思ったし、自分も同じ気持ちだったから、一体感みたいなものを感じて少し気が楽になった。
それからはただただ待つしかなかった。活動再開が発表されるまで半年くらいの期間だったけど、いつまでって期限が全くわからなかったから果てしなく長く感じた期間だった。
ブレアフェスにはCrossfaithのTシャツを着ていった。この場に彼らが居てくれたらなぁ、そんな想いで。自分以外にもCrossfaithのTシャツを着てる人をたくさん見た。これほど同じようにCrossfaithを待ってる人が居るんだと思うと嬉しくなった。
ブレアフェスにkoieゲスト出演
ブレアフェスにはkoieが出てくるんじゃないかなって微かに期待はしていた。coldrainが主役のフェスだから出てくるなら1日目だろうと思ってたけど出てこなかった。まだそういう状況じゃないんだろうなと諦めてた2日目のcoldrainのライブ終盤、Masatoが「やっぱこいつらが居ねえと締まんねえよな! koie from Crossfaith」と紹介すると、ディスプレイに大きく映し出されるCrossfaithのロゴ、久々に見るステージのkoie。
走って、暴れて、叫んで、感情が爆発した。ステージの去り際、早く帰ってこいよ、バカやろーと声をかけるMasatoに言われんでもわかっとるわ!と返すkoie。
当時のCrossfaithの状況を共有でしてるであろう2人がステージ上でこのやり取りをできるくらいには復帰に関してのなんらかの見通しがあるのだろう、復帰の日は近いのかもしれないと思った。フェスが最高だったことに加え、嬉しいことだった。
活動再開発表
そのステージから約2ヶ月後の3月末。唐突に公式Twitterに投稿されたこの画像。
この画像を見た瞬間もう私は確信した。活動再開だ!と。インスタ公式アカウントの投稿が全部消えてたりして、悪い知らせを心配する人もいたけど、微塵も疑わず活動再開だと思った。活動休止の時の彼らの言葉とブレアでのステージの姿からわざわざ予告してファンがガッカリさせるような知らせをするとは思えなかった。心が躍るっていうのはこんな気持ちなのかな。そう感じるほどに喜びに昂っていた。
無事、活動再開と件のツアーの開催が発表された。
GROUND ZERO @渋谷サイクロン
その後もフェスの出演発表、そしてウォームアップショーと称した復帰1発目のライブの開催が発表された。ゲリラ的なチケット販売だったが運良くチケットが取れた。
本当に貴重な経験だったと思うので軽くレポしてみようと思う。
始まる前から心臓がバクバクだ。Crossfaithのライブ前はいつも緊張する。けどこの日はさらに特別だ。待ちに待った瞬間を迎える事実がまだ夢のようで信じられなかった。叫びそうになるくらいの鼓動を抑えながら周りの会話に耳をそばだてながら開演を待つ。フロアも期待でパンパンになっている。まさに大歓迎ムード。そうこうするうちにSEが鳴りライブが始まる。
SEは新しかったかな?でもいつも通りの感じでステージに出てきて、普通に始まった感じだった。この感じがCrossfaithらしい。いきなりMIRRORがプレイされ、もうフロアはぐちゃぐちゃに。9ヶ月以上Crossfaithのライブに来ていなかったのに、コロナ禍でなんの制限もなく彼らのライブが見れるのは3年以上ぶりなのに自然とあの頃のライブに戻った。この世のこととは思えないくらい楽しい。メンバーも今まで見たことないくらい楽しそうだ。Crossfaithのライブはこうだった。フロアの理性が失われれば、失われるほどメンバーは嬉しそうな顔をしてくれるし、どんなに無茶してもフロアにはそれを受け入れて、それぞれの自由を楽しむ度量がある。この場所が失われなくて良かった。
ほぼノンストップで駆け抜けたライブだったが、終盤VOICES前に少し長めのMCがあった。koieは初めての休止でどん底まで落ちてやろうかと思うこともあったこと、バンドが壊れかけたこと、ライブがどういうものなのかさらに深く考え、いま自分達が生きる意味として自分達のためにステージに立っていること、このステージにたどり着くために支えてくれた様々な人への感謝を伝え、ここからもっともっと強くなる自分たちのにもっとステージをくれ、もっと声をくれと語った。
過去にも節目にはファンに対する感謝を語ることもあったが、それとこの日は少し違う気がした。バンドのフロントマンとしてというより、1人の人間としての本音の部分が見えた気がした。俺は、小家健太はという主語を使って語ったのは初めて見たし、印象的だった。
本編ラストは1番すきなStars。最幸だった。
アンコールはHell。やっぱCrossfaithといえばこれ!まだまだ聞きたい曲はあるけど大満足だった。
夏フェス
夏フェスにも何本か出演した。私が行けたのはサタニックとDPFだった。
たくさんの人とCrossfaithの復活を一緒に喜べたのが最高だった。去年と同じように彼らを見ることができて本当に良かった。
DPFでのPAテントを囲うように走るサークルモッシュも帰ってきた。コロナ禍では考えられなかった楽しみ方が懐かしく、やっぱこの人達頭おかしくて好きってなった。
フェスはとにかく楽しくて、感傷に浸る間もなく毎回あっという間に終わった。
ワンマンを控えて
ウォームアップショーはあったけど、本当のワンマンの復活は今回のツアーだと思っている。どんな演出でどんなパフォーマンスをして、どんなことを語ってくれるのか。まだ活動再開できないメンバーも居て完全復活だとは思ってないけど、ここから本格的にまたバンドが動き出すと思うと楽しみで仕方ない。
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