Next Career Lab. #11 -Web3.0で世界は変わるのか,凸版印刷の正体,転職を成功させるために20代ですべきこと,
(前提: 昨年[2021年]の書き残しがあったので、供養ためリリースします、情報が古いことを前提にお読みいただければと思います。)
Next Career Lab.(ネクストキャリアーラボ)は「次のキャリアの"一手"を考えるメディア」です。
キャリアを考えるヒントをお届けして、みなさんとキャリアの攻略法について考えていきたいです。
本記事の内容は次の通りです。
1. Biz Update
2. 決算から読み解く業界動向
3. 失敗を語ろう
4. 質問コーナー
5. 今週のオススメ本
6. 雑談&コラム紹介
Next Career Lab. について詳しく知りたい方は⬇︎の記事からどうぞ。
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それではいきましょう!
1. Biz Update - Web3.0で世界はどう変わるのか -
今週はNFTやメタバースで注目が集まる「Web3.0」に注目です!
にわかに「Web3.0」という言葉を見ることが多くなりましたが、Web3.0とはなんでしょうか。
Web3.0とは
現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。
COINPOST より引用
Web3.0のキーワードは「非中央集権型」です。
これまでのインターネットには必ず中央で管理する人がいました。例えばSNSなどのサービスを提供する企業であったり、情報を規制する国などが該当します。
それがWeb3.0では、ブロックチェーン技術等を活用して非中央集権化されます。
非中央集計化されたデジタル資産はプラットフォームを超えて現実世界の資産のように価値を持つようになるのです。
簡単に言えば、ゲームの世界で手に入れた武器を別のゲームで売ったり、現実世界でトレードしたりすることができるようになります。
現時点でWeb3.0によって発展していくと予想されているのは以下のような領域です。
アートギャラリー:
オークションハウス「サザビーズ」などがギャラリーを開設し、NFTアートの展示や販売を可能にした
ビジネスオフィス:
企業が、仮想空間に従業員が共同作業を行えるオフィスを開設
ゲーム&カジノ:
プレイヤーがトークンを獲得できるゲームやカジノ
広告:
デジタルビルボードを設置し、広告料を得る
コンサート会場:
DJやミュージシャンが音楽を演奏することができる
COINPOST より引用
NFT界隈でも盛り上がっているように、Web3.0やブロックチェーンと相性が良いのは、アート、音楽、ゲームなど、デジタルデータにしたときに唯一性を証明するのが難しかったものです。
あらゆるデジタルデータが唯一性をもって国境を越えられるようになったとき、世界はどう変わっていくのでしょうか。
Web1.0を「読む」場所としてのインターネットとすると、Web2.0は「読む+書く」場所だと言われています。
Web2.0はSNSなしには語ることはできず、もはやSNSは社会のインフラとなりました。
では、Web3.0はどんな場所になるでしょうか。
ブロックチェーンの特性を考えると「読む+書く+信頼性」と言えるかもしれません。
情報は常にオープンで、かつその信頼性がテクノロジーで担保されたWeb3.0の世界では、これまでは想像できなかった全く新しい価値が生まれるかもしれません。
今後が楽しみです!
2. 決算から読み解く業界動向
今週はDXとコロナ禍の影響を大きく受けている印刷業界の中で、見事にデジタル化を遂げた「凸版印刷」に注目です!
凸版印刷
凸版印刷株式会社は、日本の印刷会社である。国内印刷業界2強の一角で、世界最大規模の総合印刷会社である。日経平均株価の構成銘柄の一つ。
Wikipedia より引用
最近は「すべてを突破する。TOPPA!!!TOPPAN」のCMが印象的で、印刷会社からのイメージ脱却を目指しています。
■ 決算概況
まずは決算概況からいきましょう。
(2022年3月期第2四半期業績及び通期業績見通し より引用)
2022年3月期第2四半期の業績サマリーは以下のとおりです。
(単位: 百万円)
● 情報コミュニケーション
売上高: 413,116 (+3.5%)
営業利益: 15,485 (+7.9%)
● 生活・産業
売上高: 213,977 (+2.6%)
営業利益: 14,614 (+34.2%)
● エレクロトニクス
売上高: 102,525 (+17.6%)
営業利益: 11,601 (+161%)
連結での売上高は2022年3月期第2四半期までの累計で約7,200億円で、営業利益は240億円ほどとなっています。
さて、さらっといきましたが、そもそも印刷会社であったはずの凸版印刷が今どんな事業を手がけているかを知っている人も多くないのではないでしょうか。
元々主流であった"印刷"の領域は情報コミュニケーション事業に引き継がれているように見えますが、中身を見るとセキュア、コンテンツ・マーケティング、BPOと、印刷に特化というよりは、これまで積み上げてきた資産にデジタルを活用して新しい事業に成長させている印象です。
その他にも、全社方針として「Erhoeht-X(エルヘートクロス)」と称して、最先端テクノロジーを活用したDX事業を展開することを宣言しています。
「もはや印刷の会社ではない」ことが十分なほど見て取れます。
■ 今後の戦略
(中期経営計画の取り組みについて より引用)
上のスライドは中期経営計画からの抜粋ですが、やはり今後も柱となるのは「DX事業」です。
デジタルBPOや、マーケティングDXに注力して、主力の情報コミュニケーション事業をさらに成長させることを目指すでしょう。
また、社会情勢にも対応してサステイナブル需要を取り込んだライフスタイル支援も注力領域となりそうです。
そして最後に、新事業の創出とまだまだ新しいことに取り組んでいく姿勢が見える力強い中期経営計画です。
今後もどんな新しいことに挑戦するのか注目です!
