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【ポケモンSV S24ダブル レート1808 最終262位、シンギュラTOP8】
※一般的な構築記事とは毛色が違いますのであらかじめご了承ください。
みなさま初めまして、Asukaといいます。
前期のランクバトルシーズン24でレート1808、最終262位。
12/8(日)に都内で行われたOTS BO3のオフライン大会「シンギュラ#1」にてベスト8という結果だったので記事を書こうかなと思います。
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毎日だいたい1,000文字くらいポケモンダブルバトルについてのメモを残していて、この記事もその一環みたいな感じですね。
普通の構築記事だと目新しくなく書いててつまらないので、ダブルバトルを始めてからの約5カ月間どんなことを考えながら取り組んできたかについて話せたらなと思っています。
これからポケモンのダブルバトルを始めようと考えている方や、ダブルバトルを始めたけど何をしていけばいいかわからないという方の助けに少しでもなれたらいいなという気持ちです。
個体解説などについてはそこまで詳しく語ることもないので簡単に紹介していきます。
すみません。
目次を用意したので興味のない部分は読み飛ばしてください。
使用した構築
まず初めに、サムネにもありますが今回私が使用していた構築がこちらになります。
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構築の軸はサーフゴー。
そのサーフゴーでわるだくみを積んだり、ゴールドラッシュやシャドーボールを通していくためのゴリランダー、ガオガエン。
サーフゴーのゴールドラッシュを受けにくる炎、鋼、電気あたりのタイプに抜群を突きにいけるアカツキガチグマや水ケンタロス(水タイプはゴリランダーで対応します)。
アローラキュウコンは主に対雨パ枠として採用していました。
いわゆる「スタン」という形ですね。
レギュレーションHはドラゴン環境と言われていたりもしますが、ドラゴンタイプ(600族)の採用はしていません。
スケイルショット型カイリューやこだわりハチマキドラパルトを採用していた時期もありましたが、自分には合わなかったので構築からは外れていきました。
ではなぜこの構築を最終的に使用していたかというと、それは
「自身のプレイングスキル向上のため」
この理由のみです。
私は2024年7月14日からポケモンのダブルバトルを始めたのですが、その時から
「ダブルバトル初心者が強くなるためにはどうしたらいいんだろう?」
ということをずっと考えていました。
ポケモンは元々ストーリー勢でしたし、シングルバトルの経験もありません。
なので最初の頃はもちろん手探りで、右も左もわからないような状態で日々ランクバトルに潜っていました。
ですがそんな状態ではもちろん強くなれるわけもなく、マスターボール級には上がれるものの勝率は5割程度でレートもほぼ変動なし。
順位は5ケタ台をずっとうろうろしていました。
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なかなか思うような結果が出ず「どうしたもんかな~」と頭を悩ませていた時に、とある方との出会いが私の意識を大きく変えることとなります。
それが「テルさん」との出会いです。
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出会いと言っても実際にお会いしたわけではなく、ダブルバトルの情報をYouTubeで漁っていた時にたまたまテルさんの動画を見つけました。
いままでいろいろな方の動画を見てきましたが、テルさんの動画は体系的に説明がされている動画が多く一番わかりやすいなと感じました。
特におすすめなのが「ポケモン対戦上達法」という再生リストです。
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そこでテルさんがYouTubeのメンバーシップも開設されていたのでそれに加入することを決意。
そのメンバーシップ内でテルさんに質問などをしてみたところ、
「強くなるためにはスタンを練習するのがいいですよ!」
とアドバイスをいただきそこからスタンを使うことを決めました。
スタンを使うメリット、デメリット
私が考えるスタンを使うメリットは主に2つあります。
・ポケモン対戦の基本「交換」のスキルが身につく
・相手のS操作やギミックに対して立ち回りで対応していくためプレイングスキルが上達する
この2つです。
逆にデメリットとしては1点、
・プレイングスキルがない最初は負けまくる
これがデメリットかなと思います。
実際に私もスタンを使い始めた最初の頃、ランクバトルに潜っていたのですが全然勝つことができませんでした。
「相手のおいかぜ、トリルがきつい」
「初見殺しきつい」
「スタン相手に負ける=プレイングで負ける、つらい」
毎日この感情と戦っていました。
勝負に勝てないとランクバトルに潜ることも億劫になっていきます。
まさに修行です。
