なぜ私は3年で8回も高知へ行くのか?言い訳が必要なあなたへ、私のフェーズ別参加動機をベースにもっともらしい理由をご用意しました
今年もやってきました、戻り鰹のシーズンが🐟
今月2024年10月の訪問は、私にとって8回目の高知訪問となります。うち7回は コミュニティリーダーズサミット in 高知、通称CLS高知への参加が主たる目的です。
なんか萩原さん、すごい高知行ってない?
なんであんなに何回も行ってるの?
高知って何回も行くようなところなの?
久しぶりに会う人から、ちょいちょい聞かれる質問です。
また、すでにCLS高知を体験済みな人であっても
そもそも、そんなに何回も行く必要あるかな?
1回行ったからもういいかな…
次回はどうしようかな…
そんな考えがよぎったこともあると思います。
コミュニティに関わってる人はいいんです。ストレートに「コミュニティについて学ぶため」と言って高知へ行けるから。「興味はあるけど自分はコミュニティに関わってないしな」「コミュニティリーダーじゃないからな」と思ってる方にとっては、わざわざ高知へ行くための言い訳・理由が必要ですよね。自分にとっても、周りに説明するためにも。
そこで、「CLS高知 Advent Calendar 2024」18日目の本記事では、高知へ行く理由が必要なあなたへ、フェーズ別本音の訪問動機をご紹介するとともに、理由づけするならこんな形はどうでしょう、というご提案を用意しました。
初参加の人はそれっぽい理由をつくる材料集めに、2回目以降の人は何度も行くのにもっともらしい説明(言い訳)が必要なときの参考になると思うので、最後まで読んでもらえるとうれしいです。
なぜ私はそんなに何度も高知へ行くのか?
その謎を解明すべく我々はアマゾンの奥地へと向か……う必要はないので、いまから書きますね。
事前フェーズ:わざわざ高知へ行く理由が見つからない
私も初回参加までは、「高知へ行く言い訳・理由」が見つからず、しばらく参加を見送っています。事前フェーズはそんな迷ってる状況の話なので、「それっぽい理由」を早く知りたい方は初回参加のところまで飛ばしていただいて大丈夫です。
イベレジの過去チケットを見てみると、CMC_Meetupにはじめて参加したのが2018年3月。その後、5月、2019年1月、3月、6月と参加しているので、おそらく私のタイムラインに旬の鰹が流れるようになったのは2019年ごろ。
当初は「なんなのコレ?なんかすごい勢いでみんな鰹食ってるけど?」という程度の感想でした。
半年後、ふたたびタイムラインが鰹であふれ、参加した知人たちが「あの鰹は別物」「東京で食べてる鰹は本ものの鰹じゃなかった」とか言いまくるのを聞かされると、多少は興味も出てきます。
でも、当時の私は「コミュニティリーダー」ではなかったし、わざわざ高知に行く理由などひとつもありませんでした。
そうこうしているとコロナがやってきて、オンラインでCLSが配信されることに。それならわざわざ高知まで行かなくても内容と雰囲気がわかる。そう考えてオンライン参加したのが、2020年初鰹編。
その後、おかしなことに六本木の土佐しらす二万匹で開催される、2020年戻り鰹編の後夜祭に呼ばれました。本編に参加してないのに。2020年11月のことです。
どういうこと?と思ったが、振り返るとこれがターニングポイントだったので、誘ってくれた @natsu01natsu01 には感謝しかありません。
この場で現地に行っていた面々からこれでもかと高知の魅力を語られ、目の前には高知の美味い料理と高知っぽいお酒が提供される。そして、どうやら「コミュニティリーダー」かどうかは関係なさそうな雰囲気もある(しかし皆んな酔ってるから、適当に勢いで言ってる気もする)。
魅力は理解したものの、当時の私はやっぱり「コミュニティリーダー」ではないし、そもそも仕事もプライベートも多忙で、わざわざ高知へ行く理由が見つからなかった。そんなわけで、行ってみたいと思いつつも、2021初鰹編もオンライン参加にとどまりました。
初回参加の動機:あまりにも鰹が美味いと聞いたので
前置きが長くなりましたが、なんだかんだ言って、最初に行った理由は結局コレですw
あまりに何度も鰹が美味いと聞かされたから
