やる気を高める戦略は自分にこそ使おう
気になるタイトルだったので読んでみたダイヤモンド・ハーバードビジネスレビューの記事、とても興味深かったです。
記事の内容は、会社のリーダーが、メンバーのやる気を高めるためには、会社のパーパスやビジョンと日々の仕事を結びつけるのが大事だよ、という話です。ですが、私はこれを自分(個人)の話に置き換えて読みました。
つらいときや、やる気が出ないとき、自分を奮い立たせる方法を持ってるかどうかは、仕事だけじゃなく、自分が目指すライフキャリアを歩んでいく上で、めちゃくちゃ大きなインパクトがあります。
自分を奮い立たせる、もっとも良い方法は「やるといいことがある」と頭の中にイメージすることです。
は?それだけ?と思うかもしれませんが、コレは心理学的に実証されてるので間違いありません。
ここでのポイントは「イメージ」です。
間違っても「数字」じゃありません。
先ほどの記事で強調されているのも、まさにこの点でした。
会員限定記事なので、引用は一部にとどめますが、特に以下の部分は示唆深いと思うんですよね。
従業員のモチベーションが上がらないってことは、それを自分にあてはめても、やっぱりモチベーションは上がらないってことです。
これは、具体例を見たら一目瞭然です。
この例もわかりやすい。
でも、勉強熱心な読者の皆さんは、きっとこう思うことでしょう。
え、ちょっと待って。でも、目標設定では数値化が大事って言うじゃん!
SMARTのMはMeasurable(測定可能)じゃん!
と。
そこが落とし穴なんですよね。
たしかに、管理のためにはSMARTな目標設定が必要です。でも、管理しやすい目標をつくれば、みんなやる気になるよ、とはだれも言ってません。
SMARTが助けてくれるのは、あくまでも「管理しやすい目標のつくり方」ですよね。
「みんながやる気になる目標のつくり方」ではないですよね。
得てして、やる気になる目標(つまりビジョンとかパーパス)の方は置いてきぼりになりがちです(だからこそ、冒頭の記事が書かれたわけで)
そんなとき、会社なら「ウチの上司にはもっとビジョンを語ってほしいんだよね」と愚痴ればいいですが、自分がビジョンを持ってない場合、その愚痴はそっくりそのまま自分に返ってきます。
「俺・私、もっとビジョンを語ってほしいんだよね」
やる気が出ないということは、つまりあなたの心がそう言ってるワケです。
私がことあるごとに飽きもせずに「ライフビジョンが大事」と繰り返すのは、これが理由です。
大変だけど頑張ろうと思うためには、自分で自分にビジョンを語らないとダメなんです。それも年1回とかじゃダメ。
繰り返し繰り返し、しょっちゅう語る必要があります。
だから、ビジョンは「日々つかうもの」なんです。
早いもので、2024年も12分の1が経過しちゃいましたね。
目指すライフキャリア、ありたい姿に向かって、動けてますか?
もし「あんまり動けてないな」と思ったら、ぜひ「ビジョンをつかう」を実践してみてください!