ですがそんな状態でも日々対戦数を重ねていくと、ねこだましやまもるを使って相手のおいかぜやトリル、ギミックに対抗するプレイングスキルが身についていき、少しづつランクバトルでの勝率も上がっていきました。
「Jカーブの法則」というものがありますが、まさにそんな感じですね。
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負けが込んでいる時期でも「ま、最初はこんなもんか」とメンタルを保つことができたのでこういう知識は持っているといいと思います。
少しづつ勝てるようになってくることでランクバトルに潜ることにも積極的になれていったかなと。
私は「質より量」派なので対戦数を重ねることは特に意識していました。
もちろん無思考で対戦数を重ねても意味はありませんが、まず対戦をしないことには上達することはできません。
質に関して言うと、毎試合終わった後に1分でも選出や立ち回りの振り返りをすることで格段に上達速度が変わってくると思います。
対戦後の振り返りはおすすめなのでぜひやってみてください。
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上達するための1つのポイント
少し長くなってしまいましたが、今までの話をまとめると上達するために必要なポイントは1つに集約されると思っています。
・ダブルバトルに取り組むための環境を整えること
これは私で言うと、
・ダブルバトルのコミュニティに参加したこと
ここが1つのターニングポイントになったなと振り返ったときに感じました。
この「環境を整えること」という言葉にはかみ砕くと2つの意味があって、
・情報交換ができること
・継続できるようにすること
この2つの意味があります。
人間だれしも1人で何かを成し遂げるには限界があります。
中には天才と呼ばれる人がいて1人で何でも成し遂げてしまう人もいるかもしれません。
ですが、私を含めて人類ほとんどの人が凡人です。
その凡人が何かを成し遂げるには切磋琢磨できる仲間を作り、その仲間と協力し成し遂げるまで絶対にあきらめずに続けることが大事だと私は考えています。
そのための環境づくりとしてダブルバトルのコミュニティに入ることは理にかなっていると私は判断し、テルさんのYouTubeのメンバーシップに参加しました。
メンバーシップのメンバーの方々に構築相談に乗ってもらったりだとか、お互いに空いている時間で対戦をして対戦後に選出やプレイングについて話し合ったりだとか。
ポケモンのダブルバトルについて日々やりとりができる相手がいることで自分以外の人が持つ知識を得ることができますし、何よりモチベーションを維持することができるというのがコミュニティに参加して得た一番の利点だと感じました。
テルさんもおっしゃっていましたが、何よりも大切なのは継続することだと。
「諦めなければ夢はかなう」なんてクサい言葉は好きではありませんが、継続しなければ自分の夢や目標も叶えることができないのは当たり前の事実です。
その継続するためのモチベーションを維持するには1人では限界があると心当たりのある方も多いかと思います。
だからこそ自分と同じような目標を持つ人たちがいるコミュニティに参加することにはとても価値があると私は感じているんですよね。
実際に私がランクバトルの順位が5ケタ台から最終3ケタ台前半、レートを1500から1800まで上げることができたのも、この環境がなかったらきっと達成できていないはずです。
なかなかランクの順位を上げることができない、プレイングスキルが上達しない、モチベーションが維持できないと悩まれている方はコミュニティに参加することをぜひ検討してみてください。
構築の解説
ここからは私が使用していた構築の解説をしていきます。
お待たせしてすみません。
とはいえ特にこれといった特徴のある構築でもなく、王道的なガエンゴリラサイクルのスタン構築です(ナークさんには硬派な構築と言われていた)。
なので最初にも言った通り、構築解説については簡単な説明となりますのでご了承ください。
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細かい数字は画像を見てもらうとして、努力値の配分は全体的に耐久寄りとなっています。(アローラキュウコン、水ケンタロスは最速のCS ASぶっぱ)
特に「~耐え」みたいに意識している調整はなく、効率を意識した一番強そうな努力値配分にしています。
ただ素早さに関しては一応意識していたラインがあるので、そこも踏まえて何を意識した調整なのかは紹介しておきます。
またこの中で唯一水ケンタロスが使用率50位圏外のポケモンということで、採用理由が気になる方がいらっしゃるかもしれません。
水ケンタロスは前期の最終日前日にこの構築に最後に入ってきたポケモンになります。
採用理由に関しては、元々かくとう枠としてオオニューラを採用していたのですがスケショカイリューに弱いのが微妙だなと感じていました。
あとはガエンゴリラサイクルの隣で積んだら強そうなビルドアップ型コノヨザルも試してみましたがあまり使用感が良くなく。
その当時に壁構築と多く当たっていたこともありその壁に抗える水ケンタロスを採用してみたところ使用感が良く、そのまま構築に残ったという経緯になります。
