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大掃除ならぬ大片づけ こんまりメソッドでやってみた 〜序章・動機編〜

みなさん、
開けたくない部屋、クローゼット、引出し、ダンボール、、、etc
家の中にありませんか?

何を隠そう我家にはそんな空間やモノがてんこ盛りでした。
ここでは僕たち家族が【#こんまりメソッド】に出会い、どのようにそれらから抜け出し、居心地のいい我が家での暮らしをスタートしたかをお伝えします。
※散らかった家のちょっぴり衝撃的な写真が含まれますので、綺麗好きな方はお気をしっかり持って読み進めていただけると幸いです。

片づけたかった理由
・もうちょっとだけ居心地いい家に住みたい
・片づけても片づけても散らかるイライラをやめたい
・こども達の“自分でできる!“を応援したい

やってみた結論から言うと
・片づけが進むほど、どんどん気持ちのいい家に
・出したら片づけるにストレスを感じなくなった
・頼まなくても“自分でできる!“が当たり前になった

片づけを決意したキッカケ


冒頭でも書いたのですが、我家には触れてはいけないパンドラのような空間がいくつもありました。新築一戸建てで同居生活をスタートしたのは4年前、ツマ方の両親2人、僕とツマ、子供3人、犬と猫、そんな家族構成で完全同居な我家は、モノが多いのはあたり前。クローゼットに子供の服を取りに行くたびツマは機嫌が悪くなり、「片づけて!」の言葉に片づけられない子供達は怯えるも散らかし暴れ続ける。テレワークが日常になるにつれ、片づけにどこまで思考を止めなければならないのかとうんざりする毎日。もう少し落ち着いたらいつか片づけようとずっと先延ばしにしてきたのですが、そのいつかはなかなかやってくる気配もなく、過ぎていく日々につられて増えていくパンドラ。

もちろん掃除してくれる妻には感謝はしてました。我が家は決してゴミ屋敷ではなく、急なお客さんでも「どうぞ上がってお茶でも」と言える程度には綺麗にしてましたし、正直なところ“なんでこんなにやってるのに片づかないの?“と言うのが本音でした。

そんな中今年はコロナの影響で、毎年恒例の年末年始の帰省がなくなり、冬休みの予定がぽっかりと空くことが決まりました。
「もしかして、これって片づけるいい機会じゃない?」と、以前から友人に勧められていた人生がときめく片づけの魔法著:近藤麻理恵 に目を通してみたところ、僕たちが今までやってきたそれとはどうやら違うと感じました。そこで妻に勧めてみたところ、本を読む時間がないと言うので、思いきってNetflixを契約Kon Mari〜人生がときめく片づけの魔法を見てもらうことに。「炊事をする間でも見てみてよ。」とタブレットにダウンロードして妻に渡したところ、なんとこれが妻のツボにハマり、「ほんとにこうなるんなら、やってみようかな。。。」(心の中で「よし!きた!」とガッツポーズ笑)と若干弱腰ながら前向きになったところで、早速片付ける日程を組み、いよいよ僕らの片付けプロジェクトが始動しました。

片づけたかった理由


・もうちょっとだけ居心地のいい家に住みたい
前述のとおり、大家族でモノが多い我家でしたので、収納がうまく機能していませんでした。「お母さん、あれどこだっけ?」「僕の〇〇どこ?」「おかあさーん」と言う声がBGMのように響いていました。お気づきでしょうか?我家の問題点がモノがどこにあるか、ほとんどを把握し管理していたのが妻だということ。今考えると妻への負担は計り知れなかったのでしょう。家事の途中でも容赦なく手を止められては探し物を繰り返す内、目にみえてイライラ。子供たちも察してかきょうだい喧嘩が始まり、今度は怒声やら奇声が鳴り響き、そちらを気にしながらのオンライン会議は常にミュートボタンにカーソルをスタンバイ。違う緊張から僕もなんだかイライラ。そんな負の絶叫スパイラルに家族みんなでどっぷりハマるのが我家の日常でした。

これではいかんと妻と相談したところ、
「せめて探し物だけでも自分でしてほしい」
「家事が多いので手を止める時間が減ってほしい。」

と言うのが妻の本音でした。

差し当たって、僕たちの居心地のいい家は、どうやら『探し物を自分で見つけられる家』だと言うことがここでわかりました。

・片づけても片づけても散らかるイライラをやめたい
重ね重ねになりますが、ヒトもモノも多い我家の収納は機能していませんでした。
「片づけて!」と言われたところで、探し物を見つけることもできないので、片づける場所なんて到底わかるはずもなく、とりあえず空いてるところに突っ込む日々。
結果、妻の“いつものところ“にそれらはなく、探しても探しても見つからず、探すために散らかしてまたイライラ。「ここにあったのどこにおいた?」と妻。「わからないよ!」「知らない!」「僕じゃない」「私じゃない」と子供達。「なんで元に戻してくれないのー」妻落胆。ここでは負の落胆スパイラルが巻き起こり、これまたもれなくどっぷり。
ここででた仮説は、“なんで元の場所に戻さないか=元の場所がわからない“と言うこと。これを妻に投げてみたところ、妻自身もだいたいこの辺?とあやふやに前回見かけた場所を覚えていて、置き場所のルールは作っていなかったそうです。

