大掃除ならぬ大片づけ こんまりメソッドでやってみた 〜第三章 難解不落の小物突入!洗剤編〜
買い置きして置いたはずのあの洗剤ここら辺になかったっけ?
今日買ってきたこの洗剤、こないだも買い置きしてたわ!
この洗剤もうないの!?急いで買いに行かないとー!
なんてことありませんか?笑
隠すまでもなく、我家はそんな洗剤に関するあれこれが日常茶飯事でした。
我家は7人家族ということもあり、洗剤とティッシュ用のストックは常に山盛り。
その中から探そうとすると、もれなくなだれが、、、なんてことも。
ここでは僕たち家族が【こんまり流片づけ】にチャレンジして、どのようにその紙たちと向き合ったのかをお伝えいたします。
※散らかった家のちょっぴり衝撃的な写真が含まれますので、綺麗好きな方はお気をしっかり持って読み進めていただけると幸いです。
小物の片づけの順番
1. すべて出す
2. 捨てるを終わらせる
3. 一息つく
4. 収納でつまづく
1. すべて出す
衣類、本・書類を経て、いよいよ大片づけの山場【小物】に着手することになった僕たち。それまでの片づけでなんとなくわかってきていたのが、不要になるものの多さだったので、とにかくたくさんのゴミ袋を用意して挑みました。(それでも足りずに何度かコンビニに買いに走ることになりました。どんだけ笑)
きっと【こんまり流片づけ】の工程の中で、この小物が一番苦戦するだろうと考えていた僕たち。量が半端ないだろうということで、カテゴリーで分けることに。
3段階目にしてわかった僕らのルーティン。
「いよいよ始まるぞ。」と、全部出すフェーズの手前で必ず軽い喧嘩になります笑(ツマが憂鬱になって機嫌が悪くなるって僕は思ってます。きっとお互い様なんでしょうが。。。苦笑)ざらついた感情が一気に前に出てきて、なかなか抑えられなくなります。
「片づけするだけで不仲になるの?」
とお互いちょっと悩んだりしたのですが、さすが世界のMaster Marie Kondo!Youtubeチャンネルでしっかり答えてくれてました。(見てなかったらと思うとゾッとします笑)
「片づけで夫婦関係がピンチに?大喧嘩は避けられない?!」
この【こんまりちゃんねる】、片づけの悩みにいろいろ答えてくれていて、自称片づけられない主婦のツマはすっかりファンになって、片づけ当日の朝は必ず見てます。モチベーションとテンションをあげるのにかなりオススメです。
さて、全部出す工程。
ここは何度やっても本当にきつい。(ホントにきついんすよ😭)
自分たちで作り上げていく、いるのかいらないのかわからないものの山からは、毒々しい茶色いオーラが出ているように思えてきて、そのスモッグを直視すると頭痛とまではいかないが、眉間の当たりが重くなって、顔中がむずむずしてくるという、気持ちいいとは程遠い感覚に襲われる。うちの収納は絶賛詰め放題キャンペーン中だった??のかと、我ながら感心するやら呆れるやら。許されるなら、このままこども達を抱いてどこかへ逃げ出したい気分。なんて馬鹿げたことを考え始めるとこまで来たら、いざ!ときめきタイムです!
2. 捨てるを終わらせる
必要か不必要か判断しやすそうに思えた小物 “洗剤” だったが、この観点がまさかの裏目に出た。洗剤などには特に多い『ストック』の存在が大きな落とし穴だったのだ。中でもツマはお風呂の洗剤もろもろ6袋とキッチンの排水口のゴミ取りネット11袋。ヌメりに対する恐怖心すら感じるほどだ。なんなら怯えすぎて収納の流れを悪くしてしまうほどの詰まりになってる感すらある。
ツマ「これ、ときめくで見るべき?ときめくっていうか、必要じゃない?」
僕「必要か必要じゃないかで話せる数って3つくらいじゃない?ここまでくると入らない気もする。っていうかときめく?」
ツマ「トキメくか、、、わからない。。。ってことは、ときめかないのか。」
ときめかない判決をされた洗剤たち。とはいえ捨てるのもなんだか気がひけるので、今後ストックは2つまで!と決めひとまず保留しました。(ここで止まっては後が使えるので、こういう時は最後に回す作戦。あくまでその日中に決めると前置きは作って置くのが大切だと思います。)
次に困ったのが、いつか使うかもしれない靴の防水スプレーや季節外れの日焼け止めに虫除けスプレー。パラパラ出てくる熱とりシートに大量のおばあちゃんの髪染めシャンプー。
もれなく感じたのが、・・・ときめかない😢
防水スプレーもいつも使っているシューケアが一本あれば事足りるし、そもそも日焼け止めや虫除けスプレーは調べてみると、開封したら2〜3ヶ月で成分が変わってしまい、翌年使うと肌荒れや湿疹の原因になることもあるそうで。。。(今まで知らずにガンガン使ってましたよ😂)
薬品類はいつかのために取っておくのは場所を取るだけでなく、有害なこともあるんだねということで、「この夏は守ってくれてありがとう」と感謝の呟きをしながらさよならしました。(ありがとう〜😭👋)
3. 一息つく
そして大きな問題、おばあちゃんの髪染めシャンプーストック。
僕「これもこんなにいらないんじゃない?」