本音ベースではこういう不純な動機でも全然いいと思います。
私の初回参加は、2021年10月の戻り鰹編。会社をやめたことで時間と心に余裕ができた私は、どうせならとワーケーション初日から参加し、ワークどこ行った?それバケーションじゃね?というくらい存分に高知を味わいます。
初回参加の理由が一番むずかしいと思うんですが、まさか会社や上司に「鰹が美味いと聞いたので」とは言えないと思うので、以下の2回目以降の理由をそれっぽく改変して1回目を勝ち取ってください。
2回目参加動機:美味い鰹を食い、前回出会った人たちを応援するため
2回目の参加理由は、前回出会った人たちを応援したいと思ったから。もちろん、鰹の美味さに魅了されたことは言わずもがなも。
初回参加時にワーケーションというゆっくりと時間が流れるタイミングで、少数の方と密な時間を過ごせたことはラッキーでした。
おかげで、高知という土地について深く知ることができたり、CLS高知の運営メンバーがどんな思いを持っているのかを知ることができました。直接会話した人はもちろん、その人たちが信頼する人たちのことも、間接的ながらもじっくりと知ることができました。
さらに、ワーケーションという共通体験をすることで、CLS常連組の方々と知り合い、常連の皆さんのことを知るとともに、彼ら視点のCLSを知ることもできました。
だから、2回目の2022初鰹編も当然のようにワーケーションから参加しました。前回出会った人たちを応援することになるならと思った当時の感想がnoteに残ってます。
一度行って良かったと感じた方は「あの体験を用意してくれた人たちにまた会いに行こう、応援しに行こう」という推し活な気持ちで参加してみてはどうでしょう。視点が変わると、現地での行動が変わるかもしれません。
もっともらしい説明としては、「コミュニティイベント(またはオフラインイベント)のベストプラクティスを体験し、そのノウハウを自社のイベントに適用するため」という感じでいかがでしょうか。
3〜4回目:刺激を受けることがわかったから、体験価値が高いことを確信したから(と美味い飯を食うため)
この頃になると、さすがに鰹だけでは高知に行きません。なぜなら、屋台餃子や玉子焼き飯も美味いことを知ったから……いや、そうじゃない。
2回連続でワーケーションに参加したことで、CLS高知運営メンバーが用意するワーケーションツアーの体験価値が高いことを確信したからです。CLS運営メンバーを信頼してたから、ワーケーションツアーの中身も確認せず、ノールックでポチりました。もちろん美味い飯も楽しみにしてるけど。
そうこうしているうちに、気づけば自分もコミュニティ活動をするようになり、「あ、もしかして、いままでやってたこれもコミュニティ活動か?そして、もしかしてコミュニティリーダーと言ってもいい?」と思えるようになってました。LTでそんな話をさせてもらったのも、このタイミングです。
つまり、この頃まで私は自分のことを「コミュニティリーダー」とは認識してません。いま、「私はコミュニティリーダーじゃないしな…行く資格や理由ないよな」と思ってる方がいたら、それでも大丈夫ですよ、と言いたい。
CLS高知で出会った人たちを応援したいという思いはさらに強くなり、3回目の2022年戻り鰹編からはサポーターとなり、4回目の2023年初鰹編ではサンフランシスコから18時間かけて参加してました。
本編に何度か参加したことがある人は、ワーケーションに参加してみる、サポーターになってみる、という選択肢をぜひ考えてみてください。
周りへの説明としては、「ワーケーションやリトリートなどの非日常体験のベストプラクティスを体験し、そのノウハウを自社の顧客向けイベント(やリーダー合宿など)に適用するため」という感じでいくか、「各界のインフルエンサーが集まるイベントをサポートすることで、自社を知ってもらい、自社のファン・サポーターをつくるため」という感じはいかがでしょうか。
特に、高知の方がお客様にならないビジネスの場合は、顧客を見つけるためとかその場の認知ではなく、応援者をつくると言うところがミソです。
5〜7回目:深くつながれた高知の人たちと会うため
