ブロックチェーン　VS　量子コンピュータ

2019年10月9日 22:55

こんにちは。

このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。

今日紹介するのはこちら。

仮想通貨ビットコインはピンチ？グーグルが”初の”量子コンピュータを発表

そもそもこの記事の中では、フィナンシャル・タイムズがグーグルの研究者の論文を見てそう発表しているだけで、グーグルによる正式な発表ではないみたいです。

まぁ、でも最近は”量子コンピュータ開発成功”って記事をいろんなところで見る気がします。

それだけ実現に近づいているってことなんですかね。

前から、ブロックチェーンは量子コンピュータの登場によって終焉する的な話は良く言われていると思います。

ブロックチェーンの堅牢性を実現しているのは「公開鍵暗号」形式による暗号化の技術です。

暗号の複合には膨大な計算の時間がかかり、その間にも新しいブロックが連結されていきます。

そのため、全てのブロックチェーンの暗号を解いてデータの改ざんを行うことは現実的に不可能と言われています。

逆に言うと、とんでもない高速なコンピュータが生まれて、新しいブロックが連結される前に全てのブロックチェーンの暗号解析ができてしまえば、データの改ざんができてしまうかもしれないのです。

とはいえ、「公開鍵暗号」はインターネットでは一般的な暗号化方式ですし、もしそれが量子コンピュータの登場で簡単に破られることになるのであれば、ブロックチェーンの危機とか言ってる場合じゃないですよね。

世の中のあらゆるセキュリティシステムが脆弱化にさらされることになります。

実際に、記事の中には量子コンピュータに「耐性」をもっている暗号通貨の話も出てきますし。

単純に「超絶性能コンピュータの登場＝世の中の暗号技術終了」というわけでもないのかもしれません。

ブロックチェーンの技術もまだまだ発展途上と言うことでしょうね。

今後どのように進化していくのか、しっかりと追っていきたいと思います。

おわり。