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FacebookのLibraと「バスケット型」通貨

こんにちは。

このブログでは、ブロックチェーン関連を中心としたテック系の情報の紹介をしております。

今日はまたFacebookのLibraについての記事を紹介しようと思います。

フェイスブック、リブラの新たな計画書を公開

こちらの記事です。

以前にもこのブログでLibraについて紹介してきました(こちら)が、久しぶりに続報が出てきました。

ローンチの時期が未定のままのLibraですが、新しい計画書が公開されたとのことです。

「バスケット型リブラ」と「単一型リブラ」

計画のひとつに、これまで目指していた「バスケット型」のリブラをやめ、「単一型」のリブラのモデルでサービスを開始するとのことです。

バスケット型?、、、ふむふむ、、、なんだそれ?

「単一型」というのは、ドルや円などの法定通貨と価値が一致していることを指しています。

「Libra USD(アメリカドル)」や「Libra EUR(ユーロ)」という単一型のLibraが準備されているようで、例えば1Libra USDは1米ドルと価値が一致しているものです。

常に米ドルと価値が一致しているので、ビットコインなどの仮想通貨の様に米ドルと比較した価値が変わることがなく、米ドルの代わりに使用することができます。

では、「バスケット型」とはどんなものでしょうか?

「バスケット型」は複数の法定通貨の組み合わせ

読んで字のごとく、「バスケット型」のLibraは複数の法定通貨をバスケットに詰め合わせたものを価値の裏付けにしているとのことです。

例えば、1Libraは以下の法定通貨を組み合わせた価値と一致させるというものです。

・米ドル=50%
・ユーロ=18%
・円=14%
・ポンド=11%
・シンガポールドル=7%

この様に、複数の法定通貨を組み合わせて使うことで、Libraの価値を安定させることを狙ったようです。

確かに、複数の通貨を組み合わせることで、どれかの通貨が暴落したりしても、ほかの通貨の価値で大きな損失を防ぐことができますね。

価値が大きくブレることのない、安定した通貨として利用することが可能です。

逆にここが気に食わなかったのか、Libraのこの構想は欧州から危険視され、結局「単一型」でサービスを開始することになったようです。

単一型ですと、電子マネーとあまり変わらないような立ち位置になってしまうかもしれないですね。

個人的には、「単一型」なのか「バスケット型」なのかよりも、Libraがどの様にウォレットを提供するようになるのかが気になっています。

今回もローンチ時期については語られずだったようで、そのあたりが明らかになるのはもう少し先かもしれないですが、楽しみに待っていようと思います。

おわり。

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