ツマ「こんまりさんは人のものは捨てちゃいけないって言ってた!」
と断固ルール厳守姿勢のツマ。(あっ、このパターンやばい・・と敏感に空気を察する僕)
長年夫婦をやってきた経験からこうなると絶対僕の意見が通らないことは一目瞭然だったので、それ以上は何も言わないことに。
・・・そうするのが今までの僕だったのですが、なぜかいつもの冷静さはなりを隠し、ムッとしながら感情が飛び出してしまった。(えーーーー)
僕「そんなこと言ってたら終わんないよ」
ツマ「でもこんまりさんが書いてた!家族のはほっといたらその内したくなるから置いとくといいんだって!」
・・
・・・
シーン。
険悪なムードのまま沈黙。
しばらく黙々とお互い作業を続けていると、ツマが話はじめました。
ツマ「お母さんは片付け苦手で、今も気まずいと思ってる。ここで勝手にお母さんのもの捨てて喧嘩になったら、きっとまた閉じちゃう。やらなかったら機嫌いい時を見計らって私が聞くから、そっとしといてほしい。」
僕は、「わかった」とだけ言って食い下がってしまった後味の悪さから黙り込んでまた作業に戻ったのですが、こうなるとときめきどころじゃなくなってしまい作業が進まない。
何度も同じものを持っては場所を変えるばかりのツマもどうやら同じ心境かもしれないと思った僕は、
「ねー、何か飲まない?休憩しよう」
この頃からお互い話したいことができると、コーヒーブレイクに誘うという夫婦の暗黙のルールができました。コーヒーと軽いお菓子を食べながら、あの言い方はどうだったとか、こんなことを思い付いただとか、これまでだったら後で話そうと通り過ぎていた話を、お互いの時間が許すときはこどもたちから少しだけ離れて、大人の会話をするようにする。そうすると自然と頭や気持ちもリフレッシュして、作業がまた捗るようになりました。(この時もあの言い方にカチンときたとか、こんなことを考えていたなど落ち着いて話ができて、万事オッケーとなりました。)
この【こんまり流大片づけ】、モノもですが、自分の気持ちも剥き出しになるようで、喜んだりはしゃいだり、怒ったり泣いたり、自分ってほんとはこんなこと考えていたのかと驚くほどいろいろな感情が出てきます。(あまり感情を表に出さない僕ですら、感情が溢れて蓋をできません🤣)
なので、夫婦のケンカは間違いなく増えます。ただし、振り返ると思ったこと、感じていることを率直に言い合ってるので感情をぶちまける非生産的な喧嘩ではなく、自分や相手と向き合える良い時間になったように思います。(率直に思ったことを言い合うってパワーかかるし怖いですからね。)夫婦の話をしてますけど、ビジネスの世界でも一緒だなと感じます。どれだけお互いが思っていることを率直に言える関係を築くのが大事なのか。これが片づけを通して体験できるのには驚いています。
4. 収納する
捨てるが終わるとできるのはゴミ袋の山。その頃にはなんだか頭もスッキリし始め、あのドロドロした茶色いオーラは不用品の山にすらなく、喧嘩していたことすら遠い過去のようなすんだ空気が流れ始めます。(めちゃくちゃ清々しいです✨)
僕たちは残すことを決めたほんのりいい香りがする洗剤の山を、これまで使ってきた100円均一で購入した箱に綺麗に立てて並べ、棚の高さをちょうどいい具合に調整して一つ一つ並べました。あんなに詰まっていたのが嘘のように、がらんとした収納はまさかの半分空状態。
before
after
「え!?これで全部ってすごい!!」とはしゃぐ僕の横で、
なぜか浮かない顔のツマ。(えっ、なぜ?こんな感じに心の声がダダ漏れになってきます笑)
僕「どうしたの?終わったよ?」
ツマ「なんでだろ?この光景にときめかない。。。」
ただ収納を眺めること数分。考えてもいなかった原因が、収納道具そのもの。
いつ買ったかわからない100均の箱にときめかない。そして、引っ越した時間に合わせで付け足した、コンパネの仕切り棚がこれまたときめかない。。
さぁどうする!?
まとめ
名前の通りこまごまとしている小物。その小ささから我家ではいろいろな隙間から収納に入り込んで、すっかり流れを堰き止め、気配もかき消されたそれらはいつ使われるのかという希望すら捨てて薄暗い収納の奥で埃をかぶって眠っていたようでした。なんてちょっと格好つけてみたのですが、正直なところは超過酷なフェーズの幕開けでした。問題はその量の多さと多岐にわたる判断基準。ほんとうに終わるのかと、それはもうほんとうに号泣レベルで泣き出すツマ。(世の中の旦那に伝えたい!ツマの心のケアが何より大事ですよ😂)感受性が強い人ほど、しんどいんじゃないかと思います。まだまだお片づけ続きますが、この辺りから、単純に片付けるだけでなく内面的な変化が目まぐるしく起こり始めたように思います。
大変長くなってしまい始めている我家の大片づけのお話ですが、続きも読んでいただけるととても嬉しいです。
さて次回の片づけは!〜第四章 涙の小物 おもちゃと趣味のモノ編〜です。
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