3. 失敗を語ろう
今週の"失敗を語ろう"のコーナーは、30代までに2度転職を経験して、公務員からコンサルタントになった私が感じる「20代でやってよかったこと、できなかったこと」の続編です。
先週の#10では、20代でやってよかったことについて書きましたが、今週はできなかったこと、やっておきたかったことです。
ちなみにそれぞれのリストを以下のものです。
[やっておいて良かったこと]
① 転職
② 自分の価値観を知る
③ 英語
[できなかったこと]
① 人間関係の幅を広げる
② 運動習慣をつける
③ 投資
20代でやっておきたかったことの1つ目は「人間関係の幅を広げる」ことです。
これまでの人生であまり人脈を広げることに力を注いできませんでした。
社会人の付き合いというと、古くからの友人と会社の同僚がメインで、社外に知り合いが増える機会が全くなかったのです。
今だとオンラインサロンがあったり、インターネット上に社会人コミュニティがたくさんあるので比較的簡単に新しい人間関係をつくることができるかもしれません。
人間関係を広げることのメリットは「弱いつながり」をたくさんつくることにあります。
弱いつながりとは、自分たち以外に共通の友人がいないような関係です。
とある研究で、この弱いつながりによって「遠くにある幅広い情報を効率的に手に入れることができる」ことが証明されています。
仲の良い友達や、会社の同僚からは得られないような情報が、バーでたまたま出会った人や、旅行先で偶然知り合った人からもらえる確率が高くなるということです。
最近少しずつ人間関係を広げるようになって、このことをすごく実感しています。
2つ目は「運動習慣をつける」です。
これはシンプルに健康を維持して、仕事でパフォーマンスを出したり、プライベートを充実させるためにやっておきたかったことです。
週に1-2回程度でもいいので、仕事終わりにジムに行ってランニングや筋トレをする習慣をつけるとメリットがたくさんあります。
特に運動のメリットを感じるのは、脳を回復させてくれる効果です。
遅くまで仕事をして疲れると、どうしてもたくさん食べたくなったりお酒が飲みたくなるのですが、運動すると誘惑に負けずに済むことが多いです。
脳が疲れて意思力が下がってり、思考のスピードが悪くなってきた時に運動するのがおすすめです。
そして最後は「投資」です。
老後の2000万円問題など、人生100年時代の資産形成が話題になることが増えましたが、投資はとにかく時間との勝負です。
普通のサラリーマンがインデックスなどへの長期投資で資産を作るには、たっぷりと時間をかけて、複利の効果を存分に使うことが重要です。
20代のうちから給料の数パーセントを定額で積立投資しておけばよかったなと今は後悔しています...
もし今20代で余裕のある人は、ぜひ将来の自分のために投資をしましょう!
投資を勉強することは、世の中のお金の流れを知ることにもつながるのでビジネスマンの教養としてもオススメです。
以上、20代でやっておきたかったことでした!
4. 質問コーナー
今週はお休み!
5. 今週のオススメ本
今週はお休み!
6. 雑談&コラム紹介
今週の雑談コーナーです!
Forbes Japanから今年の「START-UP OF THE YEAR」が発表されましたね。
内容の前に、オブザイヤーとか聞くと年の瀬を感じますね〜
ランキングはこんな感じでした!
■起業家ランキング2021 BEST10
1位 宮田昇始(SmartHR)
2位 加藤勇志郎(キャディ)
3位 稲田武夫(アンドパッド)
4位 石山 洸(エクサウィザーズ)
5位 稲田大輔(atama plus)
6位 橋本 舜(ベースフード)
7位 家入一真(CAMPFIRE)
8位 赤川隼一(ミラティブ)
9位 十河宏輔(AnyMind Group)
10位 米良はるか(READYFOR)
以下、Yahooニュースのコメントです。
21年6月の資金調達で企業価値が推定1731億円となりユニコーンの仲間入りを果たしたクラウド人事労務ソフトのSmartHR・宮田昇始。2位には「製造業のポテンシャル解放」を目指し、板金・機械加工や加工部品の受発注プラットフォームを手がけるキャディの加藤勇志郎。3位は建設業向けの施工管理クラウドのアンドパッド・稲田武夫がランクインした。
ランキングのトップ3は人事労務ソフト、製造業の業務改善プラットフォーム、そして建設業の施工管理アプリとなりました。
いずれもSaaS型でサービス提供するスタイルです。
スタートアップ業界のトレンドを見ていると、どんな仕事にお金が集まっているか、つまりどこに市場のニーズがあるのかがわかります。
スタートアップがたくさん参入して盛り上がっている業界は将来的に成長領域になる可能性があるので、キャリア選択の参考にもなりますよね。
たまにスタートアップ業界を調べて、大体の動きを把握しておくのはオススメです!
7. 終わりに
今週もここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!
さらに良い情報をお届けできるように、コメントなど頂けましたら次回作も気合が入ります。
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