近鉄のデジタル乗車券
こんにちは。
このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。
今日は気になる記事を一つご紹介します。
ブロックチェーン技術を用いたデジタル乗車券の実証実験を開始
ブロックチェーン技術の実証実験って、そもそも海外の事例が多いですし、実証実験の内容も難しくてあんまりぴんと来ないものばかりですが。
ようやく国内で、しかも身近なところでのユースケースが出来てきそうな予感です。
近鉄がブロックチェーン技術を利用した「デジタル乗車券」の実証実験を始めるとのこと。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000030542.html
ブロックチェーンとQRコードの技術を使って、改札でチケット買わなくてもスマホをかざして鉄道を利用できるようです。
最近はICカードの普及でわざわざ改札でチケット買う人も少ないと思いますが、「ICカードを持っていないといけない」という制約はありますよね。
ICカードも地域によって種類も違いますし、旅行者とかの視点で考えると数日しか過ごさない地域限定のICカード買っても、、、というのもあると思います。
QRだったらスマホあれば良いですし、余計なコストは発生しないですよね。
ただ、SUICAで使われているFELICAと比べて、高速に改札処理ができるのかなってのは気になるところです。
スマートコントラクトとデジタル地域通貨
QRのデジタル乗車券だけでは、ブロックチェーンじゃなくてもな、、、と思ったのですが。
プレスリリースを読んでみると、なるほど!
https://prtimes.jp/a/?f=d30542-20200129-4750.pdf
スマートコントラクト機能を活かした省力化の実現、MaaS やデジタル地域通貨などと組み合わせた新たなサービスの創出など、ブロックチェーン技術の社会実装を進めていきます。
単純にデジタル乗車券をブロックチェーンを使って提供するのではなくて、地域のデジタル通貨と連携できる、デジタル経済のプラットフォームを作ろうって考えなんですかね。
確かに、他の決済システムとの連携を考えると、ブロックチェーンの堅牢性や、スマートコントラクトが活用できるのかもしれません。
今後もこの様な地域向けのブロックチェーン活用例が増えてくるかもしれませんね。
おわり。