今月の良かった曲 2024年7月

noteでははじめまして、masa*と申します。普段は新潟を拠点としてHardstyleをメインにDJ、DTMをしております。

今回からできる限り毎月「今月良かった曲」と題しましてその月にリリースされた曲の中から私が個人的に良いなと思った曲をピックアップし、みなさんにお伝えできればなと思います。(リリース日はSpotifyでのリリース日を参考にしています。特に同人音楽では本当のリリース日と各種音楽配信サービスでのリリース日が違うことがありますが、その場合はなるべく前者のリリース日を参考にします。間違ってたらごめんなさい!)

さて記念すべき第1回、2024年7月リリースの曲ですが、今月はデカアーティストによるリリースがあったりアルバムがいくつかリリースされたりとかなりの豊作でした。



1. HoneyWorks - 可愛くてごめん(Getty Remix)(2024/07/01 release)

一曲目はみなさんご存知可愛くてごめん!一時期とても話題になった楽曲がGetty氏によってベースドロップマシマシブチアゲトラックに大変身。個人的にお気に入りなのは2nd dropです。「Chu!可愛くて𝓛𝓮𝓽 𝓽𝓱𝓮 𝓫𝓪𝓼𝓼 𝓭𝓻𝓸𝓹」からのGettyサウンドが本当にブッ刺さりでした。



2. Aria - Dismal Reality (2024/07/02 release)



いつもHardstyleのTutorialでお世話になっているAriaの新曲です。なんといってもリードがデカい。しかもただデカいだけではなく、メロがめちゃくちゃカッコいいです。キックも私好みの音でこれがデカリードとめちゃくちゃマッチしているんです。初めて聴いた時あまりのデカさにニヤニヤが止まりませんでした。



3.Audiofreq - BE THE 1 (2024/07/25 release)

色んなジャンルを幅広く作るなんでも屋さん、Audiofreqの新曲です。曲全体としてはRawstyleが軸ですが、ブレイクのベースの使い方にほんの少しだけSpeed Houseみを感じられたり2nd dropにはschranz地帯があったりと、まさにAudiofreqにしかできない音作りと構成だと思いました



4. Outsiders, De Kraaien - 1 Team (Kick Edit) (2024/07/04 release)

2019年12月にリリースされた「1 Team」という曲が激強サウンドにEditされました。元の曲は2019年のリリースなので少し前のHardstyleを彷彿とさせる音使いとリズムが感じられますが、1st Dropでイカついキックが鳴っていて最高!私をはじめとしたHardstyle狂いの人間は過去の曲がEditされてより強い音に強化されるのが大好き(だと信じている)なので全アーティストは過去の曲をどんどんEditしてください。



5. Deluzion & Dual Damage & Nolz - Crank It Loud (2024/07/04 release)

今一番ノリに乗っていると言っても過言ではないRawstyleアーティスト、Dual DamageがDeluzionとコラボした激アツトラックです。DeluzionとDual Damage、お互いの音がうまく調和しており、それがデカエモリードやボーカルにもうまく乗っかっていると感じました。Dual Damageお得意のデカキックも健在です。いつか箱でこの曲のキックロールやりたいですね…。



6.Sound Rush & Dr Phunk - Never Going Home (2024/07/05 release)

今年のDefqon.1のアンセムを担当したSound Rushが7月5日にリリースしたアルバム「Destination」から特に気に入った一曲をピックアップしました。原曲はインターネットに身を置いている人間ならおそらくほとんどの人が知っているであろう「levan polkka」です。デカくてパキッとしたリードがよく知っているメロディが見事にマッチしており、陽気でありながらエモさも感じられます。
このアルバムには今年のDefqon.1アンセムである「Power of the Tribe」も収録されていますので気になった方はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。



7.Strixter - In Ur Fantasy (2024/07/09 release)

StrixterのドデカRawstyleが皆さんご存じDirty Workzからリリースされました。個人的に音使いと緩急のつけ方がうまいなと感じました。ブレイクでは落ち着いた雰囲気も感じられるのですが、ドロップではデカいキック、デカいリードでメリハリがしっかりしています。また、音使いの点ではドロップの随所に挟まるフィルインの音の使い方がうまいなと感じました。



8.Sanctuary & Cardination - ASHES (2024/07/11 release)

最近流行りのRainbow Kickのムーブメントを巻き起こしたCardinationとSanctuaryのコラボ楽曲です。まぁ当然のようにRainbow Kick地帯はあるのですが、やはりRainbow Kickの第一人者なだけあって音の強さは流石といったところです。キック以外にもパキッとしたリードがエモーショナルなメロディに乗っかっており、より力強さを感じるトラックになっています。(関係ないけど最近このボーカルがよく使われてる気がする。)



9.Galactixx - Space & Time (2024/07/11 release)

今年のIntents Festival 2024 - Sunday Endshowの一曲目に使用された楽曲です。Endshowに起用された曲なだけあって、かなり壮大でエモーショナルな雰囲気が感じられます(というかこれもうアンセムでしょ)。DJの最後の方で流したら盛り上がること間違いなしです。



