神は細部に宿るが、民は細部を見ない
あなたが触れるその製品や作品、ただの形に見えていませんか?
形状やデザインのごく小さな部分にこそ、使う人が無意識に感じる“良さ”が隠れています。ライカのカメラボディやiPhoneの角丸は、その代表例といえるでしょう。見ただけでは分からなくても、手に取れば“なぜか心地良い”と感じる方も多いはずです。
本記事では、こうした細部について話していきます。
デザインの細部が果たす役割
形状と無意識の感覚
曲線や丸みなど、人間工学的な配慮が施された部分ほど、実際に握ったときの“しっくりくる感覚”を左右する。背景にあるコンセプト
たとえシンプルな形状でも、その裏側には「どのように使われるか」「どんな体験を提供したいか」といったデザイナーの思考が込められている。
それに基づいてただの形状ではなく最適な比率や連続した複雑なラインなどをコントロールしている。
ライカのカメラボディが伝えるもの
みんなが欲しいと思うM型ライカの良さは、あのクラシカルな形がなんとなく可愛いところだったりすると思いますが、あの形はただの小判のような長円じゃないんです。そこになんとなくいいなと直感で感じることにつながっているのです。
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