このあたりになると参加理由は、「深くつながれた高知の人たちと会うため」に変わってきました。
例えば、運営メンバーの方から「ワーケーションで新しい試みをやるので、参加してほしい」とメッセージをいただいたら、そりゃあ参加しないわけにはいきませんよね。
それがまさか、過去イチでハードモードなワーケーションツアーになるとは予想してませんでしたが(笑)
私の6回目(2024年3月)の訪問は、初めてCLS高知ではないタイミング。CLS高知をきっかけになんと 高知のお客様との取引がはじまったので、現地視察とミーティングのために高知訪問。まさに #きっかけはCLS 案件です。
しかも、このお客様
って言ってますからねw なかなかそんなことないですよね。縁もゆかりもない遠方の土地のお客様と取引がうまれるなんて。
でも、そういうことすら起きるのがCLS高知での出会いなんです。これは、わざわざ何度も高知へ行ったから起きたことだと確信してます。
この頃には、現地の皆さんと2夜連続で飲めるくらいには知り合いが増えてました。わざわざ高知に行かないと、この人たちとはゆっくり話せないわけです。正直、CLSの前夜祭や後夜祭で「ゆっくり話す」のはむずかしいので。
何度か参加してるけど、実は高知の人とあんまり話したことないなという人は、次回は高知の人とたくさん話して、深くつながるきっかけづくりをしてみてはどうでしょう。
表向きの理由はもう十分でしょう。あと必要なのは、あなたを動かす本当の理由だと思います。最初から高知の方と深くつながりたいと思って、参加する人はいないでしょう。私もそうではありませんでした。
では、これまで私に起きたこと、他の参加者に起きたことを、「弱いつながりを増やすと、キャリアにポジティブなことが起きる。CLS高知ではその可能性が高いから」と説明されたら、皆さんはどう感じますか?
言い訳は用意しました。なぜあなたは高知へ行くべきなのか?
美味い鰹が食えるから、美味い日本酒が飲めるから
→ 最初は全然これでいいと思います。ただ、それだけで「何度も」「同じ場所へ」行くのはやっぱりおかしいわけです。世の中に美味い飯はたくさんあるし、美味い飯が食える地は高知だけじゃありません。
お目当ての人がいるから
→ まずはこれを目指したいですね。お伝えしてきた 応援、信頼 というキーワードは、まさにこの理由に当てはまります。
お目当てにする人は高知の人だけでなく、CLS高知の常連さんでもいいんです。おもしろいことに東京ではまったく会わないし、むしろアポ取るの大変なくらいなのに、高知に行けば確実に会えるし、ざっくばらんにお話しできるなんて方たちもいます。高知でしか会わなかった県外(東京や大阪や北海道)の人たちとの出会いが、新しい機会につながったこともあります。
動くことで何かが起きるから
→「情報の量は移動距離に比例し、情報の質は体験に比例する」。だれが言ったか知りませんが、これは真実だと思います。高知にかぎりませんが、現地へ足を運び、体験することで、想像もしなかったことが起きる。そういう体験を私はこれまで何度もしています。
刺激、体験 というキーワードがこの理由に当てはまります。
機会があれば、積極的に動く。行動する。そうすればきっとあなたのキャリアにもポジティブなことが起こります。
人とのつながりは効率化できないから
→ 高知の人であれ県外の人であれ、何度も顔を合わせ、同じ体験をすることでしか得られないつながりがあります。決して人づきあいが得意ではない私が、ここまで高知の人たちとつながれたのは、やはり高知へわざわざ何度も行ったからでしょう。
高知の人たちはみんな暖かいので、すぐに仲良くなれるはずです。違いが生まれるのは、そこから先。
途中の理由はどうあれ、何度も行ったことで、私はさらに深い関わりがもてるようになりました。大人になってから、そういう新しい出会いをつくるのってむずかしいじゃないですか。でもCLS高知ではそれができる、しかも再現性が高い。そのことを実感しているから、私は何度も行くんです。
効率的にはつくれないような、人とのつながりに価値を感じるなら、CLS高知はちょうどいい機会です。行きましょう、何度でも。
(見出し画像は初めて高知を訪れたときに自分で藁焼きした鰹です)