ガエンゴリラとともに選出することで水草炎のサイクル適正としては抜群の相性。
ガエンとのWいかくサイクルにより相手の物理アタッカーを機能停止にできる点も強かったです。
また持ち物の「ものまねハーブ」については、まけんき持ちのドドゲザンやコノヨザルに対しA2段階アップをコピーしてて圧をかけられる点、ウルガモスなどの積みポケモンに対しても積み技のランク上昇をコピーして圧をかけられる点が強くシンギュラでも大活躍してくれました。
インファイト、アクアジェットの技も非常に優秀で使用率50位圏外とは思えないほど強かったです。
実はSVの旅パとしてもパルデアケンタロスとともに旅をしていたこともあり、この構築の中では非常に思い入れの強いポケモンとなりました。
それでは以下に各ポケモンの調整について紹介していきます。
サーフゴー
H=16n+1(たべのこし効率最大)
C=11n
BD=ダウンロード調整
S=最速バンギラス抜き
アカツキガチグマ
HB=あまり
C=11nかつ2n
D=2n ほぼぶっぱ
S=無振りガオガエン抜き抜き
無振りバンギラス抜き
アローラキュウコン
最速CSぶっぱ
あまりH4
水ケンタロス
最速ASぶっぱ
あまりH4
ゴリランダー
H=ぶっぱ
A=11n
D=2n
S=準速ペリッパー抜き
※B実数値が111と112で耐久指数が大きく変わる、、、らしい(計算が得意ではないので誰か教えてください)
ガオガエン
H=ぶっぱ
D=11n
ほかあまり
一部実数値が同じ箇所がありますが、これはダメ感を養いやすくするためにあえて同じまたは近しい数字にしていました。(効果があったのかは諸説あり)
耐久寄りにした調整は、相手の攻撃を耐えられる回数を増やしてサイクルを回しやすくすることを意識しています。
対戦の中でサイクルを回す回数を増やせた方が、不利対面を打開するための「交換」の感覚がより早く身につくだろうと考えたからです。
なのであくまでも、
「今勝つことよりも未来の自分のためにプレイングスキルを向上させる」
この点を強く意識してたどり着いた構築になります。
実際にランクバトルという舞台で強い構築かと言われたらそうではないです。
ですが私は約2カ月ほどこの構築を使い続けた結果自身のプレイングスキルが上達したと感じていますし、そのおかげでランクマやOTS BO3のオフラインの大会でも結果を出すことができたと思っています。
なので今は修行の期間だと割り切れる方にはおすすめの構築なのではないかなと。
来年のレギュGまでまだ4週間ほどあります。
時間はまだまだ十分あるので自身のプレイングスキルを向上させたいという方はスタンを使ってぜひチャレンジしてみてください。
もし構築や各個体についての質問などありましたら私のXのアカウントまで気軽にご連絡ください。
何でもお答えします。
1つの例として、シンギュラ準々決勝の配信卓に座らせていただいた時の映像がYouTubeにアップされています。
立ち回りの参考までにご覧になってみてください。
シンギュラ配信卓映像
※準々決勝の配信は5:59:51あたりから
(ナークさんが解説してくださっています)
またお相手目線ではありますが、対戦相手のでこぽんさんが準々決勝の立ち回りの解説を含めた構築記事を書かれています。
【SVダブルレギュH】シンギュラ準優勝🥈構築解説
強者の思考を覗き見ることができる神記事となっていますので、そちらもぜひご覧になってみてください。
(自分の選択がすべて読まれていて記事を読みながら震えた)
参考文献
それとガオガエンの使い方について非常に勉強になる動画と記事がありますのでそちらも併せて紹介しておきます。
まずconaさんという方が出されているこちらの動画になります。
【コーチング】予選抜けには理解が必須!ガオガエン講座【ポケモンSV ダブルバトル】
【プレイング解説】強力だが難しい......ダブル最メジャーの並びの一つ、ガエンバレルの立ち回りを"簡単"に解説【ポケモンSV ダブルバトル】
次にふぁいどさんという方がポケモン徹底攻略に投稿してくださった育成論になります。
(ガオガエン育成論 : 【ダブル】ガオガエンの強さを言語化する|ポケモン育成論SV|ポケモン徹底攻略)
私は実際にガオガエン、ゴリランダーを採用すると決めた際にまずこの動画と記事を何回も読み込み勉強しました。
この2つの動画と記事があったおかげでサイクルについての理解を深めるスピードを上げることができたと思っています。
改めてお礼を言わせてください。
conaさん、ふぁいどさんありがとうございました。
最後に
長めの記事となってしまいましたが最後まで読んでいただいた方はありがとうございました。
これからポケモンのダブルバトルを始めようと考えている方や、ダブルバトルを始めたけど何をしていけばいいかわからないという方の助けに少しでもなれていたら嬉しいです。
私の今後の目標として当面の間は、
「PJCS2025予選抜け」
ここに焦点を当てて日々ポケモンダブルバトルに取り組んでいきます。
そしてまた何らかの機会にこのような記事を書くことが出来たらいいなと思っています。
それでは次はランクマやオフ会でお会いしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。