ここで見えてきた次の目標は
『片づける場所を決めて、探さなくても見つかる家』にすることでした。

・こども達の“自分でできる!“を応援したい
まだ重ねます。我家は収納が機能していませんでした。
パンドラの本丸と化していたのが、クローゼット。ヒトもモノも多くなることは4年前に同居を決めた時にわかっていたので、憧れのウォークインクローゼットを!と作ったクローゼットは服だけでなく、布や使わなくなったおもちゃ、開けたのかわからないダンボールでいっぱいで、「自分で服を取ってきて」と子供たちに頼むと、「あの部屋は怖いから行きたくない」とまるでおばあちゃんの家の納戸のような扱いを受け、挙げ句の果てにはお友達と肝試しをする場所に。
 “押し入れってそういうもの“と毎日そっと扉を閉めていたのですが、子供の自主性を育むかなり初期のステップの洋服えらびに支障をきたしまくり、「おかあさーん」と叫び続ける毎日。
 「自分から能動的に動ける人になってほしいよね」が机上の空論、夢のまた夢状態だった僕たちに、これは片づけの副産物になるのでは?と希望の光が差しました。

子供たちに片づけを通して自分で選び、大切にするを実践することで、“自分でできる!“自信に繋がってくれるといいな。なんて、副産物にしてはちょっぴり欲張り過ぎな目標になりました。


やってみた結論から言うと


・片づけが進むほど、どんどん気持ちのいい家に
当たり前のことなのですが、片づいた空間って落ち着くし気持ちがいいんです!!
こんまりメソッドならではなのかもしれないのですが、初めにドバーっとてんこ盛りになった部屋、それもトラウマ級の光景から始まります・・・笑
そしてこれまた当たり前ですが、片づけるとどんどんそれらが片づいていく。するとそれに並行して頭もスッキリしてくるんです。
 頭がスッキリすると、その空間に愛着が湧き始めます。そして“このスッキリした状態を保ちたい。それにはどうするのがいいか“を意識するようになります。そして「トイレに行くついでにこれを片付けよう。」とか、「コーヒー飲みながらテーブル拭いちゃおう」といったように、みんなが気持ちいい家のために動くんです。(我が家の当たりまでは結構びっくりな行動です)そうすると今度はお互いに感謝する気持ちいい関係が始まります。妻なんて「寝る前に、ガスレンジ自分ありがとう!」と朝からここまでくると、放っておいてもどんどん気持ちいい家になって行きました。

・出したら片づけるにストレスを感じなくなった
驚いたことに、片づけるが楽しくなってくるのです。
片づけが“ストレス“どころか“楽しい“になったのは、ほんとうに目からウロコでした。

 楽しい理由は、まずはモノの居場所が決まっていること
たとえば床に落ちている子供のおもちゃも、テーブルの上の布巾も全て居場所が決まっているので、迷わずすぐに片づけに行ける。この迷わずというところが大きなポイントだったようで、迷わないので聞く必要がない。迷わないので後回しにしない。すると使ってないのに落ちているモノというのが珍しくなりました。
 
 次に整っている空間を見るのが嬉しいこと。僕が言うとちょっと変なおじさんな感じがしてしまうかもしれませんが笑 好きなものが入っている綺麗に整った引出しって、開けると毎回ときめくんです。おしゃれな書店で大好きなジャンルの本のコーナーにいると時間を忘れてしまう感覚に似ているのかもしれません。そんな空間が家にあると思うと、いちいち見に行きたくなってしまいますよね。(はい、影響されやすい私です笑)たとえばそれが自分が率先している空間ではなくても、「あ!ツマはこんな風に片付けてる」とか「この子は今これが好きなのか」とか開くたびに発見があったりして楽しかったり。そんなこんなで僕たちはすっかり我家の片づけフリークになってしまいました。(ありがとう、こんまり🙌)

・頼まなくても“自分でできる!“が当たり前になった
さて、えらく大きく出た目標でした“こども達の自主性アップ“

これは花丸級の大成功でした!!💮

これからこんまりメソッドチャレンジなさる幼児以上のお子様がいらっしゃる親御様、ぜひ一緒にお片づけなさることを、心からお勧めします!(意思の疎通ができれば赤ちゃんもできるのかもしれませんね。)
 結果的に自分で“ときめく“モノを選ぶことで、それに対する愛着を再確認できたのか、今では今日のお着替えだけではなく、「今日は何をして遊びたい」「どの本を読みたい」はたまた「どこへ行きたい」など、“自分でできる!““自分で決める!“ を楽しんでくれるようになりました。
 この目標はほんとうに始めに意識してよかったと思います。大袈裟ではなくお片づけを通して涙なしでは語れない印象的な思い出がいくつもできました。実際ツマは何度も嬉泣きしながら片づけをしていました。(今なんて早朝にコーヒー飲みながら”こんまりチャンネル”見てるぐらいマニアになってますからね笑)

こども達との思い出はもちろん、今回こんまりメソッドでお片づけをしたことは、僕たちにとって、家族で一夏キャンプをしたのと同じくらいたくさんの思い出と、新しい価値観との出会いがありました。次章からはいよいよ片づけスタート!〜第一章 衣服編〜です。

結び
序章と題したここでは、キッカケと結論にフォーカスしました。
「楽勝だった!」なんて口が裂けても言えない我家の大片づけ・・・
実践したこんまりメソッドも交えつつ、これからご紹介させていただきます。正直長くなります!と前述しておかなくてはならないほどいろいろありました。ぜひお付き合いいただけると嬉しいです。そして「そこまでいうなら、やってみようかな?」なんて思っていただけたら、嬉しくて小躍りします。何卒よろしくお願いいたします。

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