10.Imperatorz - Taking Off (2024/07/11 release)

ImperatorzのデカRawstyleがQ-dance Musicからリリースです。パキッとして突き抜けるようなリードがRawstyle Kickといい感じにマッチしてめちゃくちゃブチアガるトラックになっています。箱でこれ流れたらドロップ前に入っている「Taking Off~!!!」って声ネタ叫んで爆踊りしたいですね。



11.Luminite - METAL_&_BLOOD (CYBERGORE REMIX)(2024/07/23 release)

今かなりアツいRawstyle レーベル、Gearbox Digital所属のSo JuiceとDEEZLによるユニット、CYBERGOREが7月23日に初のアルバムである「GENESIS」をリリースしました。その中から私が特に気に入ったのはこちらの楽曲です。原曲も十分ダークな曲調ですが、そこにCYBERGOREの作風であるダークな雰囲気が加わることでさらにダークな雰囲気に仕上がっておりめちゃくちゃいいです。このアルバムは全体を通してダークな曲がほとんど(CYBERGOREがそういう作風なので当たり前ですが)なのですが、Rawstyleに限らずUptempo Hardcoreが2曲ほど収録されていたり、HardcoreとかDrum&Bassみたいな音が鳴ってる曲が収録されていたりと結構いろいろな曲が入っています。気になった方はぜひアルバムを通して聴いてみてください。



12.Level One & Iris Goes - Infinite Illusion (2024/07/12 release)

Level OneとIris Goesによる激強RawstyleがSCANTRAXXからリリースです。エモーショナルな雰囲気を感じつつも盛り上がるようなメロディと高いピッチのキックがいい感じに合っており、聴いていて思わず腕を振りたくなるような曲となっています。この曲も「Infinite Illusion~!!!」って声ネタを叫びながら爆踊りしたい曲の一つですね。



13.RVAGE & Hard Destiny - Closer (2024/07/18 release)

最近個人的にハマっているHard DestinyとRVAGEによるコラボ楽曲です。パキッとしたデカリードとHard Destinyがよく使っている軽快なRawstyle Kick(と私が勝手にそう呼んでいるだけ、正式名称あったら教えてください)の相性がそれはそれはもうとても良くて、全体的にとてもきれいにまとまっている曲だと感じました。



14.Hard Driver - Running Wild Forever (The Qontinent Anthem 2024) (2024/07/18 release)

こちらはHard Driverが今年のThe Qontinent 2024のアンセムとして手掛けた楽曲です。やはりアンセムということだけあってかなり壮大な雰囲気が感じられますが、ドロップはゴリゴリのRawstyleとなっております。メロディも一見楽しそうな雰囲気の中に少し哀愁も感じられる、そんなメロディです。アンセムなので当然DJの最後の方に流したらいい感じになりそう。



15.Audiotricz & Mark Eva - No Fear (2024/07/18 release)

AudiotriczとMark Evaによるめちゃくちゃ壮大なRawphoricです。1st dropでは様々なキックが4〜8小節毎にコロコロと変わっており、キックの引き出しがマジで多いなと感じました。2nd dropでは他の著名なRawphoricアーティストに全く引けを取らないくらいデカいリードとエモーショナルなメロディが特徴です。



16.TOZA - LONELY (2024/07/18 release)

GearboxからリリースされててもおかしくないでしょってくらいデカいRawstyleがDirty Workzからリリースです。もちろん曲の軸はRawstyleなのですが、随所にオールドスクールな雰囲気を感じられる気がします。でも全体的な音の作りはイマドキで何だか不思議な感じ。でもめちゃくちゃ良い。(あとYouTubeのコメ欄でRebelionがもっとたくさんのZaagが必要だと思うってコメントしていてワロタ)



17.AXL & System Overload - Chaos Unleashed (2024/07/19 release)

(公式っぽい動画がYouTubeで見つからなかったのでこれだけSpotifyのリンクです。申し訳ありません…)
こちらは先ほどまでに紹介したRawstyleとはひと味違う、テクノ感強めのHardstyleです。いかにもワルって感じのリードと無限にズンドコ鳴ってるキックがテクノっぽい。(テクノはミリしらなのでこの表現が間違っていたら全力で謝罪します。)テクノもHardstyleもBPM的には近いのでテクノ→Hardstyleのつなぎで使えそう。



18.D-Mind & Anklebreaker - Better Dayz (2024/07/19 release)

本当に2024年の曲なんか…?ってくらいクサメロのHardstyleです。声ネタで「Back in time…」とかしゃべってるのでおそらくそういうコンセプトの楽曲であると思われます。個人的な話ですがここ最近Hardstyle Classicsをよく聴いているのでめちゃくちゃ刺さりました。一昔前のHardstyleが好きという方にはめっちゃ刺さると思います。そしてこちらの曲、なんとフリーダウンロードです。少しでも気になった人は全員ダウンロードしましょう。



19.Anamorphic - Blinded (2024/07/23 release)

SCANTRAXXからリリースのデカRawphoricです。この曲を聴いてまず一番最初に思ったのは、展開の引き出しがめちゃくちゃ多い!一つのたしかに一つの曲を聴いているを聴いているのですが、まるで2,3曲を通して聴いているかのように感じられます。そしてメロディがすごくいい!曲中でメロディの1フレーズが何度も出てくるんですがその度に焦らされて、最後にそのメロディがフルで聴こえた時の脳汁はハンパないです。


20.Cryex ft. Haley Maze - Can't Get Enough (2024/07/25 release)

Cryexによる新作がDefqon.1 Recordsからリリースです。Cryexが得意とする超爽やかリードが明るいメロディととてもマッチしています。そして一番の特徴は何と言ってもRainbow Kickが多用されていることです。しかもただ一種類のRainbow Kickを使いまわしているのではなく何種類ものRainbow Kickを使っているのが驚きです。これを聴いてRainbow Kickはまだまだ進化を遂げているのだと感じました。


21.Krowdexx & Bloodlust - WHERE DID YOU GO (2024/07/25 release)

私が最近個人的にどハマりしているRawstyleアーティストKrowdexxとBloodlustによるコラボ楽曲です。キックのクオリティが高いのは当然のこと、そのキックの引き出しが多いのはすごいなといつも驚かされます。これは私がインスタのストーリーで見かけたのですが、どうやらこの曲で使われているキックのいくつかは無料シンセであるVitalで作られたものらしいです。まさに弘法筆を選ばずですね。


22.Primeshock ft. Philip Jax - Unleash Me (2024/07/26 release)

壮大で明るい曲を作ることに定評のあるPrimeshockの新曲がDirty Workzからリリースです。今回も例に漏れず壮大かつアッパーなサウンドに仕上がっています。(でも若干Euphoric寄り?)Primeshockの曲はちょっと聴いただけですぐにPrimeshockの音〜!とわかるくらい作風がブレていないし、その中でどの曲もちゃんとキャラが立っているのはマジですごいと思います。


23.Digital Punk - We Are Still Here (Cyber Punk Edit) (2024/07/26 release)

シャリシャリとして力強いリードとパワフルなキックが特徴のRawstyleです。Digital Punkの別名義(たぶんそんな感じだと思う。間違ってたら5000兆円払います。)によるEditです。Editなので突然原曲があるわけですが、この曲は原曲のパワフルな部分を抽出して強化したみたいな感じで個人的にはこちらのEditの方が好みです。原曲もパワフルかつ壮大なRawstyleとなっておりますのでよろしければそちらも聴いてみて下さい。


24.Laur - OMG!! (2024/07/12 release)

最後は今年の夏コミでリリースされるであろうHARDCORE SYNDROME 18(仮称)に先駆けてシングルリリースされている曲を2つご紹介します。
1曲目はLaurさんの良さがこれでもかと詰め込まれたデカRawstyle(色んなジャンルの展開が入っているので厳密にはRawstyleと断言できないかもしれないけれどここではRawstyleということで紹介させてください…)です。Laurさんの得意とするトライバルな曲調ですが展開がコロコロと変わっていく曲構成で何回聴いても飽きません。そしてこの曲を紹介する上で絶対に欠かすことのできないのは2nd dropです。最近のLaurさんのFrenchcoreでよく使われているぶっといキックをそのまんまRawstyleに落とし込んだかのような、ある種変態的なサウンドが病みつきで毎日のようにリピートしています。早くこのサウンドを箱で浴びて床になりたい。


25.Massive New Krew - Break the Chains (2024/07/30 release)

2曲目はみんな大好きMNKのデカRawstyleです。いい意味でわかりやすく海外のRawstyle(特に某二重損傷さんとか…)を意識していてめちゃくちゃ良い‼️曲の雰囲気、展開とかはまんま海外のノリなんですが細かい音使いとかメロディにMNKらしさがちゃんとあり、流行りをうまく自分たちの作風に落とし込んでいるなぁと感じました。(それとSpotify見たらなぜか歌詞がついていました。これってつまり歌え、ってコト!?)そしてやはりMNKはレベルの高い合格点を超えるHardstyleオールウェイズ出してくれる。一生ついていきます。(あとMassive Circlez 10一生待ってます。早く出してくれとは言いませんがいつか出してくれないかな)

おわりに

いかがでしたでしょうか。皆さまの気に入った楽曲は見つかりましたでしょうか?今回初めてこのような曲紹介をしてみたのですが、曲の良さを言語化することによって普段何気なく曲を聴くのとはまた違った良さが見えてきて、またそこから新たな発見などもあったので個人的にはやってよかったなーって感じです。ただ文章を書いていく中で自分の語彙力のなさを実感したので次回はもう少しマシな文章が書けたらいいな…。
そして、7月にリリースされた楽曲をまとめたSpotifyプレイリストを作成いたしましたのでこちらに共有しておきます。(もちろん、今回紹介した曲たちも入っています。)皆さまのDigの一助になれば幸いです。
最後に、拙い文章ではございましたがここまで読んでくださりありがとうございました。ではまた来月!

spotifyプレイリストはコチラのリンクから👇
https://open.spotify.com/playlist/11vxPbjMPw0M3faVZvEYz6?si=aa9e8ae5d2bb4d52

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